何故か異世界に召喚されたがまったりゆったりしながら生活していきたいと思います♪

この国の歴史。

勉強を頑張ると言ったは良いが、この国の歴史は思った以上に複雑だった。

「ですので、この男は民に嫌われ、貴族にも嫌われ、居場所をなくしてしまったのです。
後がなくなったこの男は王様に直接会いに行きました。
この時の王様はある意味いい人なんですけど、興味ない人には話は聞くけど何もしない。
助ける気なんてさらさらないんです。
この方は王様が私の話を聞いてくれていると思ったのか他の貴族達の悪口を話し始めたのです。
その途端、王様は近衛兵に拘束を命じたのです。
拘束された男は何が起きたのか分からず、呆然としていました。
何故自分が拘束をされているのか…。
王様は呆然としている男に冷たい目を向けこう言いました。
　
『お前は馬鹿なのか？そんな下らない話で私がお前を助けるとでも？
はっ、馬鹿馬鹿しい
お前が貴族達や、民に嫌われている事は知っている。でも、私は動かなかった。この意味が分かるか？
私はお前など興味ない。どうでもいい存在なのだ。
ただ、お前の親がこの国に色々貢献してくれていたからお前の今までの行いを多目に見ていたがお前は何かしてくれたか？
お前の親がしていた事をお前は何かしたか？してないだろ？
この国に何一つ貢献していないお前など要らない。』

それから王様は男を牢屋に入れ、平民に落としました。
この時の王様は民や貴族にあまり興味なく、国に貢献した者には少しだけ興味を向ける様な人でした。
さて、ここで問題です。
この王様の名前は？」

ハミュさんの説明を聞いていたらいきなり問題を出され焦ってしまった。
しかし、この王様の名前は変わった名前だったから覚えていた。

「ハビュール・スベートさん！」

元気良く答えた私にハミュさんは少し驚いていた。
今の国の様に人々が元気で活気のあった時代だったからだ。

「正解です。少し休憩しますか。」

朝から勉強をしていたから喉が渇いてしまった。
背伸びをしていたらハミュさんが紅茶を入れてくれた。
あったかい紅茶が疲れた体に染みる…。
暫くしてまた勉強を再開した。

「では、次は民に愛され、貴族に嫌われていた王様の話です。
まだまだ覚える事があるので頑張りましょう‼︎」