何故か異世界に召喚されたがまったりゆったりしながら生活していきたいと思います♪

文字の大きさ
58 / 65

買い物に来たのに事件が起きました⁉︎

しおりを挟む
美久は必死に追いかけていったが中々捕まえられず、段々とひったくり犯との間が開いていった。
しかし、必死になっていて気づかなかった。
ハミュさんや、おばさんに近づいたら駄目だと言われていた暗い路地裏に来てしまったのだ。
それに気づいた美久は直ぐに戻ろうとしたが、いつのまにか三人の人に囲まれてしまった。
隙間を抜けようとするが、無理だった。
すると、

「おい、お前。此処で何をしている。
此処はお前が来るようなところではない。」

三人の人のうちの男1が美久に何しに来たのかを尋ねた。
その言葉に美久は

「向こうの街で買い物をしていたのですが、財布を引ったくられて取り戻そうとして追いかけていたらいつの間にかこっちに…」

美久は三人を警戒しながら何故こっちまで来たのかを説明した。
警戒するのは当たり前だ。
見た感じ只者じゃ無いと直感したからでもある。
美久が警戒していると、男2が

「それは残念ですね。しかし、此処は危ないです。財布のことは忘れてさっさと帰りなさい。」

「そうだよ。財布のことは残念だけど、此処は君が思っている以上に危険なんだ。僕達がわざわざ教えてあげたんだから言う事聞いてよね。」

男2と、3に言われたが美久は話を聞いてなかった。
それよりも、男が三人と分かって更に警戒をした。
美久はちゃんと三人を見た。
三人とも真っ黒な服に、フードを深き被っている。
ズボンは見た事が無いので、この国の服なのだろう。
とても動きやすそうだ。
そんな事を考えていると

「おい!聞いているのか⁉︎さっさと帰れ…うゎっ」

男1が美久の肩を掴んで帰るようにいったその時、男の被っていたフードが取れて男の顔が見えたのだ。
男は慌ててフードを被り直したが、美久にバッチリと顔を見られてしまった。
三人は一ヶ所に集まり、何かを話していた。
美久はその三人を見て今のうちに逃げようとゆっくりと歩き出した。
しかし、ガシッと腕を掴まれ、逃げられなかった。

「おい、何処にいく。」

男1の質問に美久は頭にハテナを浮かべて答えた。

「え?帰ろうとしていたんですが…。だって、そこの人が帰れって言ったので帰るところです。」

美久の答えに三人は固まった。
美久は頭を傾げた。

「あの、手、話していただけませんか?帰りますから。」

「いや、返さねぇ、俺の顔を見られたからには帰れると思うな。
今からある所について来て貰う。
勿論拒否権は無い。
抵抗はするなよ?何するか分からないからな。」

男に脅し?を受けた美久は男に従った。
何故かって?男達の顔を何処かで見た事が有ると思った美久は何処で見たのか気になったので素直に従った。

男2に腕を掴まれたまま歩いていたら目の前が真っ暗になった。

「な、何?」

男3が

「今から行く所は秘密の所だ。
場所に着くまで目隠しをする。絶対に外すな。」

「はい。」

美久は素直に従った。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

幼い頃に、大きくなったら結婚しようと約束した人は、英雄になりました。きっと彼はもう、わたしとの約束なんて覚えていない

ラム猫
恋愛
 幼い頃に、セレフィアはシルヴァードと出会った。お互いがまだ世間を知らない中、二人は王城のパーティーで時折顔を合わせ、交流を深める。そしてある日、シルヴァードから「大きくなったら結婚しよう」と言われ、セレフィアはそれを喜んで受け入れた。  その後、十年以上彼と再会することはなかった。  三年間続いていた戦争が終わり、シルヴァードが王国を勝利に導いた英雄として帰ってきた。彼の隣には、聖女の姿が。彼は自分との約束をとっくに忘れているだろうと、セレフィアはその場を離れた。  しかし治療師として働いているセレフィアは、彼の後遺症治療のために彼と対面することになる。余計なことは言わず、ただ彼の治療をすることだけを考えていた。が、やけに彼との距離が近い。  それどころか、シルヴァードはセレフィアに甘く迫ってくる。これは治療者に対する依存に違いないのだが……。 「シルフィード様。全てをおひとりで抱え込もうとなさらないでください。わたしが、傍にいます」 「お願い、セレフィア。……君が傍にいてくれたら、僕はまともでいられる」 ※糖度高め、勘違いが激しめ、主人公は鈍感です。ヒーローがとにかく拗れています。苦手な方はご注意ください。 ※『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

お嬢様はお亡くなりになりました。

豆狸
恋愛
「お嬢様は……十日前にお亡くなりになりました」 「な……なにを言っている?」

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

娼館で元夫と再会しました

無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。 しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。 連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。 「シーク様…」 どうして貴方がここに? 元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!

処理中です...