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ハミュさんはお箸を置き、私の顔を良く見ながら言った。
「美久さん、私言いましたよね?何があっても裏路地に行かないと。
まぁ、財布が盗まれたら追いかけるかもしれませんがそれは置いといて、言いたい事が有ります。」
真剣な目に美久はハミュから顔を逸らす事が出来なかった。
「美久さん。」
「は、はい!」
「貴女には危機感というものは無いのですか?それとも何も起きないと思っているのですか?」
ハミュは美久が敵がいる所で眠ってしまった事を怒っているのだ。
それを分かったのか美久はシュンとした。
「いえ、危機感が無かった訳では無く、初めての街で、テンションが上がり、いつも以上に張り切りながら歩いていたせいもあり、目隠しをされたままベットに座ったら気づいたら眠っていたと言いますか…」
美久は言い訳を途中まで話してハミュの顔を見るのが怖くて顔を背けながら濁した。
叱られるんじゃ無いかと思い目を瞑ったが待っても何も聞こえなかった。
何でだ?と思いゆっくりと目を開けたら優しく微笑んでいるハミュさんの顔が見えた。
思わず目を見開いて『え?』と声に出した。
その声が聞こえたのかハミュは言った。
「もしかして私が貴女を怒鳴りつけると思いましたか?残念ながら私はそんな事はしません。まぁ、少し怒鳴りたくはなりましたがしません。
貴女が言っていたこの世界に来て初めての街、そしてテンションが上がった。
この言葉を聞いて私も思い出したんです。
私は此処から遠くの小さな村で生まれ育ちました。
そして勉強を頑張り、今の職につく事ができました。そしてこの城に来て仕事をし、初めての休みの日に街に行きました。その時はの感情は貴女と同じでした。
見た事が無い物や、人で溢れかえって聞こえる笑い声や、自分が知らない者が沢山あり、テンションが上がった事を…。
なので私は貴女を叱れません。
しかし、幾ら疲れていたとはいえ、何かが起きてからでは遅いのですよ⁉︎
幸い何も起きなかったようですし…。」
そう言ってハミュはため息をついた。
美久はそんなハミュを見て苦笑いをしつつ謝った。
「ハミュさん、約束守れなくてごめんなさい。次からは気をつけます。」
「はい。次からは気をつけてくださいね。で、話の続きですが、眠って起きてからは何か起きましたか?」
そこから又ご飯を食べながら詳しく説明していく。
「美久さん、私言いましたよね?何があっても裏路地に行かないと。
まぁ、財布が盗まれたら追いかけるかもしれませんがそれは置いといて、言いたい事が有ります。」
真剣な目に美久はハミュから顔を逸らす事が出来なかった。
「美久さん。」
「は、はい!」
「貴女には危機感というものは無いのですか?それとも何も起きないと思っているのですか?」
ハミュは美久が敵がいる所で眠ってしまった事を怒っているのだ。
それを分かったのか美久はシュンとした。
「いえ、危機感が無かった訳では無く、初めての街で、テンションが上がり、いつも以上に張り切りながら歩いていたせいもあり、目隠しをされたままベットに座ったら気づいたら眠っていたと言いますか…」
美久は言い訳を途中まで話してハミュの顔を見るのが怖くて顔を背けながら濁した。
叱られるんじゃ無いかと思い目を瞑ったが待っても何も聞こえなかった。
何でだ?と思いゆっくりと目を開けたら優しく微笑んでいるハミュさんの顔が見えた。
思わず目を見開いて『え?』と声に出した。
その声が聞こえたのかハミュは言った。
「もしかして私が貴女を怒鳴りつけると思いましたか?残念ながら私はそんな事はしません。まぁ、少し怒鳴りたくはなりましたがしません。
貴女が言っていたこの世界に来て初めての街、そしてテンションが上がった。
この言葉を聞いて私も思い出したんです。
私は此処から遠くの小さな村で生まれ育ちました。
そして勉強を頑張り、今の職につく事ができました。そしてこの城に来て仕事をし、初めての休みの日に街に行きました。その時はの感情は貴女と同じでした。
見た事が無い物や、人で溢れかえって聞こえる笑い声や、自分が知らない者が沢山あり、テンションが上がった事を…。
なので私は貴女を叱れません。
しかし、幾ら疲れていたとはいえ、何かが起きてからでは遅いのですよ⁉︎
幸い何も起きなかったようですし…。」
そう言ってハミュはため息をついた。
美久はそんなハミュを見て苦笑いをしつつ謝った。
「ハミュさん、約束守れなくてごめんなさい。次からは気をつけます。」
「はい。次からは気をつけてくださいね。で、話の続きですが、眠って起きてからは何か起きましたか?」
そこから又ご飯を食べながら詳しく説明していく。
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