差別対象は最強

影悪・ドレミ

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エイバ編 2つの正義

9話 どちらが正しい?

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エイバ「違う!僕じゃない…!」

何を言っても無駄だった。

僕の妹は異常者だった。妹は幼かったが、僕よりも頭が良かった。

ある日、隣の家の犬が死んでいた。

妹「お兄ちゃんがやったの!私…怖かった…(グスッ」

それは確かに妹がやった。しかし、妹は僕がやったといい、泣いた。座り込んでしまった妹を慰め、親は俺をまるで『汚れたモノ』を見るかの様な眼で見た

直ぐに警察を呼ばれた。警察が来るまでの三十分間、僕には誰も近寄らなかった。
妹が憎い。異常者が憎い。
僕も幼かったため、魔法は発動していなかった。だから、僕の魔法が強力だと勘違いされるのも無理はなかった。

(本当に、僕じゃないんだけどな。)

ああ、死んでしまうのか。

妹は本当に僕が魔法を使ったと思い込んだのか、意図的に僕に罪をなすり付けたのかは定かではなかった。しかし、いち早く自分の安全を確保した。
僕は出遅れた。ただ、それだけだった。
人生はどこで運命に左右されるか分からない。まぁ、今回は左右というか上下で、僕は落ちたけど。

僕はこの時、絶対に異常者を殺すと誓った。
翌々考えれば、全て妹のせいなんだ。妹が異常者なんかにならなければ僕は死ぬことは無かった。それに、妹は警察が来るのを待っているとき、

妹「可愛い妹の身代わりになれることを光栄に思ってね(ニコッ」

と言ってきた。

ああ、憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い。
これだから異常者は嫌いなんだ。

その後、僕はミカドさんに助けてもらった。リリエは仲良くしてくれたし、シツキさんは一緒に暮らした。いろいろな実験とか研究もして、少し楽しかった。

異常者なんてイカレテルやつばっかりだと思ってたけど、そうでもないのかな?と思い始めた。次第に、殺したくないと考え始めた。

異常者のせいで僕は殺されかけた。
コイツらを生かしておけばまた犠牲者が出る。

ー僕が殺す必要は無いー

僕の本当の魔法を見せれば、誤解は解ける。弱い魔法は意図的に使えるから、誤解を解くのは簡単だろう。1人につき魔法は1つしか使えないから、僕の魔法の弱さを見せつければ僕は社会復帰出来る。

…コイツらの事をチクれば…。

僕はミカドさんを裏切った。計画を盗み聞きした僕は、警察に告げ口をしたんだ。
リリエにはトイレに行くだったかな、そんな感じで適当に誤魔化しておいた。

リリエが死んだのは運がよかった。

残るはコイツ1人だけ。

僕が………


ー本当に、殺すのか?ー

この人達はいい人だった。

…やっぱり、シツキだけでも…。

そうだ、やっぱりやめよう。
こんなバカなこと…。

エイバ「明日が今日よりも早く来るモノってなーんだっ!」

このまま悪ふざけって事に…






シツキ「エイバ…死ね。」




僕は意識を失った。
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