妹さんが婚約者の私より大切なのですね

はまみ

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「サフィラ、そんなに悩むのなら、オリオン様に会って直接そのことを話してみてはどうかしら」

同じクラスメイトの友人、カタリナ嬢が言うのです。

「いくら妹君だからと言って、いつまでも自分だけの兄でいて欲しいと婚約者のあなたに言うなんて。

少し行き過ぎだと思うわ。

あなたが不愉快に思っていることは、婚約者本人に伝えておくほうがいいわ。」

「いえ、それは…」私は言葉を濁しました。オリオン様とは正直言ってそこまで打ち解けて話す仲ではないのです。

「でも悩みを抱えたまま、彼と結婚するつもりなの?

妹君はすでに立派な小姑だわ。

彼の家族のことだから、結婚後もずっとついてまわる問題だわよ。」

カタリナ様は私と違い、ものをはっきりおっしゃる方なのです。
それでは気まずい思いをするかもしれないと私が口にすると、カタリナ様はそんなことで駄目になるような間柄なら、最初からご縁を結ぶべきではないとまでおっしゃられるのです。
彼女の家は貴族でこそありませんが、かなり裕福なのです。

うちは子爵ですが、カタリナ様の家の方がおそらく少しばかり裕福でしょう。

カタリナ様の強い心が羨ましい。カタリナ様はきっぱりとされた気持ちのよい方です。

自分のやりたいことは押し通し、我慢はしない方です。だからでしょうか、何事にも頑張って常に明るくいられる方なのです。

「オリオン様にお手紙を書いてデートにお誘いしても、フローラ様がついてこられるの。お話は難しいわ」

「そうだわ!今度の学園祭に行くのはどうかしら?」

近々、オリオン様の通っている学園で学園祭があるのです。
他校の生徒にも開放されているし、休日なので遊びに行っても問題ありません。

うまく会ってお話できればいいのですけど…

学園祭に行きます、会ってぜひお話したいですわ、と手紙でも書いてみようかしら。

「学園祭に行くんなら、気合入れて着飾らないとね。そこが肝心よ!

彼に自分の魅力に気づいてもらわないとね!
もう妹なんかよりあなたに夢中にさせたらいいわよ!」カタリナ様はウインクしました。
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