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私は驚きのあまり言葉を口にすることができませんでした。
フローラ様はまだ衝撃的なお話を続けておられます。
「私達は、兄妹として育ちました。
私がお兄様が実の兄ではないと知ったのは、本当につい最近のことなのです。
それまでは家族であり肉親でした。
実の兄と思ってきた相手を、夫として迎えるなんて無理です!」
フローラ様はブルッと体を震わせました。
「…でも、お兄様は、私が本当の妹ではないことはご存知だったようなのです…」
フローラ様の話によると、オリオン様は、幼少時にすでに、ご両親の会話を耳にして自分が実の息子ではないと知ってしまったようなのです。
「お兄様は私にこう言いました…
『フローラ、君が実の兄妹ではないことを知らなかったとは思わなかった。
あんなに僕にくっついて来ていたから、てっきり君も本当の兄妹ではないことを知っていて、異性としての僕を好きなんだとばかり思っていたよ。
でも僕は嫡男としてドモス子爵家へ迎えられていた。
さすがに、君と結ばれるためだけのことに、籍を抜け嫡男でなくなることは、したくなかった。
だから僕は、誰かを娶っても、君のことは生涯僕のそばに置いてあげようと思っていたんだ。
フフ、そろそろ手ほどきなんかしてあげようかとも思ってたんだけどね。』
…お兄様がそんな恐ろしいことを考えておられるなんて思いませんでしたの!
私は、そんなことは無理ですと申し上げたのですが…お兄様は、
『へえ、兄妹としか思えないから夫にはできないって?
それなら、結婚したら、夫と思えるようにしっかり体に教えてあげるよ。
ハハ、兄妹としか思えないと拒否しているのに、夫へと変わらざるを得ないフローラの葛藤が見られるなんてね。
それもまた一興だね!』なんて言うのです!
私、お兄様がこんな方だなんて思いませんでした!」
フローラ様は続けて言いました。
「でもこれを避ける手段があるのです!
お義姉様が、お兄様の婚約者に戻って頂けたら、私はお兄様と結婚しなくて済むのですわ!
サフィラ様、お兄様がお好きなのでしょ?
もう邪魔など決していたしませんから、どうかどうか、婚約者に戻ってください!
しっかりしたお義姉様が嫁に来られるなら、世間の目も今ほど厳しくはなくなると思うんです!
お父様お母様も、お兄様を嫡男に戻すことだってできますわ!
だって、未だに二人とも、お兄様を世間の目に負けて後継ぎから外したことを、後悔されてるんですもの。
きっと嫡男に戻すはずですわ。
そうしたら、私だって、晴れてロズウェル伯爵令息様と結ばれると思うんです!」
「それはお断りいたします。
…フローラ様、以前おっしゃっていましたわよね。私だけのお兄様が欲しいと。
願いが叶って、本当に良かったと思いますわ。」
フローラ様はまだ衝撃的なお話を続けておられます。
「私達は、兄妹として育ちました。
私がお兄様が実の兄ではないと知ったのは、本当につい最近のことなのです。
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それもまた一興だね!』なんて言うのです!
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「でもこれを避ける手段があるのです!
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きっと嫡男に戻すはずですわ。
そうしたら、私だって、晴れてロズウェル伯爵令息様と結ばれると思うんです!」
「それはお断りいたします。
…フローラ様、以前おっしゃっていましたわよね。私だけのお兄様が欲しいと。
願いが叶って、本当に良かったと思いますわ。」
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