妹さんが婚約者の私より大切なのですね

はまみ

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実を申しますと…

私の新しい婚約者様は、何とジルベール様なのです!

先日、カタリナ嬢が先に帰られた後の喫茶店の中で、

ジルベール様から、将来を考えたつきあいをしたいと申し込みを受けたのです。

「…いきなりこんな喫茶店のような場所で申し訳ない。

後日、正式に、プロポーズさせてほしい。」

何でもジルベール様は、ご学友のカイル君が、エレナさんへ告白をためらっているうちにオリオンにとられてしまった、今はエレナさんとつきあえてるけど、オリオンの横入りを許してしまったことを後悔しているんだ、という話を聞いて、

好きな女性には素直に思いを打ち明けないと、もたついていると他の相手にとられる、急がないと!と思われたそうなのです。

「…共に遊んでいた幼い頃は、まだ異性として意識はしてなかったんだけどね。

成長して綺麗になった君を見た時…

僕を見て助けを求めて泣いている君を見た時…

サフィラのことを、ずっと守ってゆきたいと、心の内に思ったんだ」

…私、どうやら、ジルベール様の庇護欲をそそる振る舞いをしていたようですわ…

意図的なものではなかったのですけど…

少し時をおいて、本日は、我が家にジルベール様がお越しなのです。

正式なプロポーズをされに来られたのです。

ジルベール様は膝まずき、私に手を差し伸べました。

「サフィラ嬢。どうか僕と共に人生を歩んで頂けないだろうか。」

「…喜んで」私がジルベール様の手をとると、彼は私の手を引いて、部屋から出ました。

「婚約をサフィラ嬢に受けて頂きました。」

ジルベール様が、外で待っていた両親と弟のルイスに向かい話すと、「おめでとう!」と家族の皆が私達を祝福してくれました。

侍女テレサが、涙を拭いながら、床に季節の花を撒いております。

挙式しているわけではないのに、少し気が早いんじゃないかしら!

でも、皆、気にしたふうではないようです。

私はこの幸せな日は、一生忘れないと思います。

そう、光景を切り抜いて、絵画のように飾りたい。

絵画の名は、「幸せな未来」。

最初の婚約のように、部外者だと感じることは、全くありませんわ…

そういえばオリオン様は、その後、熱病でご自慢の美貌を損なわれてしまったようなのです…

もしかしたら、女性達との遊びが尾を引いたのかもしれません…そこまでわかりませんが。

オリオン様とフローラ様はその状態で結局ご結婚されました。

あの方達のことは、私は最後まで部外者だったように思うのです。
ですから、何があろうが、関係ございません。

私は、自分の家族、そして将来の家族となるジルベール様との御縁を、大切にしていこうと思います。

輝く未来を信じて。





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みんなの感想(1件)

marie4869
2026.02.01 marie4869

16話がなくて、17話がアップされてますよ。

2026.02.09 はまみ

ご連絡、どうもありがとうございます。

解除

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