なんか人類滅亡直前の世界で勇者召喚にて大ハズレみたいな顔をされた【弱体術師】の俺ですが、実は人生4周目にて過去には【勇者】の実績もある最強

どうやって大陸に兵士を送るか...？

「まあ...和希様の現在の実力は分かりました。しかし、結局は船ができるまでは待ち時間がありますよね？　それはどうしましょうか？」

　私の問いに彼はこう答える。

「確かにな。普通ならそうだが船ができるまで待っていると他の大陸の人類も滅亡してしまう可能性が出てくるだろう？　だったら小さい大陸にはこいつらを派遣すればいい」

「それはどう言う...」

　私が言い切る前に彼は新たな人物達を召喚し始めた。

「【ドレイク騎士団・超龍騎兵】×100

【ドレイク騎士団・大龍騎兵】×100

【ドレイク騎士・龍騎兵】×100

【ドレイク騎士団・地龍騎兵】×100

【ドレイク騎士団・超天馬兵】×100

【ドレイク騎士団・大天馬兵】×100

【ドレイク騎士団・天馬兵】×100

　こいつらで海を渡る」

　いきなり王城の外に空・を・飛・べ・る・騎・士・団・員・が・登・場・し・ま・し・た・！！！

「これは！　ペガサスナイトにドラゴンナイト！？　こんな上級職を持つ騎士たちをこんなに沢山召喚できるなんて...！！！」

「レベルが200を超えた証だな。今の俺であれば下級兵ならそれぞれ1000人は呼び出せるが、上級職を含むならこのくらいが限界だ。ネームドキャラはコストが高いからしばらくの間はグレインとミルティ、そしてス・ノ・ウ・と・ラ・セ・ル・に頑張ってもらうか」

　彼はそう呟くと再び召喚に入る。

「【スノウ】【獣王の娘・ラセル・メイ・ダラーン】姿を現せ！」

　そう呟くと彼の前に白い髪と白い肌を晒すミルティに似た人物と鬼のような角を持つ褐色の金髪ツインテール少女の2人が姿をあらわしました。

「和希、なんか久しぶりだね」

「高坂和希様。私は貴方様の忠実なる配下。いかようにもお使いください」

　スノウと呼ばれた少女は基本的にラフな感じで、ラセルと呼ばれた少女は見た目の蛮族感とは異なりかなりいい育ちっぽい感じがするのでした。