TS系最弱な美幼女魔王ちゃんとなった俺は、何故か自分が生み出した使い魔達と無敵のダンジョンを作ることになったんだが!!

ルシェ(Twitter名はカイトGT)

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サラのよくない噂

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「サラ?、あの小娘はアリカ様のペットになったんでしょ?」

「サラ様?、ああ、市民の事も考えないで遊び呆けていた無能貴族嬢ね、アリカ様がこの町の支配者になってくれらおかげで税金がだいぶ軽くなったからもういらないわよ」

「アリカ様、私たちの町を救ってくれてありがとう!!、これお礼!」

 そう言われた俺は少女から一輪の花をもらった。
 キャッキャッと嬉しそうに駆けていく姿を見ていると心が和むのだが、どうしてもサラのやつが気になる。
 俺はもういいと言ったのだが、彼女は自ら首輪をつけて俺にリードを持ってもらい四つん這いで歩いていた。

「アリカ様~...♡」

「サラお前...、本当に村人から嫌われてんのな」

「そんな事どうでもいいです~...♡、私にはアリカ様さえ居てくれればほかに何もいりません♡」

 俺はため息をついてもう一度今の状況を振り返る。
 俺はあの後町にかかっている税金などを見直したのだが...。

 ~ちょっと前~

「消費税50%ぉぉぉ!!!?」

 俺は目を疑った。

「これも!!これも!!!、税金の絞り方が素人目線でも見てもおかしいだろ!!」

 俺は素人ながら屋敷に残っていた者達から話を聞いたのだが、やはり悪政を超えてヤベー町だったと言う事がどんどん明るみに出てくるのだった。

「なしなしなし!!、こんな政治を続けてたら完全にこの町が機能しなくなるだろうが!!、俺が侵略したからにはこの町の消費税は2%でいい!!」

(政治とか興味ないし、ここは民衆の支持を得ていた方がいいよな?)

 この言葉を皮切りに民衆が俺を支持し始めたのだ。

 ~現在~

 思惑通りに事が運びすぎてちょっと怖いのだが、このサラとか言う娘の頭の悪さがどんどん出てきて少し面白かった。

「サラ...、お前本物のアホか?」

「はい♡、私は無能お間抜け貴族ですぅ♡...」

「そんな事をきいているのではない!!、俺が聞きたいのはあんな政策で本当に大丈夫だと思っていたのかと聞きたいんだ!!」

 俺がそこまで叫ぶと彼女は小首を傾げる。

「?...、いえ...私は基本何もしてませんよ」

「何もしていない?」

「はい、そう言う事柄に全く興味がなかったので、この町の政策は全て1ヶ月に一回送られてくる使者が全てまかなっていました、まあ、表向きは私がやっているように振舞っていましたけど...」

「...はぁ!?、じゃあお前一体誰にそそのかされていたんだ!?」

「お母さん!!」

 人差し指をピンと伸ばしてアホ面を笑顔にして語る彼女は少し可愛いとか言っている場合ではない!。

「おい!ちょっと詳しく聞かせろ!!」

 俺は公園のベンチに座りながら彼女の話を聞く事にした。
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