75 / 968
サラのよくない噂
しおりを挟む
「サラ?、あの小娘はアリカ様のペットになったんでしょ?」
「サラ様?、ああ、市民の事も考えないで遊び呆けていた無能貴族嬢ね、アリカ様がこの町の支配者になってくれらおかげで税金がだいぶ軽くなったからもういらないわよ」
「アリカ様、私たちの町を救ってくれてありがとう!!、これお礼!」
そう言われた俺は少女から一輪の花をもらった。
キャッキャッと嬉しそうに駆けていく姿を見ていると心が和むのだが、どうしてもサラのやつが気になる。
俺はもういいと言ったのだが、彼女は自ら首輪をつけて俺にリードを持ってもらい四つん這いで歩いていた。
「アリカ様~...♡」
「サラお前...、本当に村人から嫌われてんのな」
「そんな事どうでもいいです~...♡、私にはアリカ様さえ居てくれればほかに何もいりません♡」
俺はため息をついてもう一度今の状況を振り返る。
俺はあの後町にかかっている税金などを見直したのだが...。
~ちょっと前~
「消費税50%ぉぉぉ!!!?」
俺は目を疑った。
「これも!!これも!!!、税金の絞り方が素人目線でも見てもおかしいだろ!!」
俺は素人ながら屋敷に残っていた者達から話を聞いたのだが、やはり悪政を超えてヤベー町だったと言う事がどんどん明るみに出てくるのだった。
「なしなしなし!!、こんな政治を続けてたら完全にこの町が機能しなくなるだろうが!!、俺が侵略したからにはこの町の消費税は2%でいい!!」
(政治とか興味ないし、ここは民衆の支持を得ていた方がいいよな?)
この言葉を皮切りに民衆が俺を支持し始めたのだ。
~現在~
思惑通りに事が運びすぎてちょっと怖いのだが、このサラとか言う娘の頭の悪さがどんどん出てきて少し面白かった。
「サラ...、お前本物のアホか?」
「はい♡、私は無能お間抜け貴族ですぅ♡...」
「そんな事をきいているのではない!!、俺が聞きたいのはあんな政策で本当に大丈夫だと思っていたのかと聞きたいんだ!!」
俺がそこまで叫ぶと彼女は小首を傾げる。
「?...、いえ...私は基本何もしてませんよ」
「何もしていない?」
「はい、そう言う事柄に全く興味がなかったので、この町の政策は全て1ヶ月に一回送られてくる使者が全てまかなっていました、まあ、表向きは私がやっているように振舞っていましたけど...」
「...はぁ!?、じゃあお前一体誰にそそのかされていたんだ!?」
「お母さん!!」
人差し指をピンと伸ばしてアホ面を笑顔にして語る彼女は少し可愛いとか言っている場合ではない!。
「おい!ちょっと詳しく聞かせろ!!」
俺は公園のベンチに座りながら彼女の話を聞く事にした。
「サラ様?、ああ、市民の事も考えないで遊び呆けていた無能貴族嬢ね、アリカ様がこの町の支配者になってくれらおかげで税金がだいぶ軽くなったからもういらないわよ」
「アリカ様、私たちの町を救ってくれてありがとう!!、これお礼!」
そう言われた俺は少女から一輪の花をもらった。
キャッキャッと嬉しそうに駆けていく姿を見ていると心が和むのだが、どうしてもサラのやつが気になる。
俺はもういいと言ったのだが、彼女は自ら首輪をつけて俺にリードを持ってもらい四つん這いで歩いていた。
「アリカ様~...♡」
「サラお前...、本当に村人から嫌われてんのな」
「そんな事どうでもいいです~...♡、私にはアリカ様さえ居てくれればほかに何もいりません♡」
俺はため息をついてもう一度今の状況を振り返る。
俺はあの後町にかかっている税金などを見直したのだが...。
~ちょっと前~
「消費税50%ぉぉぉ!!!?」
俺は目を疑った。
「これも!!これも!!!、税金の絞り方が素人目線でも見てもおかしいだろ!!」
俺は素人ながら屋敷に残っていた者達から話を聞いたのだが、やはり悪政を超えてヤベー町だったと言う事がどんどん明るみに出てくるのだった。
「なしなしなし!!、こんな政治を続けてたら完全にこの町が機能しなくなるだろうが!!、俺が侵略したからにはこの町の消費税は2%でいい!!」
(政治とか興味ないし、ここは民衆の支持を得ていた方がいいよな?)
この言葉を皮切りに民衆が俺を支持し始めたのだ。
~現在~
思惑通りに事が運びすぎてちょっと怖いのだが、このサラとか言う娘の頭の悪さがどんどん出てきて少し面白かった。
「サラ...、お前本物のアホか?」
「はい♡、私は無能お間抜け貴族ですぅ♡...」
「そんな事をきいているのではない!!、俺が聞きたいのはあんな政策で本当に大丈夫だと思っていたのかと聞きたいんだ!!」
俺がそこまで叫ぶと彼女は小首を傾げる。
「?...、いえ...私は基本何もしてませんよ」
「何もしていない?」
「はい、そう言う事柄に全く興味がなかったので、この町の政策は全て1ヶ月に一回送られてくる使者が全てまかなっていました、まあ、表向きは私がやっているように振舞っていましたけど...」
「...はぁ!?、じゃあお前一体誰にそそのかされていたんだ!?」
「お母さん!!」
人差し指をピンと伸ばしてアホ面を笑顔にして語る彼女は少し可愛いとか言っている場合ではない!。
「おい!ちょっと詳しく聞かせろ!!」
俺は公園のベンチに座りながら彼女の話を聞く事にした。
0
あなたにおすすめの小説
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
転生したら『塔』の主になった。ポイントでガチャ回してフロア増やしたら、いつの間にか世界最強のダンジョンになってた
季未
ファンタジー
【書き溜めがなくなるまで高頻度更新!♡٩( 'ω' )و】
気がつくとダンジョンコア(石)になっていた。
手持ちの資源はわずか。迫りくる野生の魔物やコアを狙う冒険者たち。 頼れるのは怪しげな「魔物ガチャ」だけ!?
傷ついた少女・リナを保護したことをきっかけにダンジョンは急速に進化を始める。
罠を張り巡らせた塔を建築し、資源を集め、強力な魔物をガチャで召喚!
人間と魔族、どこの勢力にも属さない独立した「最強のダンジョン」が今、産声を上げる!
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる