146 / 968
モンスターバトルトーナメントinカザイ
しおりを挟む
「モンスターバトルトーナメント?」
「はいっ!、俺はしばらくの間そこに行きますので休暇を申請しに来ました」
ユカの奴が妙にやる気満々で俺に部屋に現れてはそう言ってきたので、興味がそそられる。
「これって前に言っていた賞金がもらえる大会か?」
「はいっ、ベスト8以内であれば賞金が出ますね、もっとも...モンスターテイマーとしては賞金よりも1位という栄光の方が大切ですが」
(賞金か...ふふふ...♡)
また要らぬ妄想をしてしまう俺。
(賞金さえあれば、この国をもっと豊かにできるかも知れないな...、そうでなくても金はいくらあっても困らんし出てみる価値はある!)
「よしっ!俺もテイマーとして参加する!日時と場所はいつだ!」
「一ヶ月後のカザイという国です、アリカ様も出場するのであれば、俺も最高のパーティで挑むしかありませんね」
「ふふふ...、俺最強の面子を揃えてくるから覚悟しておけよ」
「はいっ!」
俺とユカの間に激しい火蓋が切って落とされた。
こうしてはいられない、最初っから全力のパーティを集めるため出かける俺。
(やっぱり俺の最強メンバーといえば...、ルキィは入るよな?、あいつめっちゃ強いし頼りになる!、まあちょっと体売れば手伝ってくれるだろう)
そんな軽い気持ちで望んだ結果。
「ごめんなさいね...、その日は空いてないの...」
「はっ!?なんで!?」
「ごめんなさいね、アリカちゃんにも言えないの」
(ぐぬぬ...こう言うこともあるんだな...、まあいい、次だ)
彼女は諦めましたが、次は期待値が高い。
~ドコカの町の館~
この町には彼女がいます。
そう、俺の推薦でこの町の長となっている彼女が...。
「ロムパ実は相談が...」
「断る」
「はやっ!?、話くらい聞いてよ!」
一瞬で断られてしまったことを怒ると、彼女はこう呟きました。
「基本的に我は自分が面白いと思わなければ動かないのだ、今回の件はおそらく面倒ごとだろう?」
「ぐぬぬ...」
何も言い返せない。
どう考えても彼女にとって面倒ごとだということは紛れも無い事実であり真実なのです。
でも一応聞いてみることにしました。
「実は一ヶ月後...」
「くどい!」
俺はその言葉と同時に闇の波動で外に押し出されてしまったのです。
「うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
無様にぐるぐる回転しながら外に出された時には、しっかり目を回して地べたに座り込んでしまいました。
「くそ~...、俺がもし優勝しても賞金分けてやらないからな!...ぐすん...」
半泣きになりながらも俺はもう一人のあてにすがることにします。
(本命2人がダメだったとなれば...、あいつだけは絶対にパーティに入れなくては!)
俺は気を取りなおし、彼女の元へと走るのでした。
「はいっ!、俺はしばらくの間そこに行きますので休暇を申請しに来ました」
ユカの奴が妙にやる気満々で俺に部屋に現れてはそう言ってきたので、興味がそそられる。
「これって前に言っていた賞金がもらえる大会か?」
「はいっ、ベスト8以内であれば賞金が出ますね、もっとも...モンスターテイマーとしては賞金よりも1位という栄光の方が大切ですが」
(賞金か...ふふふ...♡)
また要らぬ妄想をしてしまう俺。
(賞金さえあれば、この国をもっと豊かにできるかも知れないな...、そうでなくても金はいくらあっても困らんし出てみる価値はある!)
「よしっ!俺もテイマーとして参加する!日時と場所はいつだ!」
「一ヶ月後のカザイという国です、アリカ様も出場するのであれば、俺も最高のパーティで挑むしかありませんね」
「ふふふ...、俺最強の面子を揃えてくるから覚悟しておけよ」
「はいっ!」
俺とユカの間に激しい火蓋が切って落とされた。
こうしてはいられない、最初っから全力のパーティを集めるため出かける俺。
(やっぱり俺の最強メンバーといえば...、ルキィは入るよな?、あいつめっちゃ強いし頼りになる!、まあちょっと体売れば手伝ってくれるだろう)
そんな軽い気持ちで望んだ結果。
「ごめんなさいね...、その日は空いてないの...」
「はっ!?なんで!?」
「ごめんなさいね、アリカちゃんにも言えないの」
(ぐぬぬ...こう言うこともあるんだな...、まあいい、次だ)
彼女は諦めましたが、次は期待値が高い。
~ドコカの町の館~
この町には彼女がいます。
そう、俺の推薦でこの町の長となっている彼女が...。
「ロムパ実は相談が...」
「断る」
「はやっ!?、話くらい聞いてよ!」
一瞬で断られてしまったことを怒ると、彼女はこう呟きました。
「基本的に我は自分が面白いと思わなければ動かないのだ、今回の件はおそらく面倒ごとだろう?」
「ぐぬぬ...」
何も言い返せない。
どう考えても彼女にとって面倒ごとだということは紛れも無い事実であり真実なのです。
でも一応聞いてみることにしました。
「実は一ヶ月後...」
「くどい!」
俺はその言葉と同時に闇の波動で外に押し出されてしまったのです。
「うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
無様にぐるぐる回転しながら外に出された時には、しっかり目を回して地べたに座り込んでしまいました。
「くそ~...、俺がもし優勝しても賞金分けてやらないからな!...ぐすん...」
半泣きになりながらも俺はもう一人のあてにすがることにします。
(本命2人がダメだったとなれば...、あいつだけは絶対にパーティに入れなくては!)
俺は気を取りなおし、彼女の元へと走るのでした。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
198
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる