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モンスター売買
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モンスターの売り買いはこの業界では良くあることだ。
要らなくなったモンスターを他のテイマーに売ったりするのは合法としている所がほとんどである。
だが...、俺はこの制度に少し疑問を抱いている。
買うのはともかく売るというのはモンスターに対する冒涜になるのではないのかと...。
なぜ買うのが良くて売るのがダメだと俺が考えるのは、結局やり方次第なのである。
例えば、テイマーが育てたモンスターの食用肉を買って食べる...、これはいいと思う。
テイマーが汗水流して育てた魔物を他人に美味しくいただいて貰えるのであれば、それはそれで自然に存在する食物連鎖の糧になったと言えるからだ。
だが...、食べるのではなくただ痛めつける為だけに買われたモンスターはどうだろう?。
毎日鬱憤ばらしのために顔をえぐられ体を切り刻まれ、絶命するその時まで延々と弄られたモンスターに果たして人権の様な物があったと言えるのだろうか?、それの自然の摂理でもなんでもなく、ただ個人の趣味の為だけに保有されている者達にも言えることではあるが...。
いや...、よく考えれば俺もテイマーとしてモンスターをテイムしている時点で同じではある。
ただ...、自分が飼ったモンスターを大事にしない奴は何なのかと言いたいのだ。
合成は確かにひどい行為かもしれないが、それもモンスター特有の強くなりたいという気持ちからくる自然の摂理を人間が促してやっているに過ぎないのだ。
モンスターは他のモンスターを食う事で力を増す。
勿論強化や鍛錬でも強くはなるが、ある一定数に達すると他の強い生命を食わなければ強くなれないのだ。
条件が違う者も確かに存在するが、殆どのモンスターは限界値を越えるために他のモンスターを食らう必要がある。
それが合成。
自分よりも位階の高い者の血肉を得ることで大抵の魔物は強くなる。
その位階の差が大きければ大きいほど成長率は上がるが、基本的に位階の低いモンスターは位階の高い者に勝つことはできない。
なぜなら、位階の高い者は基本的に実力の高い事がほとんどだからである。
性交もその条件に当てはまるのだが、それは一度置いておく。
モンスターと人間の共存は結局の所俺自身のエゴを他人も押し付けているだけなのかも知れない...。
だけどそれを実行しようとしている者と出会って俺は変われたと思う。
だからこそ...、俺はこれから先、ホウザの様なモンスターを性欲のはけ口だけにしている者達を許せないのだ。
人間とモンスターは体の構造が違う。
ので、性交したとしても強くなることは無いし、孕む事も稀である。
それを嬉々として行う彼の所業は俺にとって不快感極まりないのだ。
だから俺は戦う決心を決める...。
例え...、俺の元パートナーの面影があるモンスターが相手になったとしても!。
要らなくなったモンスターを他のテイマーに売ったりするのは合法としている所がほとんどである。
だが...、俺はこの制度に少し疑問を抱いている。
買うのはともかく売るというのはモンスターに対する冒涜になるのではないのかと...。
なぜ買うのが良くて売るのがダメだと俺が考えるのは、結局やり方次第なのである。
例えば、テイマーが育てたモンスターの食用肉を買って食べる...、これはいいと思う。
テイマーが汗水流して育てた魔物を他人に美味しくいただいて貰えるのであれば、それはそれで自然に存在する食物連鎖の糧になったと言えるからだ。
だが...、食べるのではなくただ痛めつける為だけに買われたモンスターはどうだろう?。
毎日鬱憤ばらしのために顔をえぐられ体を切り刻まれ、絶命するその時まで延々と弄られたモンスターに果たして人権の様な物があったと言えるのだろうか?、それの自然の摂理でもなんでもなく、ただ個人の趣味の為だけに保有されている者達にも言えることではあるが...。
いや...、よく考えれば俺もテイマーとしてモンスターをテイムしている時点で同じではある。
ただ...、自分が飼ったモンスターを大事にしない奴は何なのかと言いたいのだ。
合成は確かにひどい行為かもしれないが、それもモンスター特有の強くなりたいという気持ちからくる自然の摂理を人間が促してやっているに過ぎないのだ。
モンスターは他のモンスターを食う事で力を増す。
勿論強化や鍛錬でも強くはなるが、ある一定数に達すると他の強い生命を食わなければ強くなれないのだ。
条件が違う者も確かに存在するが、殆どのモンスターは限界値を越えるために他のモンスターを食らう必要がある。
それが合成。
自分よりも位階の高い者の血肉を得ることで大抵の魔物は強くなる。
その位階の差が大きければ大きいほど成長率は上がるが、基本的に位階の低いモンスターは位階の高い者に勝つことはできない。
なぜなら、位階の高い者は基本的に実力の高い事がほとんどだからである。
性交もその条件に当てはまるのだが、それは一度置いておく。
モンスターと人間の共存は結局の所俺自身のエゴを他人も押し付けているだけなのかも知れない...。
だけどそれを実行しようとしている者と出会って俺は変われたと思う。
だからこそ...、俺はこれから先、ホウザの様なモンスターを性欲のはけ口だけにしている者達を許せないのだ。
人間とモンスターは体の構造が違う。
ので、性交したとしても強くなることは無いし、孕む事も稀である。
それを嬉々として行う彼の所業は俺にとって不快感極まりないのだ。
だから俺は戦う決心を決める...。
例え...、俺の元パートナーの面影があるモンスターが相手になったとしても!。
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