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何故だ!?
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「何故だ!?」
俺は思わず玉座でそう呟く。
「あれから1ヶ月は経ったよな?」
俺はサイラ王国とアリカ王国の仕事で大量の時間をかけていたとは言え、リウの捜索にも使いを放ち続けて早くも1ヶ月。
未だにギサラの情報もリウの情報も掴めていない事に腹を立てていたのだ。
(確かに国の運営も大切だが、そろそろ何かめぼしい進展が欲しいよな...)
まあ...、そんなに上手いこと物事が運ぶ筈が無いなと静かに苦笑していると...。
バタン!!。
突然謁見の間にチュリアが入り込んできた。
「なんだ騒々しい!!」
俺は怒ったような声でそう叫んだのだが、彼女が腕に抱えているものを見て驚いてしまった。
全身から血が滲み出ている、リス種の男の子だ。
チュリアと同じ種族のようで、見た目はかなり似ているように見えるが、今はそれどころではない。
「おい!?どうしたんだその子!!」
チュリアから説明を聞くと、どうやらアリカ城の門の前に倒れていたらしく、街の門からアリカ城の門までの間に大量の出血痕が見られたらしい。
それでこの子を生き延びたせるにはキャラメイキングしか無いと彼女は判断したらしいのだ。
結果からいってそれは間違いではなく、寧ろ正解だろう。
この子の傷を見る限り、通常の治療では治せそうにもない。
俺はとりあえずキャラメイキングの準備に入る。
今回は大急ぎなのであまり余計な要素を入れないようにしよう...。
(男の子...、リスのモンスター...、可愛い♡)
「キャラメイキング!!」
指ぱっちんでリスの男の子に魔法をかける!!。
いつものように魔法をかけたのだが、派手な演出は無く、普通に終わってしまった。
「あれっ?いつもの乱気流は?」
あまりの手応えの無さに戸惑っていたのだが、どうやら傷は完治しているようだったので一安心だ。
そう思っていると、男の子のリスが俺の方に視線を向けてくる...。
「あんたがアリカか?」
「そうだが...」
治療してやったお礼も言わないとは図々しいやつだなと感じていると...。
「頼む!!、ギサラって奴から村を救ってほしい!!」
「はっ?ギサラ!?」
意外な所で重要な情報を得てしまった!。
俺はその名前を聞くと、すぐ様少年の話に耳を傾けるのだった...。
俺は思わず玉座でそう呟く。
「あれから1ヶ月は経ったよな?」
俺はサイラ王国とアリカ王国の仕事で大量の時間をかけていたとは言え、リウの捜索にも使いを放ち続けて早くも1ヶ月。
未だにギサラの情報もリウの情報も掴めていない事に腹を立てていたのだ。
(確かに国の運営も大切だが、そろそろ何かめぼしい進展が欲しいよな...)
まあ...、そんなに上手いこと物事が運ぶ筈が無いなと静かに苦笑していると...。
バタン!!。
突然謁見の間にチュリアが入り込んできた。
「なんだ騒々しい!!」
俺は怒ったような声でそう叫んだのだが、彼女が腕に抱えているものを見て驚いてしまった。
全身から血が滲み出ている、リス種の男の子だ。
チュリアと同じ種族のようで、見た目はかなり似ているように見えるが、今はそれどころではない。
「おい!?どうしたんだその子!!」
チュリアから説明を聞くと、どうやらアリカ城の門の前に倒れていたらしく、街の門からアリカ城の門までの間に大量の出血痕が見られたらしい。
それでこの子を生き延びたせるにはキャラメイキングしか無いと彼女は判断したらしいのだ。
結果からいってそれは間違いではなく、寧ろ正解だろう。
この子の傷を見る限り、通常の治療では治せそうにもない。
俺はとりあえずキャラメイキングの準備に入る。
今回は大急ぎなのであまり余計な要素を入れないようにしよう...。
(男の子...、リスのモンスター...、可愛い♡)
「キャラメイキング!!」
指ぱっちんでリスの男の子に魔法をかける!!。
いつものように魔法をかけたのだが、派手な演出は無く、普通に終わってしまった。
「あれっ?いつもの乱気流は?」
あまりの手応えの無さに戸惑っていたのだが、どうやら傷は完治しているようだったので一安心だ。
そう思っていると、男の子のリスが俺の方に視線を向けてくる...。
「あんたがアリカか?」
「そうだが...」
治療してやったお礼も言わないとは図々しいやつだなと感じていると...。
「頼む!!、ギサラって奴から村を救ってほしい!!」
「はっ?ギサラ!?」
意外な所で重要な情報を得てしまった!。
俺はその名前を聞くと、すぐ様少年の話に耳を傾けるのだった...。
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