625 / 968
世界最強最速潜水軍艦!!『ミレイア=しゃわ〜☆』誕生!!
しおりを挟む
翌日、再び演習が行われたが...。
「うぉっ!!、スピードが段違いに上がってる!!」
とか。
「旋回性能が従来の30倍以上です!」
とか。
「使い勝手が上がって、やり方は昔と何一つ変わっていないのは好印象だ」
とか。
「早いわりにあまり揺れないな...、これなら射撃の邪魔にもならなそう」
など良い事ずくめな事を皆が実感しているようで安心した。
一応潜水モードもあるのだが、それだと火薬兵器に頼っているこの軍艦では攻撃が出来ないと知りちょっと勿体無いとは思ったけれど、好評なようで何よりだ。
スピードと旋回性能が跳ね上がった事はよく分かるだろうけど、なぜ射撃がしやすいのかにはカラクリがある。
実はこの船、もといミレイアにのみ波の負荷がかかっているのだ。
船体には全く波がかからないように彼女が魔力で波の流れを調整してくれているお陰で船体が揺れる事がなく、結果的に狙いやすくなっているのである。
「すごいなアリカ様は...、こんな大きな生き物を従えてるなんて思わなかったぞ...」
艦長の言葉にパルナが過剰に反応した。
「そうでしょ!そうでしょ!、アリカ様は私たちサイラ王国に新鮮な野菜の提供をしてくれているだけでは無いのです!、優秀な兵士の育成や守りの強化を施した上でこんな凄い魔物も提供してくれてるんですよ!」
ハキハキと答えるパルナの勢いに艦長もタジタジだ。
「あ...ああ、私自身そうとう驚いているよ、この職について長いが、ここまで賢いモンスターを5体も育成しているテイマーなんて始めて見た」
「ああ...うん!そうだね!」
はははと苦笑いしながら【キャラメイキング】の事はひた隠す。
今更かも知れないけれど、この能力っていわゆる【反則】だからな、悪い人に悪用されたらきっと世界征服できてしまうし、下手をすれば守るべき自国の民を傷つけてしまうかも知れない諸刃の剣なのはいうまでも無い。
だから俺が育成したモンスターだと言い張るのが一番なのだ。
...とは言え、どう考えても強力なモンスターを沢山従えているのは明白。
それこそ並みのテイマーでは絶対に従えられないであろう量と質を兼ね備えているとユカに何度も言われた。
そもそも、1匹のモンスターに人語を覚えさせて初期のリュアくらいに強くするだけでもかなりの月日を要してしまうらしい。
彼の言う事を鵜呑みにするのであれば、俺には恐らくテイマーとしての資質が物凄くあるとの事だ。
事情を知らない艦長などの一般人には俺の育てたモンスターだと思って貰うことにしている。
その方が『私が作りました!』と宣言するよりも遥かに危険度が変わってくるからだ。
強力なモンスターを作ることが多くなってきた昨今、あまり自分の能力を公にするのはまずいと思い始めたからこその対策である。
ただ...、既に口外されてしまった情報には歯止めが効かないので、今更俺の能力の情報規制がどこまで有効かはわからない。
人の口から口に回り、もしかしたら大陸の外にまで噂くらいは出ているのかもしれない。
まあ...、あくまで生み出すキャラの強さに上限がないであろう【キャラメイキング】が異常なのであって、【ダンジョンメイキング】の方は魔王であれば覚えている者も少なからずいるらしく、こちらは隠す必要がないらしい。
なんとも言い難い現状に対し、苦笑いしかできない俺なのでした。
「うぉっ!!、スピードが段違いに上がってる!!」
とか。
「旋回性能が従来の30倍以上です!」
とか。
「使い勝手が上がって、やり方は昔と何一つ変わっていないのは好印象だ」
とか。
「早いわりにあまり揺れないな...、これなら射撃の邪魔にもならなそう」
など良い事ずくめな事を皆が実感しているようで安心した。
一応潜水モードもあるのだが、それだと火薬兵器に頼っているこの軍艦では攻撃が出来ないと知りちょっと勿体無いとは思ったけれど、好評なようで何よりだ。
スピードと旋回性能が跳ね上がった事はよく分かるだろうけど、なぜ射撃がしやすいのかにはカラクリがある。
実はこの船、もといミレイアにのみ波の負荷がかかっているのだ。
船体には全く波がかからないように彼女が魔力で波の流れを調整してくれているお陰で船体が揺れる事がなく、結果的に狙いやすくなっているのである。
「すごいなアリカ様は...、こんな大きな生き物を従えてるなんて思わなかったぞ...」
艦長の言葉にパルナが過剰に反応した。
「そうでしょ!そうでしょ!、アリカ様は私たちサイラ王国に新鮮な野菜の提供をしてくれているだけでは無いのです!、優秀な兵士の育成や守りの強化を施した上でこんな凄い魔物も提供してくれてるんですよ!」
ハキハキと答えるパルナの勢いに艦長もタジタジだ。
「あ...ああ、私自身そうとう驚いているよ、この職について長いが、ここまで賢いモンスターを5体も育成しているテイマーなんて始めて見た」
「ああ...うん!そうだね!」
はははと苦笑いしながら【キャラメイキング】の事はひた隠す。
今更かも知れないけれど、この能力っていわゆる【反則】だからな、悪い人に悪用されたらきっと世界征服できてしまうし、下手をすれば守るべき自国の民を傷つけてしまうかも知れない諸刃の剣なのはいうまでも無い。
だから俺が育成したモンスターだと言い張るのが一番なのだ。
...とは言え、どう考えても強力なモンスターを沢山従えているのは明白。
それこそ並みのテイマーでは絶対に従えられないであろう量と質を兼ね備えているとユカに何度も言われた。
そもそも、1匹のモンスターに人語を覚えさせて初期のリュアくらいに強くするだけでもかなりの月日を要してしまうらしい。
彼の言う事を鵜呑みにするのであれば、俺には恐らくテイマーとしての資質が物凄くあるとの事だ。
事情を知らない艦長などの一般人には俺の育てたモンスターだと思って貰うことにしている。
その方が『私が作りました!』と宣言するよりも遥かに危険度が変わってくるからだ。
強力なモンスターを作ることが多くなってきた昨今、あまり自分の能力を公にするのはまずいと思い始めたからこその対策である。
ただ...、既に口外されてしまった情報には歯止めが効かないので、今更俺の能力の情報規制がどこまで有効かはわからない。
人の口から口に回り、もしかしたら大陸の外にまで噂くらいは出ているのかもしれない。
まあ...、あくまで生み出すキャラの強さに上限がないであろう【キャラメイキング】が異常なのであって、【ダンジョンメイキング】の方は魔王であれば覚えている者も少なからずいるらしく、こちらは隠す必要がないらしい。
なんとも言い難い現状に対し、苦笑いしかできない俺なのでした。
0
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
田舎おじさんのダンジョン民宿へようこそ!〜元社畜の俺は、民宿と配信で全国初のダンジョン観光地化を目指します!〜
咲月ねむと
ファンタジー
東京での社畜生活に心身ともに疲れ果てた主人公・田中雄介(38歳)が、故郷の北海道、留咲萌町に帰郷。両親が遺したダンジョン付きの古民家を改装し、「ダンジョン民宿」として開業。偶然訪れた人気配信者との出会いをきっかけに、最初の客を迎え、民宿経営の第一歩を踏み出す。
笑えて、心温かくなるダンジョン物語。
※この小説はフィクションです。
実在の人物、団体などとは関係ありません。
日本を舞台に繰り広げますが、架空の地名、建造物が物語には登場します。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
転生したら『塔』の主になった。ポイントでガチャ回してフロア増やしたら、いつの間にか世界最強のダンジョンになってた
季未
ファンタジー
【書き溜めがなくなるまで高頻度更新!♡٩( 'ω' )و】
気がつくとダンジョンコア(石)になっていた。
手持ちの資源はわずか。迫りくる野生の魔物やコアを狙う冒険者たち。 頼れるのは怪しげな「魔物ガチャ」だけ!?
傷ついた少女・リナを保護したことをきっかけにダンジョンは急速に進化を始める。
罠を張り巡らせた塔を建築し、資源を集め、強力な魔物をガチャで召喚!
人間と魔族、どこの勢力にも属さない独立した「最強のダンジョン」が今、産声を上げる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる