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入学式
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つまらない校長先生の言葉を聞き続ける事約一時間。
ようやく入学式が始まりました。
なぜこんなに開催が遅くなったのかと言うと...。
やはりノーレの奴が殆どの新入生をガッツリ気絶させていたのが大きでしょう。
大きい体育館の中には空席が目立ち、私達を入れても新入生席には殆どの生徒がいません。
それどころか、保護者席に座っていた人達も何人か退席していました。
まあ当然でしょう。
可愛い我が子がグラウンドで倒れているとなると、まともな神経をした親であるなら入学式どころではないのですから。
とは言え...、残った新入生の中にはこの場においてなお居眠りしている者や、堂々と他ごとに精を出す者が居る所を見る限り、ノーレですら起きて座っているだけでまともに見えてなりません。
(何こいつら...、こんな奴らと同じクラスだったら絶対に嫌だな...)
そんな事を考えていると話が進み、校長がこう言いました。
「では新入生首席のセラさん前にどうぞ」
校長がそう言うと、桜色の髪を持つ少女が席を立ち前に上がって行きました。
ただ、その時に一瞬私の方を見てきた気がするのは気のせいでしょうか?。
(何あの子...、初対面の人に対して感じ悪くない!)
ついついムカッとしてしまう私でしたが、気にしてもしょうがないと思い見逃す事にします。
セラとか言う生意気な娘が前に立つと、首席として一言こう言い放ちました。
「私の名前はセラ...、この学校の入学試験にて首席となった者です...」
最初こそ静かに始める彼女だったのですが、突然新入生の態度を見て大きなため息を吐きました。
「ですが...、私が首席となった理由が皆さんの態度を見てよくわかりました...、入学式において居眠りや魔道具の作成をしてしまうようなおバカさん達しかいない所を見る限り、この3年間ずっと私が首席足り得るでしょうけど...、皆さんは精々2位争いでもしていてくださいね」
この言葉を聞いた瞬間、新入生達の気の抜けた雰囲気が無くなりました。
視線がセラ1人に極集中し、まるで敵意の様な物さえ感じます。
(あのセラって子...、この一瞬で周りに敵作り過ぎでしょ!)
いやまあ...、首席という事は私と同じ特進クラスなのでしょうけど...、それにしてもこの言葉はありません。
心の中であの子は絶対に友達ができない子だなと思っていると、横からニコニコ笑いながらノーレがこう呟いてきました。
「なんだか...、面白そうな子だね、叩き潰しがいがありそう♡」
ペロッと舌で唇を舐める彼女を見て乾いた笑いを漏らす私。
(まあ、特進クラスの中にいる子達が皆ノーレやセラみたいな子ばっかりだったら退屈はしなさそうだけどね...)
一連の流れにより、この先が思いやられそうだな~と思いつつ、私は冷ややかに笑うだけなのでした。
ようやく入学式が始まりました。
なぜこんなに開催が遅くなったのかと言うと...。
やはりノーレの奴が殆どの新入生をガッツリ気絶させていたのが大きでしょう。
大きい体育館の中には空席が目立ち、私達を入れても新入生席には殆どの生徒がいません。
それどころか、保護者席に座っていた人達も何人か退席していました。
まあ当然でしょう。
可愛い我が子がグラウンドで倒れているとなると、まともな神経をした親であるなら入学式どころではないのですから。
とは言え...、残った新入生の中にはこの場においてなお居眠りしている者や、堂々と他ごとに精を出す者が居る所を見る限り、ノーレですら起きて座っているだけでまともに見えてなりません。
(何こいつら...、こんな奴らと同じクラスだったら絶対に嫌だな...)
そんな事を考えていると話が進み、校長がこう言いました。
「では新入生首席のセラさん前にどうぞ」
校長がそう言うと、桜色の髪を持つ少女が席を立ち前に上がって行きました。
ただ、その時に一瞬私の方を見てきた気がするのは気のせいでしょうか?。
(何あの子...、初対面の人に対して感じ悪くない!)
ついついムカッとしてしまう私でしたが、気にしてもしょうがないと思い見逃す事にします。
セラとか言う生意気な娘が前に立つと、首席として一言こう言い放ちました。
「私の名前はセラ...、この学校の入学試験にて首席となった者です...」
最初こそ静かに始める彼女だったのですが、突然新入生の態度を見て大きなため息を吐きました。
「ですが...、私が首席となった理由が皆さんの態度を見てよくわかりました...、入学式において居眠りや魔道具の作成をしてしまうようなおバカさん達しかいない所を見る限り、この3年間ずっと私が首席足り得るでしょうけど...、皆さんは精々2位争いでもしていてくださいね」
この言葉を聞いた瞬間、新入生達の気の抜けた雰囲気が無くなりました。
視線がセラ1人に極集中し、まるで敵意の様な物さえ感じます。
(あのセラって子...、この一瞬で周りに敵作り過ぎでしょ!)
いやまあ...、首席という事は私と同じ特進クラスなのでしょうけど...、それにしてもこの言葉はありません。
心の中であの子は絶対に友達ができない子だなと思っていると、横からニコニコ笑いながらノーレがこう呟いてきました。
「なんだか...、面白そうな子だね、叩き潰しがいがありそう♡」
ペロッと舌で唇を舐める彼女を見て乾いた笑いを漏らす私。
(まあ、特進クラスの中にいる子達が皆ノーレやセラみたいな子ばっかりだったら退屈はしなさそうだけどね...)
一連の流れにより、この先が思いやられそうだな~と思いつつ、私は冷ややかに笑うだけなのでした。
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