貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと宣言されたけどレベル1の状態でも実は最強な村娘!!

ルシェ(Twitter名はカイトGT)

文字の大きさ
761 / 854

突撃!!

しおりを挟む
 ~上空~

 我らは今空高く舞い上がっていた。

 肌寒い風が全身を突き刺さす勢いが増してくるに連れてそこに近づいているのだと自負できる。

 そう、【大帝城】に近づいているのだと...。

 我の作り出した【次元龍】の形を成した砂鉄の背中に乗り【大帝城】を目指す!

 そんな中勇者キィアがこう呟いた。

「凄いなケロナちゃんは、こんなでっかいドラゴンを使役してるなんて思ってなかったぞ」

「ケロナお姉様はやる事のスケールも大きいのですわ!」

「それにしてもこんな大きなドラゴンは普通人に懐かないぞ」

「だ~か~ら~、ケロナお姉様ならば不可能も可能になるのですわ!」

 キィアとエリーゼが言い合う中、レイナがこそっと我に声をかけてきた。

「ありがとうケロナ、私達の世界の為に戦ってくれて」

 昨日のうちにケロナがこの世界の住人ではない事をレイナには伝えておいた効果が早速出ている。

「問題ないさ、もう私もこの世界の事を全く関係のない世界だとは思っていないからね」

 とケロナの本心を伝えておこう。

 ケロナ自身もそう思っている事は間違いない。

 我とケロナは一心同体。

 つまり考えている事もある程度は分かってしまうのだ。

 ただし、我の方が基本的に力が強いのでケロナの意識を完全に消沈させてから一方的に情報を取り上げる事もできるのだが、流石にそんな事はしない。

 今も彼女には我の瞳からこの世界の景色を眺めさせている。

 フリーズ=ディスティアに氷漬けの薔薇にされた町や村をいくつもその目に焼き付けさせた。

「本当に世界の殆どが氷の中に閉じ込められてしまったのですね...」

 と悲しそうに呟くプラル。

「大丈夫だよ! ケロナお姉ちゃんが【大帝】なんかぶっ飛ばして世界を救ってくれるから!」

 そんな彼女を元気づけるサラ。

「ミルシュ、...いいな?」

「うん...、大丈夫」

 あちらの方でこそこそしているミカとミルシュにも一応気は配っておく。

「これが最後の戦い...、私の作った武具が皆さんの力になる事を祈っています」

 ポニーに最後の締めの言葉を並べさせたらついに【大帝城】が見えてきた。

「じゃあ行こうか! この世界を氷の中に閉じ込めた元凶をぶっ飛ばしにさ!」

 我はケロナの思っている言葉を叫びながら【大帝城】に殴り込むのでした。
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

私と母のサバイバル

だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。 しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。 希望を諦めず森を進もう。 そう決意するシェリーに異変が起きた。 「私、別世界の前世があるみたい」 前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?

氷の精霊と忘れられた王国 〜追放された青年、消えた約束を探して〜

fuwamofu
ファンタジー
かつて「英雄」と讃えられた青年アレンは、仲間の裏切りによって王国を追放された。 雪原の果てで出会ったのは、心を閉ざした氷の精霊・リィナ。 絶望の底で交わした契約が、やがて滅びかけた王国の運命を変えていく――。 氷と炎、愛と憎しみ、真実と嘘が交錯する異世界再生ファンタジー。 彼はなぜ忘れられ、なぜ再び立ち上がるのか。 世界の記憶が凍りつく時、ひとつの約束だけが、彼らを導く。

転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ

karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。 しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。

【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。

BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。 辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん?? 私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

生きるために逃げだした。幸せになりたい。

白水緑
ファンタジー
屋敷内に軟禁状態だったリリアは、宝物を取り戻したことをきっかけに屋敷から逃げ出した。幸せになるために。体力も力もない。成り行きに身を任せる結果になっても、自分の道は自分で選びたい。 2020/9/19 第一章終了 続きが書け次第また連載再開します。 2021/2/14 第二章開幕 2021/2/28 完結

ボンクラ王子の側近を任されました

里見知美
ファンタジー
「任されてくれるな?」  王宮にある宰相の執務室で、俺は頭を下げたまま脂汗を流していた。  人の良い弟である現国王を煽てあげ国の頂点へと導き出し、王国騎士団も魔術師団も視線一つで操ると噂の恐ろしい影の実力者。  そんな人に呼び出され開口一番、シンファエル殿下の側近になれと言われた。  義妹が婚約破棄を叩きつけた相手である。  王子16歳、俺26歳。側近てのは、年の近い家格のしっかりしたヤツがなるんじゃねえの?

処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う

yukataka
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。 これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。

処理中です...