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火の大陸編
ただいま〜
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「ただいま~」
マオが宿の扉を強引にバタンと開ける。
もう昼時だというのに、二人はまだ寝ている。
相当疲れていたのだろう、幸せそうに眠っている。
「...、起こすのはなんか悪いな...、そうだ!余も一緒に眠ろう!」
レスカとユウリの間に入り込み、川の字で眠る。
(こうやってたらまるで本当の親子みたいだな~)
そう思っていると、ユウリが目覚める。
眠そうに目をこすりながらゆっくりと起き上がる。
頭を重そうにさすりながら、私がいることを確認している。
それを見てマオは(早めに帰ってきてよかった~)と心底思うのだった。
「おっ?、なんだマオ、お前も寝てたのか?」
「ま...まあもうちょっと眠っててもよかったけどね..」
「なんでもいいけど、お前はよく寝るよな」
「まあ、余は元から眠るの結構好きだしな」
なんとか出かけていたことをごまかせたことに、とりあえず安心する。
ユウリに、昨日起きたことの経緯を話してもらった。
「そうか~、だからナツキたちがいたのか...」
「うん?、なんか言ったか?」
口から出た言葉を慌てて誤魔化す為に口笛吹くマオ。
少し疑わしそうに私を見つめるユウリだったが、ふっと笑うとこちらの頭をポンポンと叩いた。
「まあお前を置いて出かけた俺たちも悪いからな、今昼過ぎだけど、レスカが起きたらどっか食べに行くか!」
その言葉にマオは息を呑み混んで喜ぶ。
「ハイハイ!、余は肉がいい!」
よだれを垂らしながら急に喜び出すマオを見てユウリは落ち着けとなだめる。
マオのはしゃぐ音で目を覚ましたレスカを見て、二人の動きはピタッと止まる。
「何レスカを起こしてんだよマオ!」
「そっちこそ、ユウリが起こしたんだ!」
レスカの疲れようを知っている二人はお互いが悪いと罵り合う。
それをレスカが仲裁する。
「二人とも、私のことを思ってくれているのは嬉しいですけど、喧嘩をするのはダメですよ」
いつもの調子を取り戻したユウリパーティは、笑い声をあげながら夕食を食べるために宿を後にした。
マオが宿の扉を強引にバタンと開ける。
もう昼時だというのに、二人はまだ寝ている。
相当疲れていたのだろう、幸せそうに眠っている。
「...、起こすのはなんか悪いな...、そうだ!余も一緒に眠ろう!」
レスカとユウリの間に入り込み、川の字で眠る。
(こうやってたらまるで本当の親子みたいだな~)
そう思っていると、ユウリが目覚める。
眠そうに目をこすりながらゆっくりと起き上がる。
頭を重そうにさすりながら、私がいることを確認している。
それを見てマオは(早めに帰ってきてよかった~)と心底思うのだった。
「おっ?、なんだマオ、お前も寝てたのか?」
「ま...まあもうちょっと眠っててもよかったけどね..」
「なんでもいいけど、お前はよく寝るよな」
「まあ、余は元から眠るの結構好きだしな」
なんとか出かけていたことをごまかせたことに、とりあえず安心する。
ユウリに、昨日起きたことの経緯を話してもらった。
「そうか~、だからナツキたちがいたのか...」
「うん?、なんか言ったか?」
口から出た言葉を慌てて誤魔化す為に口笛吹くマオ。
少し疑わしそうに私を見つめるユウリだったが、ふっと笑うとこちらの頭をポンポンと叩いた。
「まあお前を置いて出かけた俺たちも悪いからな、今昼過ぎだけど、レスカが起きたらどっか食べに行くか!」
その言葉にマオは息を呑み混んで喜ぶ。
「ハイハイ!、余は肉がいい!」
よだれを垂らしながら急に喜び出すマオを見てユウリは落ち着けとなだめる。
マオのはしゃぐ音で目を覚ましたレスカを見て、二人の動きはピタッと止まる。
「何レスカを起こしてんだよマオ!」
「そっちこそ、ユウリが起こしたんだ!」
レスカの疲れようを知っている二人はお互いが悪いと罵り合う。
それをレスカが仲裁する。
「二人とも、私のことを思ってくれているのは嬉しいですけど、喧嘩をするのはダメですよ」
いつもの調子を取り戻したユウリパーティは、笑い声をあげながら夕食を食べるために宿を後にした。
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