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EX.愛川結美の狂愛

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 ※この話は愛川結美の異常性を描いたお話です。彼女に対する印象が物凄く変わるかもしれないので読んでいて読み飛ばしたくなったら飛ばした方がいいですね。

「...ふふっ♡」

 私は静かにそう呟く。

 今日は本当に楽しかった。

 私は本気でそう思っている。

 デートの途中で大きな邪魔が入ったけれど、それでもやっぱりカズ君と過ごす日々はとても充実していると思う。

 いや、思うだけではない。

 確実に充実している、いや充実過ぎていると言っても過言ではないのだ。

 私は幼い時にカズ君を見てこう思った。

 

 と。

 そこには理由などない。

 ただ人間と言う生物として私愛川結美は高坂和希という異性に恋焦がれたのだ。

 言うなれば遺伝子レベルで彼の事が好きだと私自身が判断したと言うことである。

 それに理由などを問われる義理などないだろう。

 身分? 資産? 生まれ? そんな障壁は非常に些細な事である。

 なぜなら、それがと言う物だろう。

 少子化問題が囁かれ、子供が減って行くであろう世界であったとしても、私は彼と子を成して幸せな家庭を築き上げたいのだ。

 ただただ女性として私は好きな彼と結ばれたいと言うのは何も間違っていないだろう。

 いや、好きな男性と付き合う事を他人にとやかく言われる必要などないのだ。

 もしも私とカズ君の間を邪魔しようとする奴がいたとしたら徹底的に排除するのみである。

 私は今までの経験上、肉体的にも金銭的にも社会的にでも相手を壊す方法は

 幼稚園の時にカズ君と毎日のように遊んでいる女子がいた。

 その子には私が絵本の世界を進めてあげるとそちらに没頭してすぐにカズ君から手をひくような愛の薄い子だった。

 私のカズ君をいやらしい目で見つめていた女子が小学校の時にいた。

 その時にはその女子を徹底的に言葉責めにしてカズ君に近寄らないようにしてやった。

 中学の時にカズ君のことを好きだと抜かす馬鹿がいた。

 そいつは私がほんの少しお金を与えてやったらあっさりと手を引くような愛情の低いクズ女だった。

 他にも口頭では言えないほどのやり方で闇に葬ってきた浅はかな女がいるが、ここではあえて言わないでおこう。

 しかし、私だけはそんな女共とは違う!

 カズ君を金銭的にも社会的にも肉体的にも権力的にも支えられるのは私しかいない。

 いや...、

「ふふっ♡ うふふ♡ 今日はカズ君とキスまでしちゃった♡ この調子ならきっと高校卒業までに◯◯◯まで漕ぎ着けるかもしれないわね♡ ああ...でもそれは結婚してからの方が良いかしら?」

 何も慌てることはない。

 私と肩を並べられるような女の子は絶対に存在しないのだから、私は機が熟するまで待っていればいいのだ。

 なので何も気にすることなどない。

 少しずつ少しずつ長い年月をかけて私の事を見てもらえるように努力し続けた。

 彼の為に興味のないボードゲームやカードゲームもしっかりと覚えたしスマホゲームもやってきた。

 しかし、どんなにくだらないと思っているお遊戯でもカズ君とやると最高のゲームに感じてしまうのだ♡

「ああ♡ カズ君♡ 貴方と一緒にいるだけでつまらないこの世界が色付いて見える♡ 貴方が隣に居るだけで私の人生は完結してしまう♡」

 極論を言ってしまえばカズ君さえ手に入るのなら、私は他に何もいらない。

 彼の存在に比べれば金や地位や権力などなんの興味も湧いてこないのだ。

 寧ろ彼を手に入れる為に金や地位や権力があるのだと私は思う。

 私は高坂和希という男性が好きだ。

 それ以上の言葉が湧いてこない。

 その為にこの人生を捧げる使命があると言っても過言ではない。

 私は彼の為ならばなんでもしてあげたい。

 そう、彼が望むのあれば例え殺人であっても私は作業のようにやり遂げて見せるだろう。

 私の純愛を遮る者はたとえ総理大臣であろうと許さないつもりでいる。

 そう、これは純愛であり私の本心なのだから恥じる事はないのだ。

 私が求めるのは彼の笑顔、仕草、声、香り、行動、そして体♡ それらの全てだ。

「ああ...♡ カズ君♡ 私と溶け合って欲しい♡」

 できれば今すぐにもでも欲望のままに溶け合いたいと思わずにはいられない♡

 愛と愛を情熱的にぶつけ合うそんな関係になりたいのだ♡

 正直に言うと無理やり自由を奪った上で彼を肉体的に手に入れることはできるのだが、私は自然体である彼が大好きなのでそれを束縛などはしたくないし、したくもない。

 そう、私によって何よりも尊い存在。

 それがその人なのだ。

 そんな人から自分の意思による至高の愛を注がれたいと言う欲望が収まらない♡

 ...ここで話は変わるがそんなカズ君を陥れた者がいる。

 それが伊藤律野というクズ男だ。

 今日痛めつけ置いたがあんなのはこれから始まる後悔処刑の前座に過ぎない。

(まさかあの程度の辱めで終わるとは思っていないわよね?)

 あいつにはもっともっと悪行を重ねていって欲しい物だと思う。

 悪役が悪ければ悪いほど処刑する時がとてつもなく楽しいショーに変わるからだ。

 きっとカズ君もその時には良い表情を見せてくれるだろう♡

「ああ♡ カズ君♡ 私の愛しい人♡ 貴方にならどんなに恥ずかしくてハードなプレイを要求されても構わないわ♡

 私は要求不満となり、劣情で疼く体を彼を思うことで治めるのだった♡

(私はカズ君以外何も要らない♡)

】と【】が解放されました』
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