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たこ焼き②

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 俺と結美は早速たこ焼きのパックを開くと、タレとマヨネーズ、そして鰹節の良い香りが顔ってきた。

 暖かい香りを楽しみながらつまようじをたこ焼きにぶっさす。

(うん! 美味そうだ!」

 つまようじに刺さっているたこ焼きの姿を見て食欲が増進したので早速かぶりついた。

「ほふっほふっ!」

 やはりまだ熱くて口の中を火傷しそうになったが、それを我慢しながらゆっくりと噛み砕いた。

 カリッとした表面を噛み砕くと、中からトロリとたこ焼きの中身がトロけ出してくるのがたまらない♡。

「うっま!!!」

 俺がそう叫ぶと結美は近くで笑っていた。

「ふふっ。カズ君子供みたいでか~わいい!」

「...」

 まあ確かに少し子供っぽかったかもな。

 俺は結美に眺目られながらもゆっくりとたこ焼きを味わうのだった。
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