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【弱体術師の宝杖LOVE+4200】

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「なっ!? 黒木蜜香までも!? 私の勇者武器を返せ!!!」

 そう叫ぶ奴に俺は言ってやる。

「元々お前のじゃないだろう? 勇者武器は俺たちが作った俺たちの物だ。お前なんかが気軽に使って良い代物じゃないんだよ。癪だが愛川も返して貰うぞ」

「やめろ! それに近づくな!!!」

 奴の咆哮に反して【弱体術師の宝杖LOVEラブ+4200】は俺の方に近づいてきた。

「愛川結美だけはやめろぉぉぉ!!!」

(何をそんなに焦っているんだこいつは?)

 俺は焦っている奴を無視して【弱体術師の宝杖LOVEラブ+4200】に触れる。

 俺がそれに触った時、目の前にぼんやりと顔の隠れた愛川が現れる。

「...ズ君?」

(...何でお前は俺が名前をいう前に気が付いてんだよ?)

 そう思いながらも俺は答える。

「ああ、そうだよ」

「カズ君♡ 私だけのカズ君♡ 」

 身勝手にも彼女は俺に抱きついて来た。

「ちょっ!? 愛川!? 何やってんだ!」

「来てくれた! カズ君が私のところにも!」

 涙を流しながら本気の笑顔で喜びの表情を浮かべる彼女に俺はこう呟いた。

「はぁ...。調停者を倒すにはお前の力も必要だからな」

「私の力が必要なの? 分かった...。私...カズ君の為にならもっと頑張れる!」

 勇者武器の中で眠る愛川結美の意識が蘇る!

【弱体術師の宝杖LOVEラブ+4200】から愛川結美が解放された!
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