133 / 361
私の初舞台
しおりを挟む
...、ついにこの日がやってきたのです。
私の学校が終り帰ってみると、エルシーさんが家の前で待っていたので不思議に思っていると、こんな事を言われました。
「カリン、ようやく帰ってきてくれたか、さあギルドに行くぞ、歌う人がいなくちゃ私も踊りがいがないってもんだからな!」
「えっ...、今日の今からですか?」
あまりにも突然のことだったのでびっくりしていたのだが、有無を言わさずギルドへと連行されました。
~冒険者ギルド~
私は歌手用の衣装を配られそれに着替えさせられました。
こんなに派手で綺麗な服を着たことはないので、ちょっと嬉しいです。
(なんか緊張してきたな...)
エルシーさんから歌の歌詞を貰ったのですが、正直なところ覚える時間はないので台本を見ながら歌うことにしました。
最初なのでそれでもいいと言われたのは、不幸中の幸いとでも言うべきでしょう。
私が発声練習をしていると、踊り子用の衣装に着替えた彼女が更衣室から現れたので、思わず目を擦りました。
いつもは旅人用の服を身に纏っている彼女ですが、今は派手な色の服を着ているので目立ちまくっています。
お腹や腕をあんなに露出させ、太ももまで丸見えになっているのは見ているこっちが恥ずかしいと思うのですが、彼女は平気なのでしょうか?。
だが、そんな格好にも慣れているであろう彼女は涼しい表情で私に声をかけてくれました。
「大丈夫か?始めての舞台だから緊張しているのはわかるけどリラックスして深呼吸しなさい」
彼女の言われた通りに大きく息を吸って吐きました。
「そうそう、その調子、カリンならきっとできるから頑張って行こうぜ!」
私の肩を掴みながら目線を合わせてくれるので、少し安心します。
にひひと笑う彼女の笑みを見ていると、緊張感が和らいで行く気がしました。
「さてと...、じゃあそろそろ行くよ!」
私と彼女は舞台へと上がった瞬間に盛大な歓声が聞こえたので気圧されました。
「エルシーちゃ~ん!!」
「今日も良い踊りを期待しているぜ!」
こんな感じの声援が聞こえてくる中、彼女は笑顔で答えられるのが凄いと思います。
「皆ありがとう!!、今日は精一杯踊らせてもらうからめい一杯楽しんでいってくれよな!、そして今日は相方がいるんだ!、カリンって言ってまだ子供だけど凄い歌唱力で盛り上げて行くから期待してくれよな!」
そう言った彼女は私に体を密着させ、私が言うべき台詞を代わりに言ってくれました。
今の一瞬で客を沸かせるように誘導し、私の自己紹介の部分を上手いこと削って負担を軽くする様はまさしくプロの姿だと思えます。
ここまでして貰っておいて失敗するわけにはいかない。
私は呼吸を整えて覚悟を決めました。
これだけ大勢の前で歌うのは恥ずかしいですが、それでも彼女の名前に泥を塗るわけには行かないので、とにかく全力で歌うことにします。
「私はカリンって言います!、皆さんを楽しませるよう頑張りますのでよろしくお願いします!」
そう言って深々と頭を下げお辞儀をすると何故か客側は盛り上がっているのでびっくりしました。
そうしていると、彼女が私の耳元でこう囁いてきます。
「ほら、客もカリンに期待しているぞ、あの時のような歌声で歌えば問題ない、それじゃあ頼むぞ、私の可愛い歌姫さん」
そう言いながら私にウィンクをした彼女は、指を鳴らした後に踊り始めました。
彼女が踊り始めると同時に音楽隊が彼女の踊り方に合った音楽を流し始めるのですが、私の歌が聞こえるようにちゃんと音声を調整しているあたり彼らもプロの集団なのだと思います。
私が舞台に上がる前に渡されたマイクを口の前に持って行き、私は歌い始めました。
まずは落ち着いた声質で周囲を和ませます。
台本を見た限りでは最初は落ち着いた感じの踊りが展開されていたので、そう言う風なイメージで声を出し続けました。
お客さんの心境が軽くできるような優しい声を発し続けていると、踊りは中盤に入ります。
中盤は激しいターンやスピンを繰り返すので、情熱的なイメージを頭に植え付けながら歌詞を読み上げるように歌いました。
わざと読み上げるように歌うのには理由があります。
中盤付近のダンスは何者かと戦っているような激しい踊りを披露するので、それに合わせると読み上げるように歌うのが1番迫力が伝わると思ったのでした。
彼女の踊りが観客を喜ばせ、会場の熱気はどんどんヒートアップして行きます。
ついに踊りは終盤に入り、汗だくで辛そうになった彼女が力を振り絞りながら踊り続けている姿には感動さえ覚えてしまうのですが、私は真剣な表情で歌に集中します。
長い時間激しい踊りをして辛いはずなのに楽しそうな笑顔を観客に振りまく彼女の姿は、まさに“踊り子”というに相応しいと思いました。
彼女の迸る汗と眩しい笑顔が、観客に夢と希望を与え楽しませているのは明白なのでした。
この会場の異様な熱気を作っているのは他ならぬ彼女であり、私は所詮おまけなのだと思うと少し悔しいです。
転生前の私と同い年くらいの子がここまで他人を楽しませれるほどの才能を持っているというのに、私は今も昔も中身は変わっていないのだと言う現実を思い知らされているようでした。
(私だって...!)
急に対抗心が燃え始めた私は、終盤の部分に全身全霊の声を上げます。
今の私が出来る最高の声質で最後まで歌いきれるように頑張ります。
彼女が最後のフィニッシュを決め、ポーズを決めると一斉に拍手喝采が飛び交いました。
「いいね~!!」
「エルシーお姉様~♡!!」
「今日も素晴らしい踊りをありがとう!!」
やっぱりメインである彼女の踊りをを褒め称える声が大きいのですが、私だって頑張ったのですから、少しくらい褒められてもいいのになと思ってしまいます。
当然といえば当然なのですが、私如きがちょっとやる気を出したくらいで、彼女の研鑽された踊りの魅力に打ち勝てるはずもなかったのです。
私が落ち込んだように俯いていると、汗びっしょりになった手で私の顔を上げさせた者がいました。
その手はエルシーさんの物で、荒い息を吐きながら私にこう囁きました。
「おいおい、なにしょげてるのか知らないけど、顔を上げて皆の方に手でも振ってやれよ...」
「えっ...?」
私が顔を上げると、ギルドにいる皆さんが私の事を褒め始めました。
「カリンちゃんいい声だったよ~!」
「小さい癖にやるじゃねぇか!」
たしかに彼女に送られる声援よりは声が小さいのですが、それでも私の事を見てくれている人がいる事に涙が溢れそうになりました。
私のその様子を見た彼女が笑みを浮かべながら顔の汗を手で拭ってくれます。
私の汗がべったりとついた指を見せながら、静かにこう言いました。
「これを見な...、これはあんたの汗さ、こんなになるまで本気で歌ってたんだって皆は見ていてくれたんだよ、本気で頑張る姿は皆に勇気を与えるんだ、あんたの歌は確かに皆のハートに届いていたんだってこの声援を聞けばわかるだろ?」
私は耳を澄ましながら彼らの声を聞きました。
それ程多くはありませんが確かに聞こえてきます。
それを聞くだけでもこの場で歌った価値があると思い込んでしまうほど、私にとってその声援は価値がある物なのでした。
「私...、今日この場で歌えて良かったです!」
「そうそうその息だ!、これからも頼むぜ相棒!」
にししと笑いながら私の事を相棒と呼んでくれる彼女に私は答えました。
「はいっ!任せて下さい!」
元気のいい声を発しながら、彼女に私なりの有り様を見せます。
全身から汗がダラダラと流れ落ちる中、確かな充実感を得る私なのでした。
私の学校が終り帰ってみると、エルシーさんが家の前で待っていたので不思議に思っていると、こんな事を言われました。
「カリン、ようやく帰ってきてくれたか、さあギルドに行くぞ、歌う人がいなくちゃ私も踊りがいがないってもんだからな!」
「えっ...、今日の今からですか?」
あまりにも突然のことだったのでびっくりしていたのだが、有無を言わさずギルドへと連行されました。
~冒険者ギルド~
私は歌手用の衣装を配られそれに着替えさせられました。
こんなに派手で綺麗な服を着たことはないので、ちょっと嬉しいです。
(なんか緊張してきたな...)
エルシーさんから歌の歌詞を貰ったのですが、正直なところ覚える時間はないので台本を見ながら歌うことにしました。
最初なのでそれでもいいと言われたのは、不幸中の幸いとでも言うべきでしょう。
私が発声練習をしていると、踊り子用の衣装に着替えた彼女が更衣室から現れたので、思わず目を擦りました。
いつもは旅人用の服を身に纏っている彼女ですが、今は派手な色の服を着ているので目立ちまくっています。
お腹や腕をあんなに露出させ、太ももまで丸見えになっているのは見ているこっちが恥ずかしいと思うのですが、彼女は平気なのでしょうか?。
だが、そんな格好にも慣れているであろう彼女は涼しい表情で私に声をかけてくれました。
「大丈夫か?始めての舞台だから緊張しているのはわかるけどリラックスして深呼吸しなさい」
彼女の言われた通りに大きく息を吸って吐きました。
「そうそう、その調子、カリンならきっとできるから頑張って行こうぜ!」
私の肩を掴みながら目線を合わせてくれるので、少し安心します。
にひひと笑う彼女の笑みを見ていると、緊張感が和らいで行く気がしました。
「さてと...、じゃあそろそろ行くよ!」
私と彼女は舞台へと上がった瞬間に盛大な歓声が聞こえたので気圧されました。
「エルシーちゃ~ん!!」
「今日も良い踊りを期待しているぜ!」
こんな感じの声援が聞こえてくる中、彼女は笑顔で答えられるのが凄いと思います。
「皆ありがとう!!、今日は精一杯踊らせてもらうからめい一杯楽しんでいってくれよな!、そして今日は相方がいるんだ!、カリンって言ってまだ子供だけど凄い歌唱力で盛り上げて行くから期待してくれよな!」
そう言った彼女は私に体を密着させ、私が言うべき台詞を代わりに言ってくれました。
今の一瞬で客を沸かせるように誘導し、私の自己紹介の部分を上手いこと削って負担を軽くする様はまさしくプロの姿だと思えます。
ここまでして貰っておいて失敗するわけにはいかない。
私は呼吸を整えて覚悟を決めました。
これだけ大勢の前で歌うのは恥ずかしいですが、それでも彼女の名前に泥を塗るわけには行かないので、とにかく全力で歌うことにします。
「私はカリンって言います!、皆さんを楽しませるよう頑張りますのでよろしくお願いします!」
そう言って深々と頭を下げお辞儀をすると何故か客側は盛り上がっているのでびっくりしました。
そうしていると、彼女が私の耳元でこう囁いてきます。
「ほら、客もカリンに期待しているぞ、あの時のような歌声で歌えば問題ない、それじゃあ頼むぞ、私の可愛い歌姫さん」
そう言いながら私にウィンクをした彼女は、指を鳴らした後に踊り始めました。
彼女が踊り始めると同時に音楽隊が彼女の踊り方に合った音楽を流し始めるのですが、私の歌が聞こえるようにちゃんと音声を調整しているあたり彼らもプロの集団なのだと思います。
私が舞台に上がる前に渡されたマイクを口の前に持って行き、私は歌い始めました。
まずは落ち着いた声質で周囲を和ませます。
台本を見た限りでは最初は落ち着いた感じの踊りが展開されていたので、そう言う風なイメージで声を出し続けました。
お客さんの心境が軽くできるような優しい声を発し続けていると、踊りは中盤に入ります。
中盤は激しいターンやスピンを繰り返すので、情熱的なイメージを頭に植え付けながら歌詞を読み上げるように歌いました。
わざと読み上げるように歌うのには理由があります。
中盤付近のダンスは何者かと戦っているような激しい踊りを披露するので、それに合わせると読み上げるように歌うのが1番迫力が伝わると思ったのでした。
彼女の踊りが観客を喜ばせ、会場の熱気はどんどんヒートアップして行きます。
ついに踊りは終盤に入り、汗だくで辛そうになった彼女が力を振り絞りながら踊り続けている姿には感動さえ覚えてしまうのですが、私は真剣な表情で歌に集中します。
長い時間激しい踊りをして辛いはずなのに楽しそうな笑顔を観客に振りまく彼女の姿は、まさに“踊り子”というに相応しいと思いました。
彼女の迸る汗と眩しい笑顔が、観客に夢と希望を与え楽しませているのは明白なのでした。
この会場の異様な熱気を作っているのは他ならぬ彼女であり、私は所詮おまけなのだと思うと少し悔しいです。
転生前の私と同い年くらいの子がここまで他人を楽しませれるほどの才能を持っているというのに、私は今も昔も中身は変わっていないのだと言う現実を思い知らされているようでした。
(私だって...!)
急に対抗心が燃え始めた私は、終盤の部分に全身全霊の声を上げます。
今の私が出来る最高の声質で最後まで歌いきれるように頑張ります。
彼女が最後のフィニッシュを決め、ポーズを決めると一斉に拍手喝采が飛び交いました。
「いいね~!!」
「エルシーお姉様~♡!!」
「今日も素晴らしい踊りをありがとう!!」
やっぱりメインである彼女の踊りをを褒め称える声が大きいのですが、私だって頑張ったのですから、少しくらい褒められてもいいのになと思ってしまいます。
当然といえば当然なのですが、私如きがちょっとやる気を出したくらいで、彼女の研鑽された踊りの魅力に打ち勝てるはずもなかったのです。
私が落ち込んだように俯いていると、汗びっしょりになった手で私の顔を上げさせた者がいました。
その手はエルシーさんの物で、荒い息を吐きながら私にこう囁きました。
「おいおい、なにしょげてるのか知らないけど、顔を上げて皆の方に手でも振ってやれよ...」
「えっ...?」
私が顔を上げると、ギルドにいる皆さんが私の事を褒め始めました。
「カリンちゃんいい声だったよ~!」
「小さい癖にやるじゃねぇか!」
たしかに彼女に送られる声援よりは声が小さいのですが、それでも私の事を見てくれている人がいる事に涙が溢れそうになりました。
私のその様子を見た彼女が笑みを浮かべながら顔の汗を手で拭ってくれます。
私の汗がべったりとついた指を見せながら、静かにこう言いました。
「これを見な...、これはあんたの汗さ、こんなになるまで本気で歌ってたんだって皆は見ていてくれたんだよ、本気で頑張る姿は皆に勇気を与えるんだ、あんたの歌は確かに皆のハートに届いていたんだってこの声援を聞けばわかるだろ?」
私は耳を澄ましながら彼らの声を聞きました。
それ程多くはありませんが確かに聞こえてきます。
それを聞くだけでもこの場で歌った価値があると思い込んでしまうほど、私にとってその声援は価値がある物なのでした。
「私...、今日この場で歌えて良かったです!」
「そうそうその息だ!、これからも頼むぜ相棒!」
にししと笑いながら私の事を相棒と呼んでくれる彼女に私は答えました。
「はいっ!任せて下さい!」
元気のいい声を発しながら、彼女に私なりの有り様を見せます。
全身から汗がダラダラと流れ落ちる中、確かな充実感を得る私なのでした。
0
あなたにおすすめの小説
安全第一異世界生活
朋
ファンタジー
異世界に転移させられた 麻生 要(幼児になった3人の孫を持つ婆ちゃん)
新たな世界で新たな家族を得て、出会った優しい人・癖の強い人・腹黒と色々な人に気にかけられて婆ちゃん節を炸裂させながら安全重視の異世界冒険生活目指します!!
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
婚約破棄された「無能」聖女、拾った子犬が伝説の神獣だったので、辺境で極上もふもふライフを満喫します。~捨てた国が滅びそう?知りません~
ソラ
ファンタジー
「エリアナ、貴様との婚約を破棄し、この国から追放する!」
聖女としての魔力を使い果たし、無能と蔑まれた公爵令嬢エリアナ。
妹に婚約者を奪われ、身一つで北の最果て、凍てつく「死の森」へと捨てられる。
寒さに震え死を覚悟した彼女が出会ったのは、雪に埋もれていた一匹の小さなしっぽ。
「……ひとりぼっちなの? 大丈夫、私が温めてあげるわ」
最後の手向けに、残されたわずかな浄化の力を注いだエリアナ。
だが、その子犬の正体は――数千年の眠りから目覚めた、世界を滅ぼす伝説の神獣『フェンリル』だった!
ヒロインの淹れるお茶に癒やされ、ヒロインのブラッシングにうっとり。
最強の神獣は、彼女を守るためだけに辺境を「極上の聖域」へと作り替えていく。
一方、本物の聖女(結界維持役)を失った王国では、災厄が次々と降り注ぎ、崩壊の危機を迎えていた。
今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくる王子たち。
けれど、エリアナの膝の上には、甘えん坊の神獣様(執着心MAX)が陣取っていて――。
「聖女の仕事? いえ、今は神獣様とのお昼寝の方が忙しいので」
無自覚チートな聖女と、彼女にだけはデレデレな神獣様による、逆転溺愛スローライフが幕を開ける!
(本作品はAIを活用して構成・執筆しています)
捨てられ王女ですが、もふもふ達と力を合わせて最強の農業国家を作ってしまいました
夏見ナイ
ファンタジー
魔力ゼロの『雑草王女』アリシアは、聖女である妹に全てを奪われ、不毛の辺境へ追放された。しかし、彼女を慕う最強の騎士と、傷ついた伝説のもふもふとの出会いが運命を変える。
アリシアの力は魔力ではなく、生命を育む奇跡のスキル『万物育成』だった! もふもふ達の力を借り、不毛の大地は次々と奇跡の作物で溢れる緑豊かな楽園へと変わっていく。
やがて人々が集い、彼女を女王とする最強の農業国家が誕生。その頃、アリシアを捨てた祖国は自滅により深刻な食糧難に陥っていた――。
これは、優しき王女が愛する者たちと幸せを掴む、心温まる逆転建国ファンタジー。
150年のりんご採取で異世界最強の大魔導士になった私は、林檎の聖女と讃えられ可愛い弟子たちと平和なスローライフを満喫します!
風戸輝斗
ファンタジー
「誰かのためにがんばれる子になりなさい」という母からの教えを忠実に守り過労死した降幡理央は、プリオリという若々しい少女となって魔法やモンスターが存在する異世界に転生する。
彼女が転移した地は「林檎の森」と呼ばれる(結界が張られているために世界からは隔絶されている)場所だった。
どれだけ採取しても底尽きることのないりんごであふれるその森で、プリオリはりんご採取の日々に明け暮れる。その間、彼女のスキルである【採取】が機能し、それによりりんごを採取するだけで経験値が入る。
そんな日々を150年繰り返し、プリオリは異世界最強の魔導士となる。
結界の存在を知らず異世界に存在する人間は自分ひとりだけだと思っていたプリオリだが、意図せず結界を壊したことで世界が拓け、人間と交流を育むようになる。
林檎の森が突如現れた謎の地であるため、そこに住んでいたプリオリは魔女だと恐れられ皇女から処刑宣告までされてしまうが、人間と魔族の争いに終止符を打つことで不信感は払拭される。そして、世界を救った林檎の聖女だと人間と魔族双方から讃えられるようになる。林檎の森の聖女様だから、林檎の聖女である。
こうしてはじまる林檎の聖女となったプリオリの新たなスローライフ。
ダンジョンの奥底で助けた謎の金色もふもふペットメープルとふたりで過ごす日常に、盗みたくないけど盗みを繰り返していた13歳の少女モカモカが弟子として加わり、魔族王妃の娘であり人類滅亡を悲願とする13歳の少女ギルティアも弟子として加わって……。
これは、異世界最強の魔導士である林檎の聖女様がスローライフを満喫しようとする物語。
あるいは、お師匠様として、お母さんとして、ふたりの少女を幸せに導こうと奮闘する物語。
※「小説家になろう」「カクヨム」様にもマルチ投稿しています。
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/466596284/episode/5320962
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/387029553/episode/10775138
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/84576624/episode/5093144
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/786307039/episode/2285646
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
転生幼女は追放先で総愛され生活を満喫中。前世で私を虐げていた姉が異世界から召喚されたので、聖女見習いは不要のようです。
桜城恋詠
ファンタジー
聖女見習いのロルティ(6)は、五月雨瑠衣としての前世の記憶を思い出す。
異世界から召喚された聖女が、自身を虐げてきた前世の姉だと気づいたからだ。
彼女は神官に聖女は2人もいらないと教会から追放。
迷いの森に捨てられるが――そこで重傷のアンゴラウサギと生き別れた実父に出会う。
「絶対、誰にも渡さない」
「君を深く愛している」
「あなたは私の、最愛の娘よ」
公爵家の娘になった幼子は腹違いの兄と血の繋がった父と母、2匹のもふもふにたくさんの愛を注がれて暮らす。
そんな中、養父や前世の姉から命を奪われそうになって……?
命乞いをしたって、もう遅い。
あなたたちは絶対に、許さないんだから!
☆ ☆ ☆
★ベリーズカフェ(別タイトル)・小説家になろう(同タイトル)掲載した作品を加筆修正したものになります。
こちらはトゥルーエンドとなり、内容が異なります。
※9/28 誤字修正
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる