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なんだったんだろう
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2日目の王国祭。
今日こそはお兄ちゃんと一緒に祭りを楽しもうと思います。
昨日はお兄ちゃんとは残念なことになってしまったので、今日くらいはしっかり兄と過ごそうと思っているのですが、どうしても昨日の白装束をきこんだ謎の人物の言葉がまだ耳から離れません。
「まだ早かった」
この言葉が繰り返し私の頭を回ります。
私がぼ~っとしていると、お兄ちゃんが声をかけてきました。
「カリン?」
「わぁ!!何!?」
急に声をかけられたのでびっくりしてしまいました。
「いや、さっきから虚ろな目してるから大丈夫かなって思ってさ」
「えっ!?...、ああ!大丈夫大丈夫!」
「そうかぁ?、疲れたんなら早めに言ってくれよ、いつでも休憩していいんだからな」
「うん、ありがとう」
彼に礼を言いますが、以前として彼の私を見る目は心配しているようでした。
(ダメだなぁ私...、せっかく兄さんが楽しませてくれようとしているのに、当の本人がこのザマじゃあね...)
ハァとため息を吐いて彼が腰につけている剣に目がいきました。
昨日出会ったあいつも使ってた武器。
魔法と違い、一本あれば半永久的に戦い続けれる理想的な武器。
(剣か...、触った事もないけど私も一応剣聖の娘なんだよね?、もしかしたら私もその才能を持っているかもしれないよね?)
先の戦いにおいて魔力を使いきると、戦う術を失うという状況に出くわしてしまったので、魔法を使わない戦い方もかじっておいた方が良いと思う私。
「ねぇ...、お兄ちゃん、私にも剣を教えてくれないかな?」
「どうしたんだいきなり?」
「うん...、実は最近魔法だけじゃ心許ないなって思うようになっちゃって、本業は魔法使いになろうと思ってるけど、剣をかじっておくのも悪くないなと思ったの」
「教えるのはいいが時間は大丈夫なのか?、プラム姉さんとの魔法訓練やエルシーとのダンス会を続けながら剣もやるとなるとかなり忙しくならないか?」
心配そうな表情で私を見てくる彼でしたが、私の意思は決まっていました。
(前世では何のために生きたいのかわからなかったけど、こっちに来て何度も友達を失いそうになってやっとわかったんだ...、私は誰も失わないくらい強くなりたい!)
誰かを失うことに比べるのなら、自分の時間が少なくなるのなんてどうでもいいと思えました。
「うん!、全部やる!私はお兄ちゃんの妹だから絶対にできるよ!」
私は笑顔を彼に向けたのですが、その時の彼はなぜか少し暗い顔をしていました。
「勿論妹の頼みだから問題なく請け負うんだが、そうか」
歯切れが悪い彼を見たので何か悪い事をしたのかと思ったのですが、次の瞬間には元の明るいお兄ちゃんに戻っていました。
「ああ、わかった!教えてやる!、だけどトウマも一緒に教えるつもりだから厳しくはさせて貰うぞ!、じゃないと剣の修行なんて意味ないからな」
「うん!それでいいよ!私も強くなりたいから!」
私の答えを聞いた彼は後ろを振り向き小さく言葉をこぼしていました。
「妹が剣を始めたいなんて言い出すとはな...、こんなんじゃ俺は騎士失格だな...」
本当に小さい言葉だったので私には聞き取れませんでした。
「お兄ちゃん?」
「な~んでもないよ!カリン!、でもまっ、剣の練習はクティル王国祭が終わってからな!、それまでは祭りを楽しもうな!」
そう言って場を盛り上げようとしてくれる彼でしたが、この時ばかりはなんだか寂しそうにしていました。
今日こそはお兄ちゃんと一緒に祭りを楽しもうと思います。
昨日はお兄ちゃんとは残念なことになってしまったので、今日くらいはしっかり兄と過ごそうと思っているのですが、どうしても昨日の白装束をきこんだ謎の人物の言葉がまだ耳から離れません。
「まだ早かった」
この言葉が繰り返し私の頭を回ります。
私がぼ~っとしていると、お兄ちゃんが声をかけてきました。
「カリン?」
「わぁ!!何!?」
急に声をかけられたのでびっくりしてしまいました。
「いや、さっきから虚ろな目してるから大丈夫かなって思ってさ」
「えっ!?...、ああ!大丈夫大丈夫!」
「そうかぁ?、疲れたんなら早めに言ってくれよ、いつでも休憩していいんだからな」
「うん、ありがとう」
彼に礼を言いますが、以前として彼の私を見る目は心配しているようでした。
(ダメだなぁ私...、せっかく兄さんが楽しませてくれようとしているのに、当の本人がこのザマじゃあね...)
ハァとため息を吐いて彼が腰につけている剣に目がいきました。
昨日出会ったあいつも使ってた武器。
魔法と違い、一本あれば半永久的に戦い続けれる理想的な武器。
(剣か...、触った事もないけど私も一応剣聖の娘なんだよね?、もしかしたら私もその才能を持っているかもしれないよね?)
先の戦いにおいて魔力を使いきると、戦う術を失うという状況に出くわしてしまったので、魔法を使わない戦い方もかじっておいた方が良いと思う私。
「ねぇ...、お兄ちゃん、私にも剣を教えてくれないかな?」
「どうしたんだいきなり?」
「うん...、実は最近魔法だけじゃ心許ないなって思うようになっちゃって、本業は魔法使いになろうと思ってるけど、剣をかじっておくのも悪くないなと思ったの」
「教えるのはいいが時間は大丈夫なのか?、プラム姉さんとの魔法訓練やエルシーとのダンス会を続けながら剣もやるとなるとかなり忙しくならないか?」
心配そうな表情で私を見てくる彼でしたが、私の意思は決まっていました。
(前世では何のために生きたいのかわからなかったけど、こっちに来て何度も友達を失いそうになってやっとわかったんだ...、私は誰も失わないくらい強くなりたい!)
誰かを失うことに比べるのなら、自分の時間が少なくなるのなんてどうでもいいと思えました。
「うん!、全部やる!私はお兄ちゃんの妹だから絶対にできるよ!」
私は笑顔を彼に向けたのですが、その時の彼はなぜか少し暗い顔をしていました。
「勿論妹の頼みだから問題なく請け負うんだが、そうか」
歯切れが悪い彼を見たので何か悪い事をしたのかと思ったのですが、次の瞬間には元の明るいお兄ちゃんに戻っていました。
「ああ、わかった!教えてやる!、だけどトウマも一緒に教えるつもりだから厳しくはさせて貰うぞ!、じゃないと剣の修行なんて意味ないからな」
「うん!それでいいよ!私も強くなりたいから!」
私の答えを聞いた彼は後ろを振り向き小さく言葉をこぼしていました。
「妹が剣を始めたいなんて言い出すとはな...、こんなんじゃ俺は騎士失格だな...」
本当に小さい言葉だったので私には聞き取れませんでした。
「お兄ちゃん?」
「な~んでもないよ!カリン!、でもまっ、剣の練習はクティル王国祭が終わってからな!、それまでは祭りを楽しもうな!」
そう言って場を盛り上げようとしてくれる彼でしたが、この時ばかりはなんだか寂しそうにしていました。
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