181 / 361
VSミライ
しおりを挟む
俺は剣を片手に接近する。
俺の武器はあくまで剣だ。
接近しなければ全く役に立たない。
故にまずは様子見...と言う訳にもいくまい。
俺が駆け出すのを見た彼女は不敵に笑う。
「あらあら、まさか一直線に攻め込んでくるとは...、よほど早死にしたい様ね...」
「お生憎様!、こちらは近づかないと攻めれないのでね!」
素早い動きで奴に近づいて行くのだが、無論奴も黙っているわけがない。
細心の注意を彼女の動向に向けながら突き進む。
彼女が指を僅かに動かしたのを見逃さない。
(来る!!)
左右から骨の塊が俺を押し潰す壁のごとく勢いで迫って来る。
これだけ大量の屍に圧縮プレスされれば人間サンドイッチの出来上がりだろう。
だが、勿論くらってやるつもりはない。
壁が迫って来る前に上に飛び上がり攻撃を躱す。
「なかなかの身体能力ね...、部下に1人欲しいくらいだわ...」
彼女は見直した様に俺を見てきたので、こう返してやった。
「そりゃ嬉しいね!」
空中にいる間にも奴は攻撃用の魔法を放ってきたが、それを難なく斬り裂くと彼女は少し嬉しそうな声をだす。
「なかなか、どうして...、クティル王国には粒が揃っていますね...」
俺の事を高く評価している様だったが、いちいち上から目線なのが腹が立つ。
一泡吹かせてやろうと懐に入り込んだ。
「しまっ...!」
「お喋りに夢中になり過ぎたな...、俺の素早さを侮ったお前の負けだ!」
思いっきり剣を振り下ろし彼女の身体を切り裂いたのだが、妙な事に肉を裂く感覚がしなかった。
もう一度斬りつけた物をよく見てみると、それは別人の亡き骸だったのだ。
「何!?」
俺が声を上げると、別の地点から彼女の声が響く。
「惜しい惜しい...本体はこっちよ...」
いい感じに煽って来る彼女は最高にムカつく。
「いいねぇ...いい感じに火ィ着けられたわっ!!」
勢いよく飛び上がり一気に間合いを詰める俺。
先ほどよりも素早く動いたんだ、今度は躱せないだろう。
これだけ接近されても余裕の表情を見せつけて来る彼女に喝を入れるため剣を振るった。
だが、今度斬りつけたのは幻影だったのだ。
「くそっちょこまかと...」
「貴方に私は捉えられない、ろくに魔術の行使も出来ないの貴方には私の本体を暴くことなど出来はしない...」
流石にそこまで言われると自分の武器錬成の魔法その物が出来損ないとでも言われているような気がして頭に血が上ってしまい、女が相手だろうと容赦をしたくなくなってしまった。
「ああ!!?、人の魔法をバカにするんじゃねぇよ!!」
俺の答えに対し、彼女はそれを小馬鹿にしたように笑う。
「武器錬成なんてありふれた魔法を魔術の一環とするのもおこがましいわ...、私が目指すはもっと崇高なる真の魔術、そこに武器錬成なんて低俗な魔法必要ないのよ...」
...、まあ世間一般的に見れば俺の魔法なんてそんな評価だろうな...。
分かっていた、自分の魔法がごく普通の何ともない魔法だなんて痛いほど痛感している。
それでもなおその魔法を極めんとし、魔法の高みへと登ろうとする事は間違いなのだろうか...?。
「ハハッ...、低俗...ねぇ...」
「そう、貴方の魔法なんて所詮は有象無象に存在するゴミに過ぎない事を自覚してないのかしら?」
否...、彼女はそう言うがそれは間違いだと思う俺。
「だったら味わってみるか?、その低俗な魔法の真髄を...!」
俺の武器はあくまで剣だ。
接近しなければ全く役に立たない。
故にまずは様子見...と言う訳にもいくまい。
俺が駆け出すのを見た彼女は不敵に笑う。
「あらあら、まさか一直線に攻め込んでくるとは...、よほど早死にしたい様ね...」
「お生憎様!、こちらは近づかないと攻めれないのでね!」
素早い動きで奴に近づいて行くのだが、無論奴も黙っているわけがない。
細心の注意を彼女の動向に向けながら突き進む。
彼女が指を僅かに動かしたのを見逃さない。
(来る!!)
左右から骨の塊が俺を押し潰す壁のごとく勢いで迫って来る。
これだけ大量の屍に圧縮プレスされれば人間サンドイッチの出来上がりだろう。
だが、勿論くらってやるつもりはない。
壁が迫って来る前に上に飛び上がり攻撃を躱す。
「なかなかの身体能力ね...、部下に1人欲しいくらいだわ...」
彼女は見直した様に俺を見てきたので、こう返してやった。
「そりゃ嬉しいね!」
空中にいる間にも奴は攻撃用の魔法を放ってきたが、それを難なく斬り裂くと彼女は少し嬉しそうな声をだす。
「なかなか、どうして...、クティル王国には粒が揃っていますね...」
俺の事を高く評価している様だったが、いちいち上から目線なのが腹が立つ。
一泡吹かせてやろうと懐に入り込んだ。
「しまっ...!」
「お喋りに夢中になり過ぎたな...、俺の素早さを侮ったお前の負けだ!」
思いっきり剣を振り下ろし彼女の身体を切り裂いたのだが、妙な事に肉を裂く感覚がしなかった。
もう一度斬りつけた物をよく見てみると、それは別人の亡き骸だったのだ。
「何!?」
俺が声を上げると、別の地点から彼女の声が響く。
「惜しい惜しい...本体はこっちよ...」
いい感じに煽って来る彼女は最高にムカつく。
「いいねぇ...いい感じに火ィ着けられたわっ!!」
勢いよく飛び上がり一気に間合いを詰める俺。
先ほどよりも素早く動いたんだ、今度は躱せないだろう。
これだけ接近されても余裕の表情を見せつけて来る彼女に喝を入れるため剣を振るった。
だが、今度斬りつけたのは幻影だったのだ。
「くそっちょこまかと...」
「貴方に私は捉えられない、ろくに魔術の行使も出来ないの貴方には私の本体を暴くことなど出来はしない...」
流石にそこまで言われると自分の武器錬成の魔法その物が出来損ないとでも言われているような気がして頭に血が上ってしまい、女が相手だろうと容赦をしたくなくなってしまった。
「ああ!!?、人の魔法をバカにするんじゃねぇよ!!」
俺の答えに対し、彼女はそれを小馬鹿にしたように笑う。
「武器錬成なんてありふれた魔法を魔術の一環とするのもおこがましいわ...、私が目指すはもっと崇高なる真の魔術、そこに武器錬成なんて低俗な魔法必要ないのよ...」
...、まあ世間一般的に見れば俺の魔法なんてそんな評価だろうな...。
分かっていた、自分の魔法がごく普通の何ともない魔法だなんて痛いほど痛感している。
それでもなおその魔法を極めんとし、魔法の高みへと登ろうとする事は間違いなのだろうか...?。
「ハハッ...、低俗...ねぇ...」
「そう、貴方の魔法なんて所詮は有象無象に存在するゴミに過ぎない事を自覚してないのかしら?」
否...、彼女はそう言うがそれは間違いだと思う俺。
「だったら味わってみるか?、その低俗な魔法の真髄を...!」
0
あなたにおすすめの小説
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
小さな貴族は色々最強!?
谷 優
ファンタジー
神様の手違いによって、別の世界の人間として生まれた清水 尊。
本来存在しない世界の異物を排除しようと見えざる者の手が働き、不運にも9歳という若さで息を引き取った。
神様はお詫びとして、記憶を持ったままの転生、そして加護を授けることを約束した。
その結果、異世界の貴族、侯爵家ウィリアム・ヴェスターとして生まれ変ることに。
転生先は優しい両親と、ちょっぴり愛の強い兄のいるとっても幸せな家庭であった。
魔法属性検査の日、ウィリアムは自分の属性に驚愕して__。
ウィリアムは、もふもふな友達と共に神様から貰った加護で皆を癒していく。
【完結】魔王様、今度も過保護すぎです!
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
ファンタジー
「お生まれになりました! お嬢様です!!」
長い紆余曲折を経て結ばれた魔王ルシファーは、魔王妃リリスが産んだ愛娘に夢中になっていく。子育ては二度目、余裕だと思ったのに予想外の事件ばかり起きて!?
シリアスなようでコメディな軽いドタバタ喜劇(?)です。
魔王夫妻のなれそめは【魔王様、溺愛しすぎです!】を頑張って読破してください(o´-ω-)o)ペコッ
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう
※2023/06/04 完結
※2022/05/13 第10回ネット小説大賞、一次選考通過
※2021/12/25 小説家になろう ハイファンタジー日間 56位
※2021/12/24 エブリスタ トレンド1位
※2021/12/24 アルファポリス HOT 71位
※2021/12/24 連載開始
捨てられ王女ですが、もふもふ達と力を合わせて最強の農業国家を作ってしまいました
夏見ナイ
ファンタジー
魔力ゼロの『雑草王女』アリシアは、聖女である妹に全てを奪われ、不毛の辺境へ追放された。しかし、彼女を慕う最強の騎士と、傷ついた伝説のもふもふとの出会いが運命を変える。
アリシアの力は魔力ではなく、生命を育む奇跡のスキル『万物育成』だった! もふもふ達の力を借り、不毛の大地は次々と奇跡の作物で溢れる緑豊かな楽園へと変わっていく。
やがて人々が集い、彼女を女王とする最強の農業国家が誕生。その頃、アリシアを捨てた祖国は自滅により深刻な食糧難に陥っていた――。
これは、優しき王女が愛する者たちと幸せを掴む、心温まる逆転建国ファンタジー。
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/466596284/episode/5320962
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/387029553/episode/10775138
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/84576624/episode/5093144
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/786307039/episode/2285646
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
聖女様と間違って召喚された腐女子ですが、申し訳ないので仕事します!
碧桜
恋愛
私は花園美月。20歳。派遣期間が終わり無職となった日、馴染の古書店で顔面偏差値高スペックなイケメンに出会う。さらに、そこで美少女が穴に吸い込まれそうになっていたのを助けようとして、私は古書店のイケメンと共に穴に落ちてしまい、異世界へ―。実は、聖女様として召喚されようとしてた美少女の代わりに、地味でオタクな私が間違って来てしまった!
落ちたその先の世界で出会ったのは、私の推しキャラと見た目だけそっくりな王(仮)や美貌の側近、そして古書店から一緒に穴に落ちたイケメンの彼は、騎士様だった。3人ともすごい美形なのに、みな癖強すぎ難ありなイケメンばかり。
オタクで人見知りしてしまう私だけど、元の世界へ戻れるまで2週間、タダでお世話になるのは申し訳ないから、お城でメイドさんをすることにした。平和にお給料分の仕事をして、異世界観光して、2週間後自分の家へ帰るつもりだったのに、ドラゴンや悪い魔法使いとか出てきて、異能を使うイケメンの彼らとともに戦うはめに。聖女様の召喚の邪魔をしてしまったので、美少女ではありませんが、地味で腐女子ですが出来る限り、精一杯頑張ります。
ついでに無愛想で苦手と思っていた彼は、なかなかいい奴だったみたい。これは、恋など始まってしまう予感でしょうか!?
*カクヨムにて先に連載しているものを加筆・修正をおこなって掲載しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる