なぜか異世界に幼女で転生してしまった私は、優秀な親の子供だったのですが!!

ルシェ(Twitter名はカイトGT)

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 手足に力が入らない...。
 私は部屋で倒れ伏したまま動けないでいた。
 なんで...?、どうして...?、心臓は動いているのに全く力が入らない体...。
 温かみを帯びている体のはずなのに、なぜか冷たいこの心。

(寒い...、冷たい...、これならいっその事消えてしまいたい...)

 今の私にはもう...何もない。
 ただただ過ぎて行く時間を肌で感じていると...。

「あ~あ...振られちゃったね~」

(誰...?)

 聞いたことも無い声が聴こえてきました。
 声の主は私の顔を覗き込むような視線を感じていると...。

「私はエリサ...、輪廻教徒が1人...、哀れな少女の心の叫びを聞いてやってまいりました...、メルラさん」

 金髪の美しい髪が私の瞳に映り込むと、彼女は優しく囁きました。

「可哀想に...、ずっと愛していた人に振られ精神が満身創痍...、このままだと貴女はきっと心が壊れたまま元に戻れないでしょうね」

 怖い事を平然と言ってくる彼女は何処と無く恐ろしい。

「でも大丈夫...、魔女様の存在が貴女の心の隙間を埋めてくれるでしょう...」

「...」

 彼女が何を言っているのか良くわかりません。
 魔女はとうの昔にエルカ様が封印したはず...。
 でも伝説の魔女ならこの気持ちを何とかしてくれるかも知れない...、そう思うと僅かですが希望という名の光が差し込んだような気がしました。

「さあ...私とおいで...、」

 手を差し伸べてくれる彼女が女神の使徒の様にさえ思えた私は手を取ってしまうのでした。
 私が自分の意思で彼女の手を取った事に気を良くし、満面の笑みを浮かべる彼女の笑顔が今の私には眩しい...。
 私はそんな彼女に連れられて家の外に出るのでした。

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