240 / 361
勧誘
しおりを挟む
手足に力が入らない...。
私は部屋で倒れ伏したまま動けないでいた。
なんで...?、どうして...?、心臓は動いているのに全く力が入らない体...。
温かみを帯びている体のはずなのに、なぜか冷たいこの心。
(寒い...、冷たい...、これならいっその事消えてしまいたい...)
今の私にはもう...何もない。
ただただ過ぎて行く時間を肌で感じていると...。
「あ~あ...振られちゃったね~」
(誰...?)
聞いたことも無い声が聴こえてきました。
声の主は私の顔を覗き込むような視線を感じていると...。
「私はエリサ...、輪廻教徒が1人...、哀れな少女の心の叫びを聞いてやってまいりました...、メルラさん」
金髪の美しい髪が私の瞳に映り込むと、彼女は優しく囁きました。
「可哀想に...、ずっと愛していた人に振られ精神が満身創痍...、このままだと貴女はきっと心が壊れたまま元に戻れないでしょうね」
怖い事を平然と言ってくる彼女は何処と無く恐ろしい。
「でも大丈夫...、魔女様の存在が貴女の心の隙間を埋めてくれるでしょう...」
「...」
彼女が何を言っているのか良くわかりません。
魔女はとうの昔にエルカ様が封印したはず...。
でも伝説の魔女ならこの気持ちを何とかしてくれるかも知れない...、そう思うと僅かですが希望という名の光が差し込んだような気がしました。
「さあ...私とおいで...、」
手を差し伸べてくれる彼女が女神の使徒の様にさえ思えた私は手を取ってしまうのでした。
私が自分の意思で彼女の手を取った事に気を良くし、満面の笑みを浮かべる彼女の笑顔が今の私には眩しい...。
私はそんな彼女に連れられて家の外に出るのでした。
私は部屋で倒れ伏したまま動けないでいた。
なんで...?、どうして...?、心臓は動いているのに全く力が入らない体...。
温かみを帯びている体のはずなのに、なぜか冷たいこの心。
(寒い...、冷たい...、これならいっその事消えてしまいたい...)
今の私にはもう...何もない。
ただただ過ぎて行く時間を肌で感じていると...。
「あ~あ...振られちゃったね~」
(誰...?)
聞いたことも無い声が聴こえてきました。
声の主は私の顔を覗き込むような視線を感じていると...。
「私はエリサ...、輪廻教徒が1人...、哀れな少女の心の叫びを聞いてやってまいりました...、メルラさん」
金髪の美しい髪が私の瞳に映り込むと、彼女は優しく囁きました。
「可哀想に...、ずっと愛していた人に振られ精神が満身創痍...、このままだと貴女はきっと心が壊れたまま元に戻れないでしょうね」
怖い事を平然と言ってくる彼女は何処と無く恐ろしい。
「でも大丈夫...、魔女様の存在が貴女の心の隙間を埋めてくれるでしょう...」
「...」
彼女が何を言っているのか良くわかりません。
魔女はとうの昔にエルカ様が封印したはず...。
でも伝説の魔女ならこの気持ちを何とかしてくれるかも知れない...、そう思うと僅かですが希望という名の光が差し込んだような気がしました。
「さあ...私とおいで...、」
手を差し伸べてくれる彼女が女神の使徒の様にさえ思えた私は手を取ってしまうのでした。
私が自分の意思で彼女の手を取った事に気を良くし、満面の笑みを浮かべる彼女の笑顔が今の私には眩しい...。
私はそんな彼女に連れられて家の外に出るのでした。
0
あなたにおすすめの小説
ハイエルフの幼女に転生しました。
レイ♪♪
ファンタジー
ネグレクトで、死んでしまったレイカは
神様に転生させてもらって新しい世界で
たくさんの人や植物や精霊や獣に愛されていく
死んで、ハイエルフに転生した幼女の話し。
ゆっくり書いて行きます。
感想も待っています。
はげみになります。
アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身
にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。
姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。
元・神獣の世話係 ~神獣さえいればいいと解雇されたけど、心優しいもふもふ神獣は私についてくるようです!~
草乃葉オウル ◆ 書籍発売中
ファンタジー
黒き狼の神獣ガルーと契約を交わし、魔人との戦争を勝利に導いた勇者が天寿をまっとうした。
勇者の養女セフィラは悲しみに暮れつつも、婚約者である王国の王子と幸せに生きていくことを誓う。
だが、王子にとってセフィラは勇者に取り入るための道具でしかなかった。
勇者亡き今、王子はセフィラとの婚約を破棄し、新たな神獣の契約者となって力による国民の支配を目論む。
しかし、ガルーと契約を交わしていたのは最初から勇者ではなくセフィラだったのだ!
真実を知って今さら媚びてくる王子に別れを告げ、セフィラはガルーの背に乗ってお城を飛び出す。
これは少女と世話焼き神獣の癒しに満ちた気ままな旅の物語!
捨てられ王女ですが、もふもふ達と力を合わせて最強の農業国家を作ってしまいました
夏見ナイ
ファンタジー
魔力ゼロの『雑草王女』アリシアは、聖女である妹に全てを奪われ、不毛の辺境へ追放された。しかし、彼女を慕う最強の騎士と、傷ついた伝説のもふもふとの出会いが運命を変える。
アリシアの力は魔力ではなく、生命を育む奇跡のスキル『万物育成』だった! もふもふ達の力を借り、不毛の大地は次々と奇跡の作物で溢れる緑豊かな楽園へと変わっていく。
やがて人々が集い、彼女を女王とする最強の農業国家が誕生。その頃、アリシアを捨てた祖国は自滅により深刻な食糧難に陥っていた――。
これは、優しき王女が愛する者たちと幸せを掴む、心温まる逆転建国ファンタジー。
召喚されたら聖女が二人!? 私はお呼びじゃないようなので好きに生きます
かずきりり
ファンタジー
旧題:召喚された二人の聖女~私はお呼びじゃないようなので好きに生きます~
【第14回ファンタジー小説大賞エントリー】
奨励賞受賞
●聖女編●
いきなり召喚された上に、ババァ発言。
挙句、偽聖女だと。
確かに女子高生の方が聖女らしいでしょう、そうでしょう。
だったら好きに生きさせてもらいます。
脱社畜!
ハッピースローライフ!
ご都合主義万歳!
ノリで生きて何が悪い!
●勇者編●
え?勇者?
うん?勇者?
そもそも召喚って何か知ってますか?
またやらかしたのかバカ王子ー!
●魔界編●
いきおくれって分かってるわー!
それよりも、クロを探しに魔界へ!
魔界という場所は……とてつもなかった
そしてクロはクロだった。
魔界でも見事になしてみせようスローライフ!
邪魔するなら排除します!
--------------
恋愛はスローペース
物事を組み立てる、という訓練のため三部作長編を予定しております。
150年のりんご採取で異世界最強の大魔導士になった私は、林檎の聖女と讃えられ可愛い弟子たちと平和なスローライフを満喫します!
風戸輝斗
ファンタジー
「誰かのためにがんばれる子になりなさい」という母からの教えを忠実に守り過労死した降幡理央は、プリオリという若々しい少女となって魔法やモンスターが存在する異世界に転生する。
彼女が転移した地は「林檎の森」と呼ばれる(結界が張られているために世界からは隔絶されている)場所だった。
どれだけ採取しても底尽きることのないりんごであふれるその森で、プリオリはりんご採取の日々に明け暮れる。その間、彼女のスキルである【採取】が機能し、それによりりんごを採取するだけで経験値が入る。
そんな日々を150年繰り返し、プリオリは異世界最強の魔導士となる。
結界の存在を知らず異世界に存在する人間は自分ひとりだけだと思っていたプリオリだが、意図せず結界を壊したことで世界が拓け、人間と交流を育むようになる。
林檎の森が突如現れた謎の地であるため、そこに住んでいたプリオリは魔女だと恐れられ皇女から処刑宣告までされてしまうが、人間と魔族の争いに終止符を打つことで不信感は払拭される。そして、世界を救った林檎の聖女だと人間と魔族双方から讃えられるようになる。林檎の森の聖女様だから、林檎の聖女である。
こうしてはじまる林檎の聖女となったプリオリの新たなスローライフ。
ダンジョンの奥底で助けた謎の金色もふもふペットメープルとふたりで過ごす日常に、盗みたくないけど盗みを繰り返していた13歳の少女モカモカが弟子として加わり、魔族王妃の娘であり人類滅亡を悲願とする13歳の少女ギルティアも弟子として加わって……。
これは、異世界最強の魔導士である林檎の聖女様がスローライフを満喫しようとする物語。
あるいは、お師匠様として、お母さんとして、ふたりの少女を幸せに導こうと奮闘する物語。
※「小説家になろう」「カクヨム」様にもマルチ投稿しています。
精霊さんと一緒にスローライフ ~異世界でも現代知識とチートな精霊さんがいれば安心です~
舞
ファンタジー
かわいい精霊さんと送る、スローライフ。
異世界に送り込まれたおっさんは、精霊さんと手を取り、スローライフをおくる。
夢は優しい国づくり。
『くに、つくりますか?』
『あめのぬぼこ、ぐるぐる』
『みぎまわりか、ひだりまわりか。それがもんだいなの』
いや、それはもう過ぎてますから。
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる