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ルーリエッタ戦線

 俺たちが移動場所、そこはこの町だった!

「移動してないぞ!? という事はここが今回の戦争場所なのか!?」

 俺たちは慌てて外に出てみると、町の外にアンデットの集団が闊歩しているのが見えた。

 徐々に町へと向かってきているその姿は、まさしく地の底より這い出てきた悪魔の集団と言った所だ。

「うひゃー! すっごい量のアンデット!」

 ラカラが何か言っているがやれる事をやるだけだ。

「俺たちはこの街の出入り口で奴らを迎え撃つぞ!」

 そう言った時でした。

「【電撃魔法】!」

「【クロスアイスフレイム】!」

 超強力な電撃魔法と交差した炎と氷の魔法がアンデット軍団を焼き払いました。

「ハンっ! 雑魚共が!」

「俺たちと戦うなんて100年早いんだよ!」

「佐藤! 石川!」

 俺の声に2人がこっちを見る。

「おや? 誰かと思えば雑魚の高坂と裏切り者の小鳥遊じゃないか」

 佐藤がそんな事を言い出したので言い返してやる。

「ほざけ、優樹はお前が無理やり洗脳魔法で使役していただけだろうが!」

「分かってないな高坂君、この世界で勇者は神! 何をしても許される特権階級なんだよ! お前みたいな【弱体術師】雑魚職と違ってな!」

「全くもってその通り、俺たち2人がいれば世界平和は取り戻せる。だからあえて犯罪者の高坂君や回復しか脳のない小鳥遊さんを放置していたんだ。お前2人が何をしようと勇者と賢者のパーティである俺たちに敵うはずがないからな!」

 完全に調子に乗っている2人はドヤ顔でそう言ってきたが言い返せない。

 現状こいつらの方が圧倒的に実力が上だからだ。

「まあお前たちは今回も後ろで兵士や町のお守りでもしていろ、俺たちがボスを倒してきてやるからよ。まあドロップアイテムは譲らないがな!」

「じゃあな高坂君! 広範囲魔法【サウザンドファイアー】からの【ヘイトUP】を高坂君につけてあげるね!」

 奴らは大きな笑い声を上げながらアンデットの軍団を薙ぎ倒してどんどん攻め込んでいく。

 しかし、ほとんど倒し切らずに薙ぎ倒して進んでいる感じだ。

 大半の奴らは半分ほどHPをへずった所でこちらに向かってきている。

「あいつら俺たちに対する嫌がらせかよ! 中途半端に攻撃して俺に敵意が向くようにしやがった!」

 石川が俺に向かって敵の注目が集まるようになる魔法を使ってから向こうに行きやがった。

 結果的に敵の群れが俺の方に向かってくるようになったのだ!

 しかもこれだけの量を倒せるほど俺たちの戦力は充実していないし、ここじゃあ王国からの増援も望めない。

「くそっ! 皆! 来るぞ!」

 俺がそう叫ぶとシュナが敵に向かって走って行くのでした。
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