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ルーリエッタ戦線⑤

【擬似幻影龍】に乗った俺たちが敵の大群の後ろに回る。

「一気に対象首を取るぞ!」

 そう叫びながら最後尾まで空をかけ飛ぶ!

 敵の1番後ろまで飛んだ俺たちは驚くべき物を見た。

「なっ!? もうドラゴンゾンビは倒したのか!?」

 今回のボスらしきドラゴンゾンビが地に伏せて倒れていたのだ。

 と言うことは奴がボスではないのか?

 どう見てもボスっぽい見た目をしているのにボスではないとなると、今回のボスとは?

 一応ドラゴンゾンビの近くに着陸した俺たち。

「そういえば佐藤と石川はどこだ!?」

 周りを見回すが見当たらない。

 奴らの事だ、強そうな奴の所に一目散に向かう筈だ。

 ドラゴンゾンビを倒してなお進んだと言うのならばもっと強い相手が現れたと言う事になる。

「皆! 警戒を強めろ!」

 俺がそう叫んだ時だった。

「うわぁぁぁぁ!!!」

 佐藤の声が遠くから聞こえてきてドラゴンゾンビの体にぶつかった。

「佐藤!? お前どこから飛んできたんだ!?」

「ぐっ...! 高坂! 何しにきた!?」

「お前達がなかなかボスを倒さないから俺たちがきたんだよ! 所で今回のボスはこのドラゴンゾンビじゃないのか?」

 俺の言葉に佐藤は答える。

「ああ、俺も最初はこいつが今回のボスだと思ったんだがな。どうやら違ったようだ」

 奴が剣を指し示す先に今回のボスは立っていた。

「なっ!? あれが今回のボスなのか!?」

 俺はその姿に驚愕していた。

 なぜなら、今回のボスの姿がどう見ても人間の姿をしていたからだ。
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