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地下牢探し

 私は地下牢への道を探しながら兄ちゃん達の武器を発見しました。

(帰りにここに取りに来れば良いな)

 と思いつつも自分の武器は取り敢えず持っていきましょうか。

 手にしっかりと馴染む短剣とブーメランに感動を覚える。

(これさえあれば戦えるぞ!)

 そう思いながら持てるだけのアイテムはもっていきましょうか。

 鎧類は重たくて持っていけないので武器だけにしておきましょう。

 自分の仕込み服の中に皆の武器を入れた後、私は身軽になった体で探索を続ける。

 しばらく違う部屋を探し続けてからようやく地下への道を発見しました。

(あそこが地下への入り口か...)

 私は遠くから衛兵達が居なくなるのを待っていましたが...。

(...あれっ? 交代しちゃったぞ!?)

 そりゃそうです。

 地下牢の前なので衛兵が代わり交代でやってきて手薄になる場面など存在しないのでした。

(むむむ...。かくなる上は...)

 私が衛兵が後退するのを見計らって一気にダウンさせる方針に切り替える。

 勿論衛兵が来たらそれまでの作戦なので直ぐに兄ちゃん達を助けに向かう。

 その作戦で行こう。

 そう考えた私は交代して数秒後を狙う。

 交代した男が向こうの部屋に消えたのを確認してから目の前にいる衛兵にブーメランを投げた。

 見事に頭を撃ち抜いて気絶させる私。

「油断したね」

 そう呟いて地下牢の中に入っていく。

 ジメジメとした居心地の悪い空間の牢屋には幾人もの人達がいた。

 犯罪者達に関わっている暇はない。

 私は奥に進んで兄ちゃん達を探す。

 しばらく牢屋の中を探索していると...。

「兄ちゃん!」

「ラカラ!」

 兄ちゃんを探し出した私は急いで【盗賊の鍵】を使い牢屋の鍵と拘束具を外した。

「よくここまで来れたな」

「ヘヘッ、私を舐めるなって」

 笑顔でそう返してやると兄ちゃんは「助かった」と私の頭を撫でてくれた。

「ッ///」

「どうした? 顔が赤いぞ?」

「なんでもない!」

 プイッとそっぽを向きながら私は他の2人を助ける。

「ラカラちゃん助かったよ!」

「ラカラさん、助かりました」

「ヘヘッ、そんな事よりも早くここから逃げよう! こんな所にいたらいずれ殺される!」

「そうだな、ラカラの言う通りだ。このままここにいたんじゃあ騎士団長って奴に処刑にされるのは目に見えている」

「おっ、珍しく兄ちゃんと意見があったね」

「...そうだな」

 思えば私と兄ちゃんは考え方があまり似通っていない気がする。

 兄ちゃんが隷属させているから仕方なく命令に従っているだけなのだと自分を理解させていた。

 けれど多分この心はちょっと違うんだと思う。

 私はそう思いながら脱出ルートを皆に伝えるのでした。
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