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宴会②

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「楽しんでる? 和希」

 レイアンタールを貪る俺に優樹が話しかけてきた。

「ああまあな。このレイアンタールとか言う食べ物がさアーモンドチョコっぽくて美味いんだよ! まあアーモンドは入ってないんだけどさ」

 俺の喋る姿を見た彼女は静かに笑っていた。

 それがなんとなく気になった俺は聞いてみる。

「なんだよその笑顔。俺の顔に何かついてるか?」

「ううん...。ただチョコレートを食べてる時の和希っていつもなんだか幸せそうな顔をしてるよね」

「そうか?」

「うん、日本にいた時も和希はチョコレートが大好きだったのを覚えているし、毎年バレンタインに差し入れしてた私のチョコレートも美味しそうに食べてくれてたよね」

「ああ! 優樹の作るチョコレートってなんて言うか優しい味がするんだよな! 義理だと分かっていても凄く美味かったよ」

 そう返す俺を見てクスクスと笑う彼女。

「ふふっ。やっぱり和希って鈍感だね」

「鈍感? 何がだ?」

「な~んでもないよ。こっちの世界にもチョコレートっぽい物があるんだったらもう一度和希に作ってあげるね」

 その言葉に俺は歓喜した。

「マジか! 頼むぜ優樹! お前のチョコレートは最高に美味いからな!」

 俺の言葉に少々悲しそうな表情を浮かべていたが、すぐさまいつもの笑顔に戻り良い声で返事をしてくれる幼馴染。

「うん! 約束だよ!」

「ああ! 約束だ!」

 俺と優樹は幼い子供のような勢いで約束を結ぶ。

 俺はまたいつか素材さえ手に入れば彼女のチョコレートが食べれると思うだけでそれが楽しみになっているのでした。
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