幼馴染と一緒に勇者召喚されたのに【弱体術師】となってしまった俺は弱いと言う理由だけで幼馴染と引き裂かれ王国から迫害を受けたのでもう知りません
ルシェ(Twitter名はカイトGT)
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出航の日
~次の日~
俺たちはリュートの待つ王国船が停泊している場所に向かった。
「よっ」
赤髪の騎士に俺は声をかけた。
「これはこれは、【弱体術師】様に【回復術師】様、そして...【勇者】様であっているんですよね?」
「ああ! 俺は勇者だ!」
相変わらずのロリボイスで声を出しているシュガー。
その声のせいで全くを持って威厳など微塵も感じられない。
まあ、元よりこいつに威厳などある訳ないのだが...。
「さあ、どうぞこちらへ。【賢者】様は既にご乗船されていますので」
そう言われながら案内された船室に入ってみると...。
「おおっ」
見事なまでに豪華な客船のようだった。
細部まで綺麗にされており、所々に観賞用な花や宝石の類が飾られている。
「流石王国所有の船だな。外から見る限り武装も凄いし相当金が掛かっているんだろうな」
俺が嫌味らしくリュートに言うと、彼は笑いながら答えた。
「はい、本船は王族をご乗船させる様にかなり強固に作られていますから国家予算級の大金がないと同じ物は作れませんね。製造費は大体ですが3億ラピスほどですかね」
「3億ラピスって...、まあそんぐらいはするよな」
「搭乗者3000人越えで1ヶ月の航海を行うのですから、維持費も相当な物ですよ。動かすだけでも300人は搭乗者が要りますし、危険な海域を横切る瞬間もあるので戦闘員も大量に含まれていますから」
「その戦闘員に俺たちも含まれているのか?」
嫌そうな顔で奴の表情を窺っていると、再び澄ました笑顔を見せてくる。
「いえ、勇者様方は客室でくつろいでいてください。海域の敵は全て我々騎士団で対応させて頂きますので」
などと言ってはいるが不安しかない。
「お前ら騎士団が当てにならないから言っているんだ」
「と...言うと?」
「とぼけるな。クリスティーナ王国の騎士団のレベルが異常に低い事を俺は知っているんだぞ」
俺の言葉にクスクスと笑うリュート。
「何がおかしい?」
「いえ、【弱体術師】様が見てきたのは城在中の兵士達でしょう?」
「そうだが...、それが何か?」
「クリスティーナ王国の主力部隊は我ら紅蓮騎士団であり在中の兵士達は所詮そこまでの力を有していないのですよ。現に彼らは我ら騎士団の傘下にあります」
「そうなのか? だったらなぜ戦争の時にいなかった?」
1番気になる点がそこだ。
リュート達紅蓮騎士団とやらがそんなに強いのであればなぜ魔王軍との戦闘にこいつらを担ぎ出して来なかったのかを聞いてみると...。
「それは...、実はクリスティーナ王国はその時海を隔てた隣国と紛争をしていましてね、この4度に渡る魔王軍との戦争の間に他の戦争を行なっていたと言う訳です」
目の前の男の話を聞いていると思わず笑ってしまった。
「はっ、ただでさえ魔王軍にボロボロにやられてるってのに、他の国とも戦争中だったとはね。なるほどだから在中の兵士達のレベルが妙に低かった訳か」
「その通りでございます。ただ隣国との戦争は我らの勝利にて収まったと言うことだけは伝えておきましょう」
奴の言葉でなんとなくクリスティーナ王国の現状を悟った俺は鼻で笑うのでした。
俺たちはリュートの待つ王国船が停泊している場所に向かった。
「よっ」
赤髪の騎士に俺は声をかけた。
「これはこれは、【弱体術師】様に【回復術師】様、そして...【勇者】様であっているんですよね?」
「ああ! 俺は勇者だ!」
相変わらずのロリボイスで声を出しているシュガー。
その声のせいで全くを持って威厳など微塵も感じられない。
まあ、元よりこいつに威厳などある訳ないのだが...。
「さあ、どうぞこちらへ。【賢者】様は既にご乗船されていますので」
そう言われながら案内された船室に入ってみると...。
「おおっ」
見事なまでに豪華な客船のようだった。
細部まで綺麗にされており、所々に観賞用な花や宝石の類が飾られている。
「流石王国所有の船だな。外から見る限り武装も凄いし相当金が掛かっているんだろうな」
俺が嫌味らしくリュートに言うと、彼は笑いながら答えた。
「はい、本船は王族をご乗船させる様にかなり強固に作られていますから国家予算級の大金がないと同じ物は作れませんね。製造費は大体ですが3億ラピスほどですかね」
「3億ラピスって...、まあそんぐらいはするよな」
「搭乗者3000人越えで1ヶ月の航海を行うのですから、維持費も相当な物ですよ。動かすだけでも300人は搭乗者が要りますし、危険な海域を横切る瞬間もあるので戦闘員も大量に含まれていますから」
「その戦闘員に俺たちも含まれているのか?」
嫌そうな顔で奴の表情を窺っていると、再び澄ました笑顔を見せてくる。
「いえ、勇者様方は客室でくつろいでいてください。海域の敵は全て我々騎士団で対応させて頂きますので」
などと言ってはいるが不安しかない。
「お前ら騎士団が当てにならないから言っているんだ」
「と...言うと?」
「とぼけるな。クリスティーナ王国の騎士団のレベルが異常に低い事を俺は知っているんだぞ」
俺の言葉にクスクスと笑うリュート。
「何がおかしい?」
「いえ、【弱体術師】様が見てきたのは城在中の兵士達でしょう?」
「そうだが...、それが何か?」
「クリスティーナ王国の主力部隊は我ら紅蓮騎士団であり在中の兵士達は所詮そこまでの力を有していないのですよ。現に彼らは我ら騎士団の傘下にあります」
「そうなのか? だったらなぜ戦争の時にいなかった?」
1番気になる点がそこだ。
リュート達紅蓮騎士団とやらがそんなに強いのであればなぜ魔王軍との戦闘にこいつらを担ぎ出して来なかったのかを聞いてみると...。
「それは...、実はクリスティーナ王国はその時海を隔てた隣国と紛争をしていましてね、この4度に渡る魔王軍との戦争の間に他の戦争を行なっていたと言う訳です」
目の前の男の話を聞いていると思わず笑ってしまった。
「はっ、ただでさえ魔王軍にボロボロにやられてるってのに、他の国とも戦争中だったとはね。なるほどだから在中の兵士達のレベルが妙に低かった訳か」
「その通りでございます。ただ隣国との戦争は我らの勝利にて収まったと言うことだけは伝えておきましょう」
奴の言葉でなんとなくクリスティーナ王国の現状を悟った俺は鼻で笑うのでした。
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