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大聖堂の連中

 俺は皆が寝静まった頃を見計らう大聖堂の連中に釘を刺しに行く。

 ~大聖堂~

「重要なメンツはこれで全員か?」

 と言う俺の質問に信徒の1人が答える。

「はい! これで全員です!」

「そうか、では俺が今から提示することは絶対に守ってもらう。ちなみに守れなかった場合はお前ら全員打首だからな」

 俺がそう呟くと場の緊張感が増したのは言うまでもない。

「じゃあまずはクリスティアーノ王、通称クズ王には俺を捕らえたと伝えておいて欲しい、そして次の戦争までは絶対に引き渡せないとも伝えておいてくれ」

「なぜですか?」

「俺がこちらの大陸で自由に動くためだ。そして冒険者の為に武器作りをさせているとも言っておいて欲しい。最低限の理由は必要だからな」

 これは俺がガダール宝石店に武器を横流ししている事を不審に思われないための策である。

 信徒各位はメモをとりながら俺の提示した要求を飲んでいく。

 いや、飲まざる終えないだろう。

「後、言い忘れていたがお前達の教皇が使っていた【勇者武器】の模造品は俺たちが世界を救うまで借りていくからよろしく」

「...」

 その場にいた全員が微妙な顔をしているが文句は出てこない。

 まあ、言ったら言ったらでどうなるか結果が分かっているからだろう。

 一応【賢者の本】の模造品は内容を理解した後でなら石川に譲っても良いと思ってはいる。

 どうせ俺たちが持っていても役に立たない魔導書だろうしな。

「そして最後に、俺たちが大聖堂で稼ぎ終わるまでに【聖水】などのこの土地の名産品を各種99個献上する事。これがお前達の命を守る最低限の要求だ。途中で約束が破られた場合、お前達を消しにくるからな!」

 最後の項目だけは念押しに言っておく。

「それじゃあ解散!」

 俺の言葉と共に信徒達は散り散りに去っていき、自分達の仕事を全うするのでした。
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