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水着回③

 水着と言えばシュガーも黒衣の水着を着用している。

 女の物の水着を着させて辱めてやろうと思っていたら意外と似合っていたので妙な気分だ。

 白色の髪に黒衣の水着は相反する色だからか互いを強調し合い彼女の魅力を引き立てているようだった。

(シュガーの癖に似合ってるな...。と言うか現実世界にこんな娘がいたら確実にクラスの人気者になりそう...)

 今まで奴の表情などよく見ていなかったが、よく見てみると無駄に美少女感が満載だ。

 色白の肌と綺麗な白髪、そして宝玉のように美しい紅色の瞳に整った顔立ち。

 まるで美人な外国人の子供と言った風貌のせいで少しうざいな。

「シュガー」

「なんだ?」

「...お座り」

「はいっ!」

 その場にお座りさせた俺はニコニコと笑いながらこう言った。

「お前10分間そのままな」

「なっ!? なんでだよ!!」

「口答えしたから20分ね」

「ぐぬぬ...!」

 なんか妙に可愛いのがウザいので20分間大人しくしてもらおう。

「ちょっとやりすぎじゃない?」

 と優樹に言われるが無視をする。

「問題ない。あいつは今まで俺たちを苦しめてきた元凶の一つだからな。むしろこのくらいの罰を定期的に与える方がいいだろ」

(...今更だがシュガーは吸血鬼だよな? 日光に素肌を晒して大丈夫なのか?)

 チラッと奴の姿を見てみるが別に体は灰になっていないな。

(まあ、今更か)

 今の今まで日の当たりの良い場所を旅してきたんだから問題ないよな。

 日当たりのいい場所に奴を放置しながら俺たちはパラソルを砂浜に突き刺した。

「よ~し! じゃあ定期的に休憩を取りながら遊ぶかな!」

 俺がそう呟くとリュートにこう言われた。

「【弱体術師】様」

「なんだ?」

「昼食はバーベキューにしようと思っているのですが、何かリクエストはありますか?」

「いや、バーベキューにリクエストってなんだよ!」

 俺のツッコミに彼は答える。

「いえ、実はケロナ様が今深海魚を捕まえに行っていましてね」

「サラッとすごい事を言うなお前」

 そんな俺のツッコミは相変わらず流される。

「それで刺身にするか焼き魚にするかを決めてもらおうかと...」

「なるほどな...」

 今の気分は...。

「じゃあ刺身かな。焼肉食いながら刺身ってのも乙かもしれないし」

「分かりました。他に欲しい物があるなら私が買い出しに向かいますが」

「いいや、別にいい」

「分かりました。では私は昼食の準備を始めていますね」

「ああ、だが終わったらお前もケロナもちゃんと遊べよ。今日はハメはずしの日なんだからな」

「分かっています。では優樹様とお楽しみくださいね」

 彼は意味深気にそう呟くと俺を笑顔で見送るのだった。
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