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case3/絶望も突き詰めれば希望である
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それからは特に何もなく、女相手の仕事をこなしてたら突然オーナー室に呼ばれた。
もしかしてこのまま女相手だけでやってけるかも、とか甘いこと考えてた俺はドキッとする。
嫌な予感しかしなくて冷や汗ダラダラかきながらドアをノックした。
てっきり死刑宣告されるんだと思ってた俺は、そこに祐也もいたことに驚いた。
それからオーナーに言われたことは、正直理解を超えていて言葉として届かなかった。
アホみたいな顔してただろう俺に、祐也は分かりやすく説明し直してくれた。
曰く、祐也の奴隷またはペットになれとのこと。
祐也が俺を店から買ったらしい。
つまり俺の借金を祐也が代わりに払ってくれるってことで。
そんなの認めるわけないって食らいついたけど、じゃあお前が払えるのかって言われたら何も言い返せなかった。
その代わり俺は祐也に絶対服従の奴隷になるのだ。
結局金のない俺には拒否権なんかなかった。
居場所が変わっただけで俺に自由なんてないことに代わりはない。
怖い人たちから逃げられるのは嬉しいけど、祐也が何考えてるのかさっぱり分からない。
祐也はさっさと俺に店を辞めさせて、俺は祐也の家に連れてかれた。
祐也の車の中で俺はこれからどうなるんだろうってずっと不安だった。
商品だからってされなかったようなこともされるようになるかもしれない。
なにせあの額だ。
何をされてもおかしくなかった。
せめて祐也に痛めつけるような趣味がないことを祈りながら俺は出荷される家畜みたいな気持ちでいた。
祐也の家は結構綺麗な2LDKで、物が少なくて生活感がなかった。
キッチンなんか新品みたいにピカピカだ。
一体どんな命令がされるんだろうって思ってたら、祐也は店を案内した時みたいに一通り部屋を見せてくれた。
少ない自分の荷物を抱えて祐也の指示を待ってたら、好きにしてって言われて合鍵渡された。
きょとんとしてたら、俺がいない時はベッド使っていいよって言って祐也は仕事に戻っていってしまった。
てっきりここから出るなだの服を脱げだの言われると思ってた俺は拍子抜けしてしばらく落ち着かなくてウロウロしてた。
でももうあの仕事をしなくていいんだって安心感からどっと力が抜けて、ベッドを使うのは流石に申し訳ないからソファーでぐっすり眠った。
目が覚めたらもう昼で、狭いソファーで寝たせいで体中が痛かった。
寝室を覗いたら祐也は帰ってきてて、ベッドで寝ていた。
それからしばらくして祐也が起きてきて、俺を連れて外に出かけた。
一体どこに行くんだろうって思ってたら、服とか身の回りのもの全部買ってくれた。
俺はこんなの申し訳ないって言ったんだけど祐也は聞いてくれなくて、料理好き?って訊いてきて俺が好きって言ったら調理器具も全部揃えてくれた。
正直混乱してて俺の頭はまともに働いてなかった。
家に帰ってきたら祐也はまた仕事に行ってしまった。
俺は自分のものが増えた部屋でやっと落ち着いて何かを考えることができた。
祐也が何を望んでいるのかまだわからないけれど、もしかしたら俺を助けてくれたのかもしれない。
だったらあの莫大な借金を抱えて祐也は俺の代わりに働いてるのかと思うといても立ってもいられなかった。
祐也は無関係なんだからそんなことがあっちゃいけないはずだ。
俺はちょっとだけ自分の元にあったお金を使ってあの店に行った。
祐也は仕事に行ってるみたいで店にはいなくて、俺は直接オーナーのところに行く。
祐也が借金背負うなんておかしいからやっぱり俺が払うって伝えたら、オーナーに断られた。
きっぱりと戦力にならないって言い捨てられて、分かってたけど悔しかった。
でもってねばってたら、じゃあ俺が仕込んであげよっか、って声がしていつの間にか入り口にいた男が勝手知ったるって態度でオーナー室のソファーに座った。
派手な柄もののシャツをボタン三つ開けて着てるその人は、見た目は怖かったけど人好きする笑顔で教えてくれた。
祐也は貯金をはたいても返せなかった分をこの人から借りて組に返済したらしい。
祐也は今この人に無利子で借金してて、働きながら少しずつ返していくことになるみたいだ。
とりあえず増え続ける借金とか脅しとかはなさそうで安心した。
その人はちょっと大変だけど俺でも働けるようになるような教育をしてくれるらしい。
もし働けるようになったら俺は祐也とこの人に金を返せばいい。
お願いしますって言えば、オーナーが透さんって咎めるみたいにその人の名前を呼んだ。
透さんは大丈夫だってオーナーに言って、俺たちは揃ってオーナー室を出た。
それから俺は洗浄をして透さんに任せることになった。透さんに貰った飲み物を飲んで、しばらくベッドに座って話してたらぐらっときて急に力が入らなくなった。
滑り落ちそうになった俺を透さんは力強く抱きとめてベッドに寝かせた。
俺は頭がぼんやりしてて酔っ払ったみたいになってた。体が熱くて力が抜ける。
きんしかんざいって音がその時は理解できなかった。
太ももに触られる感覚がして、冷たいローションが垂らされる。
ぬるぬるってマッサージされると今までとは違って気持ちよく感じて、俺はくったりしたまま体を任せた。
透さんの指が入ってきても痛くなくて、中いじられてるのを他人事みたいな気持ちで感じてた。
どれくらいされてたのかわからないけど、急に祐也の声が聞こえた気がした。
それはすぐに怒鳴り声になって、バキッと鈍い音がしたと思ったら指は抜けたみたいだった。
誠司、誠司って祐也が俺を呼びながらぺちぺち頬を叩いた。
俺はぼうっとした視界で祐也が心配そうな顔してるのを見てた。
なんか泣きそうな声だなって思った。
それから何がどうなったのかわからないけど、きちんと目が覚めた時はベッドの上だった。
俺はしばらく考えて、祐也の部屋にいることに気づいた。
体はもう動くようになってて、リビングに行ったら祐也がソファーで寝ていた。
体痛くなるのに申し訳ないなって思ってたら祐也は目を覚まして、俺を見ると安心したみたいだった。
それから真剣な顔で怒られた。
祐也は金なんていいからもう二度とあんな仕事するなって言った。
祐也だってしてるくせにって思ったけど、命令だって言われたら奴隷として買われた俺は何も言い返せなかった。
でも奴隷らしいことなんて何もしてないからただ借金払ってもらっただけで対価を払ってない。
そうやって俺が言うと、少し考えてからじゃあ飯作ってって祐也が言った。
俺は奴隷から家政婦になったみたいだった。
それからしばらくして、この生活にも慣れ始めている。
俺は普通に就職して普通に働いている。
祐也は俺が起きると帰って来てる時もあるし、出勤する時にもまだ帰らないこともある。
俺はベッドを貸してもらってるから、起きた時に祐也がソファーにいたらベッドに運んでやる。
目が覚めると祐也も同じベッドで眠っている時もある。
労わって頭を撫でてやれば祐也は安心したような顔をする。
日ごとに違うシャンプーの香りがした。
祐也は相変わらず俺に何も求めなかったし、不必要に触ることもしなかった。
命令もあの一度きりだ。
食事を作っておけば祐也は食べているようだった。
朝は食べる気がしないのか、昼か仕事前に食べているみたいだ。
果物を切っておけばなくなっていたので、俺は毎朝祐也の分の果物を用意しておく。
前に俺が出勤する支度をしている時、祐也は疲れた顔をして帰ってきて、それでも果物を二切れ食べてベッドに入った。
休日は一日家にいるので祐也と一緒に食事ができる。
祐也は俺に気を許してくれたのか以前よりよく笑うようになった。
照れるとそっけなくなる癖には最近気づいて、なんだかわいいやつって思った。
一緒にダラダラ映画を見たり雑誌を読んだりして過ごし、一緒のベッドで眠る。
不思議と嫌な気はしなかった。
俺たちは仲のいい兄弟のように生活をともにしている。
俺も稼ぎがあるので少ないながらも借金の返済にあてている。
祐也はそんなことしなくていいって言うけどずっと気持ちは楽だ。
一度は転落したかと思っていた俺の人生も、幸せだと思えるものに変わっていた。
俺は一生かかって祐也にこの恩を返していくんだろう。
それも悪くないと思えるから、前の生活よりずっと満たされているらしい。
もしかしてこのまま女相手だけでやってけるかも、とか甘いこと考えてた俺はドキッとする。
嫌な予感しかしなくて冷や汗ダラダラかきながらドアをノックした。
てっきり死刑宣告されるんだと思ってた俺は、そこに祐也もいたことに驚いた。
それからオーナーに言われたことは、正直理解を超えていて言葉として届かなかった。
アホみたいな顔してただろう俺に、祐也は分かりやすく説明し直してくれた。
曰く、祐也の奴隷またはペットになれとのこと。
祐也が俺を店から買ったらしい。
つまり俺の借金を祐也が代わりに払ってくれるってことで。
そんなの認めるわけないって食らいついたけど、じゃあお前が払えるのかって言われたら何も言い返せなかった。
その代わり俺は祐也に絶対服従の奴隷になるのだ。
結局金のない俺には拒否権なんかなかった。
居場所が変わっただけで俺に自由なんてないことに代わりはない。
怖い人たちから逃げられるのは嬉しいけど、祐也が何考えてるのかさっぱり分からない。
祐也はさっさと俺に店を辞めさせて、俺は祐也の家に連れてかれた。
祐也の車の中で俺はこれからどうなるんだろうってずっと不安だった。
商品だからってされなかったようなこともされるようになるかもしれない。
なにせあの額だ。
何をされてもおかしくなかった。
せめて祐也に痛めつけるような趣味がないことを祈りながら俺は出荷される家畜みたいな気持ちでいた。
祐也の家は結構綺麗な2LDKで、物が少なくて生活感がなかった。
キッチンなんか新品みたいにピカピカだ。
一体どんな命令がされるんだろうって思ってたら、祐也は店を案内した時みたいに一通り部屋を見せてくれた。
少ない自分の荷物を抱えて祐也の指示を待ってたら、好きにしてって言われて合鍵渡された。
きょとんとしてたら、俺がいない時はベッド使っていいよって言って祐也は仕事に戻っていってしまった。
てっきりここから出るなだの服を脱げだの言われると思ってた俺は拍子抜けしてしばらく落ち着かなくてウロウロしてた。
でももうあの仕事をしなくていいんだって安心感からどっと力が抜けて、ベッドを使うのは流石に申し訳ないからソファーでぐっすり眠った。
目が覚めたらもう昼で、狭いソファーで寝たせいで体中が痛かった。
寝室を覗いたら祐也は帰ってきてて、ベッドで寝ていた。
それからしばらくして祐也が起きてきて、俺を連れて外に出かけた。
一体どこに行くんだろうって思ってたら、服とか身の回りのもの全部買ってくれた。
俺はこんなの申し訳ないって言ったんだけど祐也は聞いてくれなくて、料理好き?って訊いてきて俺が好きって言ったら調理器具も全部揃えてくれた。
正直混乱してて俺の頭はまともに働いてなかった。
家に帰ってきたら祐也はまた仕事に行ってしまった。
俺は自分のものが増えた部屋でやっと落ち着いて何かを考えることができた。
祐也が何を望んでいるのかまだわからないけれど、もしかしたら俺を助けてくれたのかもしれない。
だったらあの莫大な借金を抱えて祐也は俺の代わりに働いてるのかと思うといても立ってもいられなかった。
祐也は無関係なんだからそんなことがあっちゃいけないはずだ。
俺はちょっとだけ自分の元にあったお金を使ってあの店に行った。
祐也は仕事に行ってるみたいで店にはいなくて、俺は直接オーナーのところに行く。
祐也が借金背負うなんておかしいからやっぱり俺が払うって伝えたら、オーナーに断られた。
きっぱりと戦力にならないって言い捨てられて、分かってたけど悔しかった。
でもってねばってたら、じゃあ俺が仕込んであげよっか、って声がしていつの間にか入り口にいた男が勝手知ったるって態度でオーナー室のソファーに座った。
派手な柄もののシャツをボタン三つ開けて着てるその人は、見た目は怖かったけど人好きする笑顔で教えてくれた。
祐也は貯金をはたいても返せなかった分をこの人から借りて組に返済したらしい。
祐也は今この人に無利子で借金してて、働きながら少しずつ返していくことになるみたいだ。
とりあえず増え続ける借金とか脅しとかはなさそうで安心した。
その人はちょっと大変だけど俺でも働けるようになるような教育をしてくれるらしい。
もし働けるようになったら俺は祐也とこの人に金を返せばいい。
お願いしますって言えば、オーナーが透さんって咎めるみたいにその人の名前を呼んだ。
透さんは大丈夫だってオーナーに言って、俺たちは揃ってオーナー室を出た。
それから俺は洗浄をして透さんに任せることになった。透さんに貰った飲み物を飲んで、しばらくベッドに座って話してたらぐらっときて急に力が入らなくなった。
滑り落ちそうになった俺を透さんは力強く抱きとめてベッドに寝かせた。
俺は頭がぼんやりしてて酔っ払ったみたいになってた。体が熱くて力が抜ける。
きんしかんざいって音がその時は理解できなかった。
太ももに触られる感覚がして、冷たいローションが垂らされる。
ぬるぬるってマッサージされると今までとは違って気持ちよく感じて、俺はくったりしたまま体を任せた。
透さんの指が入ってきても痛くなくて、中いじられてるのを他人事みたいな気持ちで感じてた。
どれくらいされてたのかわからないけど、急に祐也の声が聞こえた気がした。
それはすぐに怒鳴り声になって、バキッと鈍い音がしたと思ったら指は抜けたみたいだった。
誠司、誠司って祐也が俺を呼びながらぺちぺち頬を叩いた。
俺はぼうっとした視界で祐也が心配そうな顔してるのを見てた。
なんか泣きそうな声だなって思った。
それから何がどうなったのかわからないけど、きちんと目が覚めた時はベッドの上だった。
俺はしばらく考えて、祐也の部屋にいることに気づいた。
体はもう動くようになってて、リビングに行ったら祐也がソファーで寝ていた。
体痛くなるのに申し訳ないなって思ってたら祐也は目を覚まして、俺を見ると安心したみたいだった。
それから真剣な顔で怒られた。
祐也は金なんていいからもう二度とあんな仕事するなって言った。
祐也だってしてるくせにって思ったけど、命令だって言われたら奴隷として買われた俺は何も言い返せなかった。
でも奴隷らしいことなんて何もしてないからただ借金払ってもらっただけで対価を払ってない。
そうやって俺が言うと、少し考えてからじゃあ飯作ってって祐也が言った。
俺は奴隷から家政婦になったみたいだった。
それからしばらくして、この生活にも慣れ始めている。
俺は普通に就職して普通に働いている。
祐也は俺が起きると帰って来てる時もあるし、出勤する時にもまだ帰らないこともある。
俺はベッドを貸してもらってるから、起きた時に祐也がソファーにいたらベッドに運んでやる。
目が覚めると祐也も同じベッドで眠っている時もある。
労わって頭を撫でてやれば祐也は安心したような顔をする。
日ごとに違うシャンプーの香りがした。
祐也は相変わらず俺に何も求めなかったし、不必要に触ることもしなかった。
命令もあの一度きりだ。
食事を作っておけば祐也は食べているようだった。
朝は食べる気がしないのか、昼か仕事前に食べているみたいだ。
果物を切っておけばなくなっていたので、俺は毎朝祐也の分の果物を用意しておく。
前に俺が出勤する支度をしている時、祐也は疲れた顔をして帰ってきて、それでも果物を二切れ食べてベッドに入った。
休日は一日家にいるので祐也と一緒に食事ができる。
祐也は俺に気を許してくれたのか以前よりよく笑うようになった。
照れるとそっけなくなる癖には最近気づいて、なんだかわいいやつって思った。
一緒にダラダラ映画を見たり雑誌を読んだりして過ごし、一緒のベッドで眠る。
不思議と嫌な気はしなかった。
俺たちは仲のいい兄弟のように生活をともにしている。
俺も稼ぎがあるので少ないながらも借金の返済にあてている。
祐也はそんなことしなくていいって言うけどずっと気持ちは楽だ。
一度は転落したかと思っていた俺の人生も、幸せだと思えるものに変わっていた。
俺は一生かかって祐也にこの恩を返していくんだろう。
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