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読めない男
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目が覚めて初めて自分が眠っていたことに気づいた。力が抜けきっているせいか手足が重い。ぼんやりとする頭で直前の行為を思い返す。途中から思い出せないのは朦朧としていたからだろうか。いつから意識を飛ばしていたのだろう。
力ない目で薄暗い部屋を見ていれば、冷たい風が吹き込んでいるのを感じた。しっかりと布団を被せられているため寒くはないが、頬に風の流れがあたる。そちらを見やれば、直樹が窓辺に座って煙草を吸っていた。吐かれた煙が窓の隙間から流れていく。その後ろ頭をぼんやりと見ていれば、直樹が不意にこちらを振り返った。
「……起きたの」
外の光がカーテンの隙間から入っているせいで直樹の顔が見えない。煙草の火だけが赤く色づいていた。空の色は少し薄く、深夜と夜明けのあわいにいるようだった。声を聞く限り、いつも通りの直樹だ。
「全然起きないから死んだのかと思った」
そう言って少し笑って、直樹が煙草を押し消した。赤い光が消える。窓を閉め、直樹はカーテンを引き直した。引っ張りすぎて今度は中央に隙間ができてしまったが、直樹は気にも留めない。死人をほっといて煙草吸うなよな、と大輔は内心呆れる。
直樹はベッドに戻ってくると大輔の隣に潜り込んだ。随分足先が冷えている。見上げれば乱れて下りてきた前髪が邪魔をした。目を細めたのが分かったのか直樹の手が髪をかきあげた。その手は温かかった。どうやらもう怒ってはいないようだ、と思う。
直樹は何かに怒っていたようで、ひどい抱かれ方をした。頑丈だと思っていた自分がもたないくらいだから相当だ、と大輔は寄り添ってくる直樹にされるがままになっている。怒りの理由はよく分からなかった。最近ゆっくりとできていなかったことか、あの男か、あの女か、あの時の態度か、それとも大輔自身には何も関係のないことかもしれない。直樹の考えることなど大輔には分からないのだから考えるだけ無駄だ。
絡めた足から体温が奪われていく。何も身につけていなかったはずだが、どうやら下着とズボンだけは穿かされているようだった。注がれたものをせめて掻きださなければと身をよじった。どうしたのかと直樹がこちらを見やる。
「風呂……腹壊す……」
直樹の体を押しのけつつ言う。声は掠れてしまっていた。寝起きで力の入っていなかった手を直樹に掴まれ、胸に抱き込まれる。
「出したから平気」
ことも無げに言って直樹はすぐに大輔を解放した。かと思えば、するりとベッドから出て行ってしまう。布団の隙間から部屋の冷気が忍び込んできた。寒さに身を縮こまらせる。後処理までされて目を覚まさなかったとなると随分深く落ちていたのだろう。意識のない間の痴態を思って大輔はもぞもぞと布団に潜る。長い間突き上げられていたようだから量も多かったことだろう。またあの指で内側を掻き回されたのかと思うといたたまれなくなってシーツに顔を押し付けた。
直樹は随分遅いがどうしたのだろう、とふと布団から頭を出せば、ちょうど戻ってきたようだった。
「起きれる?」
直樹はそう言ってマグカップを差し出す。直樹がお伺いをたてるようなことは珍しい。最中に大輔が意識を手放したことに罪悪感があるのだろうか。怠い体をなんとか起こせば、まずは長袖のシャツを渡された。頭から被ってのろのろと袖に手を通す。ぐいっと直樹に裾を引っ張られてしっかりと収まった。
マグカップを手渡され、大輔が掴んだのを確認してからそっと手が離された。口をつけてみれば程よく温かい。なるほど白湯を作ってくれていたのか、と納得する。口内より少しだけ高い温度がゆっくりと胃に落ちていく。渇いた喉が潤い、体が温まっていく。喉の渇きに任せて飲んでいた勢いが収まると、また眠気が襲ってきた。直樹がマグカップをとっていき、残りを飲み干す。
大輔が布団に潜れば直樹もまた隣に戻った。礼のつもりで甘えるように体をくっつけてみれば、腕が回されて抱き寄せられた。自分も男と言えど、力強い腕で抱かれるのは安心感がある。それが心を許している相手ならば尚更だ。細いように見えてがっしりとしている両腕。髪から煙草の匂いがした。
「大輔」
呟くように呼んだ声は低く、心地よく耳に落ちる。ん、と多少潤った声で返事をすれば少し力を抜かれて距離ができた。思わず直樹の顔を見れば、優しさが滲んだ目をしていた。
「好き」
静かに言って口付けられた。吸っていた煙草の味もわからないような触れ合うだけのものだったが、丁寧にしてくれたのが伝わってくる。それが今日初めての口付けだったことに気づいた。苦しくない程度に抱き締めてくれる。あまりに大切そうに触れてくれるので直樹の胸に額を押し付けながら泣きそうかもしれない、と思った。思ったよりも弱っていたようだ。
「なに、急に」
それも癪で、笑いを滲ませて言ってやった。泣くのを堪えたせいで強張った背中を直樹の手が撫でる。こんな風に寄り添って触れるのも罪滅ぼしなのかもしれない。眠りもしないで煙草を吸いながら一人何を考えていたのだろう。
「大輔がしてほしいって言ったから」
そう言って直樹はひとつあくびをした。すっかり体も温まって眠たくなったのだろう。大輔はぼんやりとする記憶を手繰り寄せる。直樹の抱き方は随分一方的だった。乱暴なわけではなく、むしろ丁寧に触れられた。あの器用な指と舌で知り尽くしている弱い箇所を徹底的に弄られた。粘膜を嬲られるのはさらに強烈で、直樹が服を乱さぬうちに数度絶頂させられた。感情の読めない瞳でただ見つめられながら。声を抑える余裕もなくなり全身ぐずぐずになってから突き込まれたのだ。思考もかき回されて何を口走ったのかもう覚えていない。
「あー、そう」
照れを隠すようにわざと素っ気なく答えた。なにせ力が入らなくなっていたせいでしがみつくことさえできなかったのだ。こうしてくっついているだけで安心してしまう。背中に触れている手が温かい。過ぎた快感は暴力になりうる。直樹ならきっと片手で大輔を壊すことができる。
んう、と眠そうな声を出して直樹が身じろいだ。大輔も直樹の頭を撫でてやった。とろりとした目をしているのが見なくても分かる。大輔、と呼んだ声が舌足らずだった。
「ゆるす」
直樹が危うげな滑舌で言った。相変わらず言葉足らずの説明不足だ。直樹が大輔に怒っていたことなのか、大輔が許してと口走っていたことへの答えなのか、よくわからない。
「ありがと」
そう返しながら馬鹿げた会話だと思った。直樹の考えはいつも突拍子もなさすぎて想像もできないのだ。それが面白いのだけれど。大輔を抱く腕から力が抜けている。じっとしていれば直樹の寝息が聞こえてきた。まったくわがままで自分勝手な恋人だと呆れて少し笑う。
「俺もゆるす」
そっと呟いて髪を梳いた。直樹の無言のごめんへの答えだ。じわっと温かくなって急激に眠気がくる。投げ出された直樹の手に指を絡めて目を閉じる。感覚が遠のいてすぐにでも眠ってしまいそうだ。カーテンの隙間から見える空は淡く光っている。もう夜明けが近い。
力ない目で薄暗い部屋を見ていれば、冷たい風が吹き込んでいるのを感じた。しっかりと布団を被せられているため寒くはないが、頬に風の流れがあたる。そちらを見やれば、直樹が窓辺に座って煙草を吸っていた。吐かれた煙が窓の隙間から流れていく。その後ろ頭をぼんやりと見ていれば、直樹が不意にこちらを振り返った。
「……起きたの」
外の光がカーテンの隙間から入っているせいで直樹の顔が見えない。煙草の火だけが赤く色づいていた。空の色は少し薄く、深夜と夜明けのあわいにいるようだった。声を聞く限り、いつも通りの直樹だ。
「全然起きないから死んだのかと思った」
そう言って少し笑って、直樹が煙草を押し消した。赤い光が消える。窓を閉め、直樹はカーテンを引き直した。引っ張りすぎて今度は中央に隙間ができてしまったが、直樹は気にも留めない。死人をほっといて煙草吸うなよな、と大輔は内心呆れる。
直樹はベッドに戻ってくると大輔の隣に潜り込んだ。随分足先が冷えている。見上げれば乱れて下りてきた前髪が邪魔をした。目を細めたのが分かったのか直樹の手が髪をかきあげた。その手は温かかった。どうやらもう怒ってはいないようだ、と思う。
直樹は何かに怒っていたようで、ひどい抱かれ方をした。頑丈だと思っていた自分がもたないくらいだから相当だ、と大輔は寄り添ってくる直樹にされるがままになっている。怒りの理由はよく分からなかった。最近ゆっくりとできていなかったことか、あの男か、あの女か、あの時の態度か、それとも大輔自身には何も関係のないことかもしれない。直樹の考えることなど大輔には分からないのだから考えるだけ無駄だ。
絡めた足から体温が奪われていく。何も身につけていなかったはずだが、どうやら下着とズボンだけは穿かされているようだった。注がれたものをせめて掻きださなければと身をよじった。どうしたのかと直樹がこちらを見やる。
「風呂……腹壊す……」
直樹の体を押しのけつつ言う。声は掠れてしまっていた。寝起きで力の入っていなかった手を直樹に掴まれ、胸に抱き込まれる。
「出したから平気」
ことも無げに言って直樹はすぐに大輔を解放した。かと思えば、するりとベッドから出て行ってしまう。布団の隙間から部屋の冷気が忍び込んできた。寒さに身を縮こまらせる。後処理までされて目を覚まさなかったとなると随分深く落ちていたのだろう。意識のない間の痴態を思って大輔はもぞもぞと布団に潜る。長い間突き上げられていたようだから量も多かったことだろう。またあの指で内側を掻き回されたのかと思うといたたまれなくなってシーツに顔を押し付けた。
直樹は随分遅いがどうしたのだろう、とふと布団から頭を出せば、ちょうど戻ってきたようだった。
「起きれる?」
直樹はそう言ってマグカップを差し出す。直樹がお伺いをたてるようなことは珍しい。最中に大輔が意識を手放したことに罪悪感があるのだろうか。怠い体をなんとか起こせば、まずは長袖のシャツを渡された。頭から被ってのろのろと袖に手を通す。ぐいっと直樹に裾を引っ張られてしっかりと収まった。
マグカップを手渡され、大輔が掴んだのを確認してからそっと手が離された。口をつけてみれば程よく温かい。なるほど白湯を作ってくれていたのか、と納得する。口内より少しだけ高い温度がゆっくりと胃に落ちていく。渇いた喉が潤い、体が温まっていく。喉の渇きに任せて飲んでいた勢いが収まると、また眠気が襲ってきた。直樹がマグカップをとっていき、残りを飲み干す。
大輔が布団に潜れば直樹もまた隣に戻った。礼のつもりで甘えるように体をくっつけてみれば、腕が回されて抱き寄せられた。自分も男と言えど、力強い腕で抱かれるのは安心感がある。それが心を許している相手ならば尚更だ。細いように見えてがっしりとしている両腕。髪から煙草の匂いがした。
「大輔」
呟くように呼んだ声は低く、心地よく耳に落ちる。ん、と多少潤った声で返事をすれば少し力を抜かれて距離ができた。思わず直樹の顔を見れば、優しさが滲んだ目をしていた。
「好き」
静かに言って口付けられた。吸っていた煙草の味もわからないような触れ合うだけのものだったが、丁寧にしてくれたのが伝わってくる。それが今日初めての口付けだったことに気づいた。苦しくない程度に抱き締めてくれる。あまりに大切そうに触れてくれるので直樹の胸に額を押し付けながら泣きそうかもしれない、と思った。思ったよりも弱っていたようだ。
「なに、急に」
それも癪で、笑いを滲ませて言ってやった。泣くのを堪えたせいで強張った背中を直樹の手が撫でる。こんな風に寄り添って触れるのも罪滅ぼしなのかもしれない。眠りもしないで煙草を吸いながら一人何を考えていたのだろう。
「大輔がしてほしいって言ったから」
そう言って直樹はひとつあくびをした。すっかり体も温まって眠たくなったのだろう。大輔はぼんやりとする記憶を手繰り寄せる。直樹の抱き方は随分一方的だった。乱暴なわけではなく、むしろ丁寧に触れられた。あの器用な指と舌で知り尽くしている弱い箇所を徹底的に弄られた。粘膜を嬲られるのはさらに強烈で、直樹が服を乱さぬうちに数度絶頂させられた。感情の読めない瞳でただ見つめられながら。声を抑える余裕もなくなり全身ぐずぐずになってから突き込まれたのだ。思考もかき回されて何を口走ったのかもう覚えていない。
「あー、そう」
照れを隠すようにわざと素っ気なく答えた。なにせ力が入らなくなっていたせいでしがみつくことさえできなかったのだ。こうしてくっついているだけで安心してしまう。背中に触れている手が温かい。過ぎた快感は暴力になりうる。直樹ならきっと片手で大輔を壊すことができる。
んう、と眠そうな声を出して直樹が身じろいだ。大輔も直樹の頭を撫でてやった。とろりとした目をしているのが見なくても分かる。大輔、と呼んだ声が舌足らずだった。
「ゆるす」
直樹が危うげな滑舌で言った。相変わらず言葉足らずの説明不足だ。直樹が大輔に怒っていたことなのか、大輔が許してと口走っていたことへの答えなのか、よくわからない。
「ありがと」
そう返しながら馬鹿げた会話だと思った。直樹の考えはいつも突拍子もなさすぎて想像もできないのだ。それが面白いのだけれど。大輔を抱く腕から力が抜けている。じっとしていれば直樹の寝息が聞こえてきた。まったくわがままで自分勝手な恋人だと呆れて少し笑う。
「俺もゆるす」
そっと呟いて髪を梳いた。直樹の無言のごめんへの答えだ。じわっと温かくなって急激に眠気がくる。投げ出された直樹の手に指を絡めて目を閉じる。感覚が遠のいてすぐにでも眠ってしまいそうだ。カーテンの隙間から見える空は淡く光っている。もう夜明けが近い。
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