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そのにじゅうさん
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ヤバい。
快適すぎる・・・
レオンの侍女になってから俺の生活は激変した。
あれだけあった俺の仕事もレオンの侍女が、いつの間にか人を手配して、俺の負担を激減させた。
それに、俺のチャームポイントであるドリルが消失したことにより、イザベラは凄い凝った髪型も可能になった。
どうやら、魔法で何とかしたらしいが、もうドリルは復活できませんと平謝りされた。
まさか消失するとは思わなかったらしい。
レオンの侍女が慌てたのはそのときだけだ。
レオンも久し振りに焦ってたし、そのせいで病院に行かされた。
身体には髪の毛のドリルが消えた以外は、別に何にもなかったから、安心したようだ。
ドリルがなくなっても銀色の髪は、なみなみあったので、むしろ少し身体も軽くなり、ウインウインだった。
まあ、悪役令嬢としてのチャームポイントがなくなって、少し残念だったが、学園卒業したらショートカットにするという希望が沸いた。
とはいえ、レオン侍女じゃないとできない技術のような気がする。
ただ、問題なのは、何故か朝から晩迄、レオンもセットなのかと・・・
レオンに聞くと、レオンの侍女も兼ねてるから一緒にいた方が効率がいいと言うのだが、一理はあるが、俺の侍女は別にもっとグレード下がってもいいので、俺の専属にできないのかな。
「雇うお金がもったいないだろう」
と言われたが、短期間だし、ベルが帰ってくればいい話なのだが、レオンが気をきかせてどうやらベルと親父は温泉にいっているらしい。
そのうち俺も連れてくよと言われ、ちょっと楽しみなのだ。
レオンも朝は食べない派でいつも優雅にお茶している。
俺も、大抵、冷たい水か少しお腹すいたかなと思うとスープなどが用意される。
やみはベルと一緒でガッツリ食べるんだけど、俺が寝ている間に朝食を済ませているので、なにを食べているのかわからない。
昼は、いつもは食堂でベルの新作のメニュー開発の協力をしていたのだが、今はいないので、レオンの侍女がレオンと俺とやみの分の軽食を作ってくれてる。
朝、昼が軽いのは晩ごはんはフルコースになるからだ。
夜のフルコースは貴族が好んで食べそうな料理だが、まあ味はいい。
俺はそんなに食べないのでほとんどやみのお腹に消えている。
そんな俺にある晩、レオンの侍女が差し出したドリンクに驚愕した。
これ、徹夜の友じゃん。
あのドリンクと同じ味がした。
感動・・・した。
この世界で初めて泣いた。
それを見てレオンと、やみがドン引きしてたけど。
そんな感じで、俺達三人の面倒を音もなく細やかにやり遂げるのだ。
やみはすっかり胃袋を捕まれたようで、レオンとは相変わらずだが、
「ベル、もっとゆっくりしてきてもいいな」
なんて言っている。
「ベルが聞いたら泣くぞ。」
と言う俺も複雑な気分だ。
ベルが早く帰らないとこの快適な生活にズブズブ慣れてしまうじゃないか。
一度、さりげなくレオンの侍女にヘッドハンティングを持ちかけてみたが、やんわり断られた。
まあそうだろうな、お金では動かなそう。
一度、もしかしたら人間じゃなくて精霊なのかと疑ったのだが、レオンの精霊はちゃんと別にいる。
鑑定でもレオンが精霊を持っているのはわかっていた。
意外だったのだが、レオンの精霊はフェニックスだった。
藍色のイメージカラーをもってるから勝手に青い鳥かと思ってたからフェニックスを出されたときびっくりした。
やみは別に驚いてなかったので小説の設定もそこまで色にこだわってないのだろうなと思ったのだった。
それに、亮が入学してきたらフェニックスを紹介してやろうと、きっと喜ぶだろうな、本物のフェニックス、楽しみだ。
快適すぎる・・・
レオンの侍女になってから俺の生活は激変した。
あれだけあった俺の仕事もレオンの侍女が、いつの間にか人を手配して、俺の負担を激減させた。
それに、俺のチャームポイントであるドリルが消失したことにより、イザベラは凄い凝った髪型も可能になった。
どうやら、魔法で何とかしたらしいが、もうドリルは復活できませんと平謝りされた。
まさか消失するとは思わなかったらしい。
レオンの侍女が慌てたのはそのときだけだ。
レオンも久し振りに焦ってたし、そのせいで病院に行かされた。
身体には髪の毛のドリルが消えた以外は、別に何にもなかったから、安心したようだ。
ドリルがなくなっても銀色の髪は、なみなみあったので、むしろ少し身体も軽くなり、ウインウインだった。
まあ、悪役令嬢としてのチャームポイントがなくなって、少し残念だったが、学園卒業したらショートカットにするという希望が沸いた。
とはいえ、レオン侍女じゃないとできない技術のような気がする。
ただ、問題なのは、何故か朝から晩迄、レオンもセットなのかと・・・
レオンに聞くと、レオンの侍女も兼ねてるから一緒にいた方が効率がいいと言うのだが、一理はあるが、俺の侍女は別にもっとグレード下がってもいいので、俺の専属にできないのかな。
「雇うお金がもったいないだろう」
と言われたが、短期間だし、ベルが帰ってくればいい話なのだが、レオンが気をきかせてどうやらベルと親父は温泉にいっているらしい。
そのうち俺も連れてくよと言われ、ちょっと楽しみなのだ。
レオンも朝は食べない派でいつも優雅にお茶している。
俺も、大抵、冷たい水か少しお腹すいたかなと思うとスープなどが用意される。
やみはベルと一緒でガッツリ食べるんだけど、俺が寝ている間に朝食を済ませているので、なにを食べているのかわからない。
昼は、いつもは食堂でベルの新作のメニュー開発の協力をしていたのだが、今はいないので、レオンの侍女がレオンと俺とやみの分の軽食を作ってくれてる。
朝、昼が軽いのは晩ごはんはフルコースになるからだ。
夜のフルコースは貴族が好んで食べそうな料理だが、まあ味はいい。
俺はそんなに食べないのでほとんどやみのお腹に消えている。
そんな俺にある晩、レオンの侍女が差し出したドリンクに驚愕した。
これ、徹夜の友じゃん。
あのドリンクと同じ味がした。
感動・・・した。
この世界で初めて泣いた。
それを見てレオンと、やみがドン引きしてたけど。
そんな感じで、俺達三人の面倒を音もなく細やかにやり遂げるのだ。
やみはすっかり胃袋を捕まれたようで、レオンとは相変わらずだが、
「ベル、もっとゆっくりしてきてもいいな」
なんて言っている。
「ベルが聞いたら泣くぞ。」
と言う俺も複雑な気分だ。
ベルが早く帰らないとこの快適な生活にズブズブ慣れてしまうじゃないか。
一度、さりげなくレオンの侍女にヘッドハンティングを持ちかけてみたが、やんわり断られた。
まあそうだろうな、お金では動かなそう。
一度、もしかしたら人間じゃなくて精霊なのかと疑ったのだが、レオンの精霊はちゃんと別にいる。
鑑定でもレオンが精霊を持っているのはわかっていた。
意外だったのだが、レオンの精霊はフェニックスだった。
藍色のイメージカラーをもってるから勝手に青い鳥かと思ってたからフェニックスを出されたときびっくりした。
やみは別に驚いてなかったので小説の設定もそこまで色にこだわってないのだろうなと思ったのだった。
それに、亮が入学してきたらフェニックスを紹介してやろうと、きっと喜ぶだろうな、本物のフェニックス、楽しみだ。
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