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そのにじゅうご
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みんな、落ち着いてきたのでベルの部屋から出て俺の部屋に移動した。
ベルには学園の方からも医者が来て、ちょうど診察中になったからだ。
まずは亮から事情をきくと、まあ、伝説の剣を自慢したくて、つい、出したらしい。
「そんな危険なもの、一体どうやって学園に持ち込めたんだ?」
さすがに剣なんて学園での持ち物検査に引っかかるはずだと思って聞くと、小さな可愛い巾着を見せてくれた。
「てってれ・・・えっと、異次元巾着」
おいこら。なんかどっかで見た袋だな。
「これに色々、収納出来るんだよ」
「へえ・・・」
そんなもん、本当にどこで手にいれたんだか。
「忘れてたけど、これ、お土産」
といってカフェのお菓子の詰め合わせを渡される。
「呪われてないだろうな?」
「ただのお菓子だよ」
亮のせいでだいぶ疑心暗鬼になる。
「まさかと思うが、他には危険なものは入ってないだろうな?」
亮が青くなってサッと巾着を隠した。
ヤバい、これ、黒だな。
巾着の中身どんだけヤバいものが入ってるのか、想像もつかないが、嫌な予感しかしない。
早急に中身を確認しないと・・・
何が入ってるんだ!と怒鳴りたい気持ちを押さえながら、俺は笑顔でいった。
「そう言えば遅くなったけど亮入学、本当におめでとう。よくあの難しい試験パスできたな。元々お前ならできると思ってたから全然心配してなかったぞ」
と言うと、亮の涙腺が壊れた。
それからはすんなり色々聞き出せた。
どうやらいろんな冒険に連れ出してたのは極楽鳥で、行った先々で伝説級のお宝をゲットしてたらしい。
くそ、確かに極楽鳥に魔力の家庭教師を頼んだが、極楽鳥め、ろくなことをしないな。
亮は伝説の剣のことエクスカリバーって呼んでるけど、超有名な剣だぞ、でも伝説の剣ってマジかよ。
そもそも伝説の剣って大抵、剣が大量殺害して血が流れて呪われているパターンなんだけど・・・と言っても亮はそういう系の小説読まないからな。
とりあえず刺し違えてもいい、何がなんでも極楽鳥を絞めてから揚げにしてやる。
笑顔が貼り付いた顔で亮には他にも危ない品物があるのなら、とりあえずは全部浄化しようなと優しく指導する。
素直にうなずいた亮だったが、
「幻の三大毒も浄化していいの?」
えっ・・・
毒もあるのかよ???本当に勘弁してくれ。
とりあえず、幻の三大毒は、レオンが預かってくれることになった。
まったく幻なら幻らしく見つかんなきゃいいのにと思ったが、なんでもこの毒、国が買えるほどの薬にもなるそうだ。
まあ、毒は薬、薬は毒っていうしな。
他にも伝説のなんやら、幻のなんやらが小さい巾着からでてくる。
そんなに幻も、伝説も有るんかい、そういやあ、そんなアニメ俺達好きだったなあ・・・とは思いつつ極楽鳥を見るとさすがに反省しているっぽい。
ポーズかもしれないが、極楽鳥は目を伏せてるし、レオンは爆笑手前の顔をしている。
でも次から次へと大量に出てくるので、また誰か万が一呪われたら面倒だから、人のいない広いところでやれといってこの場所から追い出した。
レオンの侍女が、高価なものがあれば選別してくれるらしい。
興味津々なのか、やみや、ゴールドも一緒に行った。
亮がゴールドと名付けて光の精霊と契約したって言ってたから少しは光魔法もできるようになったらしいからそれも後で確認しなきゃなと思いつつ、亮も名付けセンスないなと思う。
ゴールドってどうしたらそんな名前になるんだろう?と思ったが、今度聞いてみることにする。
闇と光なのに、精霊同士意外に仲いいなと思いつつ、ふと我に返ると残されたレオンと、極楽鳥がいつの間にかにらみ合いしている。
まあ、普通の人が見たらイケメン同士が見つめあっているとも言えるが、とりあえずは極楽鳥ときっちり話をつけないとな。
ベルには学園の方からも医者が来て、ちょうど診察中になったからだ。
まずは亮から事情をきくと、まあ、伝説の剣を自慢したくて、つい、出したらしい。
「そんな危険なもの、一体どうやって学園に持ち込めたんだ?」
さすがに剣なんて学園での持ち物検査に引っかかるはずだと思って聞くと、小さな可愛い巾着を見せてくれた。
「てってれ・・・えっと、異次元巾着」
おいこら。なんかどっかで見た袋だな。
「これに色々、収納出来るんだよ」
「へえ・・・」
そんなもん、本当にどこで手にいれたんだか。
「忘れてたけど、これ、お土産」
といってカフェのお菓子の詰め合わせを渡される。
「呪われてないだろうな?」
「ただのお菓子だよ」
亮のせいでだいぶ疑心暗鬼になる。
「まさかと思うが、他には危険なものは入ってないだろうな?」
亮が青くなってサッと巾着を隠した。
ヤバい、これ、黒だな。
巾着の中身どんだけヤバいものが入ってるのか、想像もつかないが、嫌な予感しかしない。
早急に中身を確認しないと・・・
何が入ってるんだ!と怒鳴りたい気持ちを押さえながら、俺は笑顔でいった。
「そう言えば遅くなったけど亮入学、本当におめでとう。よくあの難しい試験パスできたな。元々お前ならできると思ってたから全然心配してなかったぞ」
と言うと、亮の涙腺が壊れた。
それからはすんなり色々聞き出せた。
どうやらいろんな冒険に連れ出してたのは極楽鳥で、行った先々で伝説級のお宝をゲットしてたらしい。
くそ、確かに極楽鳥に魔力の家庭教師を頼んだが、極楽鳥め、ろくなことをしないな。
亮は伝説の剣のことエクスカリバーって呼んでるけど、超有名な剣だぞ、でも伝説の剣ってマジかよ。
そもそも伝説の剣って大抵、剣が大量殺害して血が流れて呪われているパターンなんだけど・・・と言っても亮はそういう系の小説読まないからな。
とりあえず刺し違えてもいい、何がなんでも極楽鳥を絞めてから揚げにしてやる。
笑顔が貼り付いた顔で亮には他にも危ない品物があるのなら、とりあえずは全部浄化しようなと優しく指導する。
素直にうなずいた亮だったが、
「幻の三大毒も浄化していいの?」
えっ・・・
毒もあるのかよ???本当に勘弁してくれ。
とりあえず、幻の三大毒は、レオンが預かってくれることになった。
まったく幻なら幻らしく見つかんなきゃいいのにと思ったが、なんでもこの毒、国が買えるほどの薬にもなるそうだ。
まあ、毒は薬、薬は毒っていうしな。
他にも伝説のなんやら、幻のなんやらが小さい巾着からでてくる。
そんなに幻も、伝説も有るんかい、そういやあ、そんなアニメ俺達好きだったなあ・・・とは思いつつ極楽鳥を見るとさすがに反省しているっぽい。
ポーズかもしれないが、極楽鳥は目を伏せてるし、レオンは爆笑手前の顔をしている。
でも次から次へと大量に出てくるので、また誰か万が一呪われたら面倒だから、人のいない広いところでやれといってこの場所から追い出した。
レオンの侍女が、高価なものがあれば選別してくれるらしい。
興味津々なのか、やみや、ゴールドも一緒に行った。
亮がゴールドと名付けて光の精霊と契約したって言ってたから少しは光魔法もできるようになったらしいからそれも後で確認しなきゃなと思いつつ、亮も名付けセンスないなと思う。
ゴールドってどうしたらそんな名前になるんだろう?と思ったが、今度聞いてみることにする。
闇と光なのに、精霊同士意外に仲いいなと思いつつ、ふと我に返ると残されたレオンと、極楽鳥がいつの間にかにらみ合いしている。
まあ、普通の人が見たらイケメン同士が見つめあっているとも言えるが、とりあえずは極楽鳥ときっちり話をつけないとな。
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