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幕間・負けヒロイン列伝その3 『かぐや様は告らせたい』四条眞妃
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みなさん、こんにちは!
『負けヒロインに花束を』の語り手・立花宗重の叔母、西わかばです!
さて、第3章でも、新たな「負けヒロイン」が出現することになってしまった訳ですが……。
今回も、番外編として本編中に宗重が代表的な「負けヒロイン」として言及している架空の作品のモデルとなった作品やキャラクターを紹介させてもらいます。
3回目に取り上げるのは、前回の予告のとおり、2020年代を代表するラブコメ漫画の名脇役とも言える、このキャラクター!
今回は、作品内の主人公に恋するキャラクターではなく、主人公カップルのとは関係のないところで失恋していた脇役ポジションのキャラクターを選んでみました!
作品名『かぐや様は告らせたい』
負けヒロイン:四条眞妃
高等部2年B組→3年A組の女子。ボランティア部所属。担当声優は、(石原夏織さんと並ぶ負けヒロイン声優)市ノ瀬加那さん。
1月1日生まれ。AB型。帝という双子の弟がいる。
四宮家の血筋で、かぐやの遠縁の傍系卑属にあたる。目上の人を敬うという名目でかぐやをおば様と呼んでいるが、かぐやには嫌がられている。かぐやとほぼ同格のスペックを持ち、白銀とかぐやに次ぐ学年3位の学力を有しているが、本人的には本気を出していないため、やろうと思えば1位も取れると思っており、実際にかぐやと白銀が勉強に力を入れなくなった2年の3学期末試験ではかぐやと同率1位だった。
傲慢に振舞っているが本当は健気で繊細。しかし傲慢さが持たず最後には本音を出す、緩急の強い(躁鬱の激しい)性格から、石上には「ツンデレ先輩」と呼ばれている。なお言動の端々はかぐやに似ている。
渚の友人グループの一人であり、翼に想いを寄せている。翼に彼女がいないと判明した時には「超ウケル!」と発言していたが、内心は喜んでいた。その後、渚と翼が付き合うことになってからはふたりのデートシーンに隠れキャラのように潜んでいる。翼のことは諦めておらず、彼が自分に振り向いてくれるのを健気に待ち続けている。
本人は第1巻、名前は第3巻に登場していたが、呼び名が「マキ」と判明したのが第7巻、単行本おまけページでの登場がメインだったが、第6巻で柏木カップルと共に表紙を飾り、その後第10巻でメインゲストとして本編に登場した。その後、渚と翼のことで相談したのをきっかけに、白銀、石上をそれぞれ「御行」、「優」と呼ぶほど仲良くなっている。
かぐやとは幼少期に出会っているが、四宮家と四条家の対立を背景に父親から「かぐやとは関わるな」と言われていたためつっけんどんな態度を取り、長らく一定の距離を保った関係が続いていたが、かぐやが白銀を慕っていることには一年の秋頃から気付いており、ずっと目で追っていたという。
以上が、悲劇の四条眞妃ちゃんの概要なんだけど……。
ここで、振り返ってみると、彼女の性格は、宗重が分析する負けヒロインの要素、
・恋愛感情に素直になれないキャラ
・幼なじみのように関係性の変化に乏しいキャラ
・オカンや姉のように上から目線で口うるさいキャラ
・暴力&暴言キャラ
に、けっこう当てはまってるね(笑)。
四条眞妃ちゃんは、後輩の石上くんからは「ツンデレ先輩」、かぐや様のメイドである早坂さんからは「古いタイプのツンデレ」と評価されているように、00年代に一世を風靡したツンデレ・キャラそのものと言えるわね。
その態度は、彼女の想い人の田沼翼くんに対しても、主人公のかぐや様に対しても、同様なのだから、早坂さんの言うように(私の世代にとって親しみが持てると言っても良い)「古いタイプのツンデレ」の典型例と言えるかも知れないわね。
そして、四条眞妃ちゃんの恋が実らなかったことは、昨今のラブコメにおいて、ツンデレキャラが負けヒロインになりがちなことや、男性ファンからの支持が得られにくくなっている現状と大きく関係しているかも。
ツンデレキャラは、一歩間違えば、ただの情緒不安定なキャラ付けになってしまうし、コンプライアンスに厳しい昨今、口の悪いキャラクターは、敬遠されがちになるのが現状だからね。
とくに、「翼に彼女がいないと判明した時には『超ウケル!』と発言していたが、内心は喜んでいた。その後、渚と翼が付き合うことになってからはふたりのデートシーンに隠れキャラのように潜んでいる。翼のことは諦めておらず、彼が自分に振り向いてくれるのを健気に待ち続けている」という彼女のキャラクター設定は、ツンデレ負けヒロインの典型的ムーブを見せてくれていて、クリエイターとしては、色々と勉強になる――――――と、私の知り合いの底辺ウェブ作家(←もちろん、この作品の作者のこと)が言ってったっけ(笑)
サブ的な立ち位置にも、こうした魅力的なキャラクターが存在していることが、『かぐや様は告らせたい』という作品の魅力なんだと思う。
そう言えば、この番外編で取り上げたコミック作品は、いずれも同じ出版社で女性作家という特長があるわね。
やっぱりラブコメというジャンルは、女性作者の長所が出やすいモノなのかな?
(ライター・WEBサイト編集者・西わかば)
『負けヒロインに花束を』の語り手・立花宗重の叔母、西わかばです!
さて、第3章でも、新たな「負けヒロイン」が出現することになってしまった訳ですが……。
今回も、番外編として本編中に宗重が代表的な「負けヒロイン」として言及している架空の作品のモデルとなった作品やキャラクターを紹介させてもらいます。
3回目に取り上げるのは、前回の予告のとおり、2020年代を代表するラブコメ漫画の名脇役とも言える、このキャラクター!
今回は、作品内の主人公に恋するキャラクターではなく、主人公カップルのとは関係のないところで失恋していた脇役ポジションのキャラクターを選んでみました!
作品名『かぐや様は告らせたい』
負けヒロイン:四条眞妃
高等部2年B組→3年A組の女子。ボランティア部所属。担当声優は、(石原夏織さんと並ぶ負けヒロイン声優)市ノ瀬加那さん。
1月1日生まれ。AB型。帝という双子の弟がいる。
四宮家の血筋で、かぐやの遠縁の傍系卑属にあたる。目上の人を敬うという名目でかぐやをおば様と呼んでいるが、かぐやには嫌がられている。かぐやとほぼ同格のスペックを持ち、白銀とかぐやに次ぐ学年3位の学力を有しているが、本人的には本気を出していないため、やろうと思えば1位も取れると思っており、実際にかぐやと白銀が勉強に力を入れなくなった2年の3学期末試験ではかぐやと同率1位だった。
傲慢に振舞っているが本当は健気で繊細。しかし傲慢さが持たず最後には本音を出す、緩急の強い(躁鬱の激しい)性格から、石上には「ツンデレ先輩」と呼ばれている。なお言動の端々はかぐやに似ている。
渚の友人グループの一人であり、翼に想いを寄せている。翼に彼女がいないと判明した時には「超ウケル!」と発言していたが、内心は喜んでいた。その後、渚と翼が付き合うことになってからはふたりのデートシーンに隠れキャラのように潜んでいる。翼のことは諦めておらず、彼が自分に振り向いてくれるのを健気に待ち続けている。
本人は第1巻、名前は第3巻に登場していたが、呼び名が「マキ」と判明したのが第7巻、単行本おまけページでの登場がメインだったが、第6巻で柏木カップルと共に表紙を飾り、その後第10巻でメインゲストとして本編に登場した。その後、渚と翼のことで相談したのをきっかけに、白銀、石上をそれぞれ「御行」、「優」と呼ぶほど仲良くなっている。
かぐやとは幼少期に出会っているが、四宮家と四条家の対立を背景に父親から「かぐやとは関わるな」と言われていたためつっけんどんな態度を取り、長らく一定の距離を保った関係が続いていたが、かぐやが白銀を慕っていることには一年の秋頃から気付いており、ずっと目で追っていたという。
以上が、悲劇の四条眞妃ちゃんの概要なんだけど……。
ここで、振り返ってみると、彼女の性格は、宗重が分析する負けヒロインの要素、
・恋愛感情に素直になれないキャラ
・幼なじみのように関係性の変化に乏しいキャラ
・オカンや姉のように上から目線で口うるさいキャラ
・暴力&暴言キャラ
に、けっこう当てはまってるね(笑)。
四条眞妃ちゃんは、後輩の石上くんからは「ツンデレ先輩」、かぐや様のメイドである早坂さんからは「古いタイプのツンデレ」と評価されているように、00年代に一世を風靡したツンデレ・キャラそのものと言えるわね。
その態度は、彼女の想い人の田沼翼くんに対しても、主人公のかぐや様に対しても、同様なのだから、早坂さんの言うように(私の世代にとって親しみが持てると言っても良い)「古いタイプのツンデレ」の典型例と言えるかも知れないわね。
そして、四条眞妃ちゃんの恋が実らなかったことは、昨今のラブコメにおいて、ツンデレキャラが負けヒロインになりがちなことや、男性ファンからの支持が得られにくくなっている現状と大きく関係しているかも。
ツンデレキャラは、一歩間違えば、ただの情緒不安定なキャラ付けになってしまうし、コンプライアンスに厳しい昨今、口の悪いキャラクターは、敬遠されがちになるのが現状だからね。
とくに、「翼に彼女がいないと判明した時には『超ウケル!』と発言していたが、内心は喜んでいた。その後、渚と翼が付き合うことになってからはふたりのデートシーンに隠れキャラのように潜んでいる。翼のことは諦めておらず、彼が自分に振り向いてくれるのを健気に待ち続けている」という彼女のキャラクター設定は、ツンデレ負けヒロインの典型的ムーブを見せてくれていて、クリエイターとしては、色々と勉強になる――――――と、私の知り合いの底辺ウェブ作家(←もちろん、この作品の作者のこと)が言ってったっけ(笑)
サブ的な立ち位置にも、こうした魅力的なキャラクターが存在していることが、『かぐや様は告らせたい』という作品の魅力なんだと思う。
そう言えば、この番外編で取り上げたコミック作品は、いずれも同じ出版社で女性作家という特長があるわね。
やっぱりラブコメというジャンルは、女性作者の長所が出やすいモノなのかな?
(ライター・WEBサイト編集者・西わかば)
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