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しおりを挟むアンデッド系の魔物には聖属性が効果的だ。
そして、その聖属性は銀との相性がかなりいい。
だからこそ、私に回ってきたのだろうが。
「イオ、リアン、お願いしますわ。
「……アメリア以外、乗せる気は」
「残念ですわ。
イオはリアンよりも賢く立派な竜ですし自慢したかったのですが……」
「そ、そうか!
さっさと乗れ!
僕は立派だからな!!」
これでは竜使いというよりも保護者の気がする。
まぁ、イオの方が大きいのでその方がいいのだが。
さすがのレオも、リアンも呆れ気味に見える。
唯一カナンさんだけは目を輝かせていた。
案外図太いのかもしれない。
「わぁ……凄い!
綺麗ですね!」
『ふっ、当然だ!!』
……イオは調子に乗りすぎではないだろうか?
ついでに、レオにはリアンに乗ってもらった。
嫌な顔をしたが他に乗れそうなのはレオしかいなかったのだから仕方ないだろうに。
「リア!
急いだ方が良くないか!?」
「そうですわね、イオ、リアン!
少し急いでください」
『任せろ!』
『グァァ!』
リアンは相変わらずだが、エデンによるともう少しで話せるようになるだろうとのことだった。
リアンが話せるようになったらより一層、賑やかになりそうだと思いながら、私はうっすらと微笑んだ。
エデンにイオにイフにリアン、それに、レオや先輩、カナンさんもいるかもしれない。
だが、そんな空間を想像すると自然と笑みが零れた。
「リア、楽しそうだな?」
「えぇ、まぁ。
正確には、楽しみ……ですけれど」
レオに見透かされたようで少しだけくすぐったく感じた。
まぁ、長く一緒にいればそうなるのも仕方ないのかもしれないが。
「楽しみ、ですか?」
カナンさんが頭にハテナを浮かべて聞き返してくる。
そういうところはなんだか小動物のように見える。
「えぇ、リアンが話せるようになれば、もっと賑やかになるでしょう?」
と笑うと、レオは顔を背けた。
そして、カナンさんは私の言葉に笑顔で頷いた。
「その時は僕も交ぜてください!」
「勿論ですわ。
ラン先輩やラナス先輩達も招待して、お茶会などもやってみたいですわ」
「私も協力しよう」
「はい!」
3人だけでそんな約束を交わすと、依頼にあった魔物を探す。
死を振りまくというだけあって周囲が枯れ果てたりとわかりやすくなっているので居場所の特定は簡単に出来た。
「イオ、リアンは下がってください。
1度、3人でやってみたいんですの。
そうでなければ個々の実力が判断出来ませんもの」
暗に、イオやリアンが強すぎるのだ、と言うふうに口にしてみれば、イオはあからさまに機嫌を良くした。
……扱いやすいが色々と心配だ。
御先祖様もイオに対してこんな心配を抱いたのだろうか、などという関係のないことを考えつつも戦いは始まった。
ただ、少しだけ……私が後衛で援護をするというのに不満を感じながらではあったが。
援護しながら戦えば良かったということに気づいたのは、全て終わった後のことだった。
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