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後日、私は再び城へと訪れていた。
目的は勿論、アルベルトとの手合わせだ。
パーティーでそのことを決めたせいか、若干人が多い気もするがやることは変わらない。
「さて、オーガストの騎士団長を務めるアルベルト対、『鮮血の死神』ことSランク冒険者、アメリアとの試合だ。
ルールについては前日に説明したとおりだ。
では、双方構えろ」
構えると同時に、私は深く息を吸い込んだ。
そして、お母さまに教わった通りに静かに微笑んだ。
「はじめっ!!」
合図があり、少し遅れて私はゆっくりと歩いた。
普段、街を歩いている時の様に普通に。
そして、アルベルトが間合いに入った瞬間、素早く動いた。
そののど元に剣を充てるように。
だが、ギリギリのところでよけられてしまった。
やはり、騎士団長を務めているだけあるのかもしれない。
「アルベルト様、それ以上、後ろに下がらないほうがよろしいかと思いますわ」
だって、その後ろには既に罠を仕掛けてあるから。
私はフッと軽く跳躍し、魔法を使う。
『銀魔法‐固定‐発動』
銀を使い、足場を作り制空権をとる。
だが、安心してはいられない。
私やお母様なら、この程度の高さであれば剣撃を放てば届くし、跳躍し相手を落としてもいい。
だからこそ、安心はできなかった。
その証拠に……。
「ふっ……」
身体強化を施し跳躍してくるアルベルト様が視界に入る。
「ふふっ、『発動』よけてくださいませ」
もとから準備していた風の矢を放つと、私は舞でも追っているような様子で地に降りた。
そして、ふと、思い出す。
私はこの戦いの最中、一度も強化をかけていないと。
『銀魔法‐身体強化‐発動』
やはりこれが一番しっくりとくる。
そこからはさらに、ヒートアップしていった。
剣を打ち込み、さばき、魔法を使い、再び剣を……。
そんな基本的な動きを相手に合わせ、どんどんと早く、それでいて正確におこなっていた。
一度でも失敗すれば、その瞬間敗北が決まる。
それを理解しているからこそ、全神経を研ぎ澄まし集中する。
「……申し訳ありませんわ」
「なに……?」
私は小さくお詫びの言葉を口にした。
そして、再び魔法を使う。
『身体強化‐風‐発動』
私はまだ、銀魔法の強化しか使っていなかった。
そんな中、確実に勝利するために、私はもう一つ身体強化の魔法を使用した。
だが、それもやはり避けられる。
『銀魔法‐生成‐複製‐落ちろ』
私は避けられた瞬間に唱える。
足止め程度にしかならないだろうが、それだけでかなり助かる。
『火属性魔法‐燃え上がれ!』
アルベルト様はまさかの、火属性で私の生み出した剣を跳ね返した。
……嘘でしょう。
そんな夜話ではないはずなのですが。
『土属性魔法‐突-発動』
アルベルト様は、土を槍のようにして隆起させると、私の逃げ道をだんだんと減らしていった。
これだから頭の回る人は面倒なのだ。
「くっ……私の負けです、アメリア殿」
悔しそうに、アルベルト様は降伏した。
目的は勿論、アルベルトとの手合わせだ。
パーティーでそのことを決めたせいか、若干人が多い気もするがやることは変わらない。
「さて、オーガストの騎士団長を務めるアルベルト対、『鮮血の死神』ことSランク冒険者、アメリアとの試合だ。
ルールについては前日に説明したとおりだ。
では、双方構えろ」
構えると同時に、私は深く息を吸い込んだ。
そして、お母さまに教わった通りに静かに微笑んだ。
「はじめっ!!」
合図があり、少し遅れて私はゆっくりと歩いた。
普段、街を歩いている時の様に普通に。
そして、アルベルトが間合いに入った瞬間、素早く動いた。
そののど元に剣を充てるように。
だが、ギリギリのところでよけられてしまった。
やはり、騎士団長を務めているだけあるのかもしれない。
「アルベルト様、それ以上、後ろに下がらないほうがよろしいかと思いますわ」
だって、その後ろには既に罠を仕掛けてあるから。
私はフッと軽く跳躍し、魔法を使う。
『銀魔法‐固定‐発動』
銀を使い、足場を作り制空権をとる。
だが、安心してはいられない。
私やお母様なら、この程度の高さであれば剣撃を放てば届くし、跳躍し相手を落としてもいい。
だからこそ、安心はできなかった。
その証拠に……。
「ふっ……」
身体強化を施し跳躍してくるアルベルト様が視界に入る。
「ふふっ、『発動』よけてくださいませ」
もとから準備していた風の矢を放つと、私は舞でも追っているような様子で地に降りた。
そして、ふと、思い出す。
私はこの戦いの最中、一度も強化をかけていないと。
『銀魔法‐身体強化‐発動』
やはりこれが一番しっくりとくる。
そこからはさらに、ヒートアップしていった。
剣を打ち込み、さばき、魔法を使い、再び剣を……。
そんな基本的な動きを相手に合わせ、どんどんと早く、それでいて正確におこなっていた。
一度でも失敗すれば、その瞬間敗北が決まる。
それを理解しているからこそ、全神経を研ぎ澄まし集中する。
「……申し訳ありませんわ」
「なに……?」
私は小さくお詫びの言葉を口にした。
そして、再び魔法を使う。
『身体強化‐風‐発動』
私はまだ、銀魔法の強化しか使っていなかった。
そんな中、確実に勝利するために、私はもう一つ身体強化の魔法を使用した。
だが、それもやはり避けられる。
『銀魔法‐生成‐複製‐落ちろ』
私は避けられた瞬間に唱える。
足止め程度にしかならないだろうが、それだけでかなり助かる。
『火属性魔法‐燃え上がれ!』
アルベルト様はまさかの、火属性で私の生み出した剣を跳ね返した。
……嘘でしょう。
そんな夜話ではないはずなのですが。
『土属性魔法‐突-発動』
アルベルト様は、土を槍のようにして隆起させると、私の逃げ道をだんだんと減らしていった。
これだから頭の回る人は面倒なのだ。
「くっ……私の負けです、アメリア殿」
悔しそうに、アルベルト様は降伏した。
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