回復術師ですが仕事と婚約者候補に追われています!

紗砂

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結局、私とカーフィスがペアとなった。
喧嘩(?)はしたものの、まぁ昔とあまり変わらないくらいの軽いものだったのでなんの問題もなかった。


「ルー、少し良いですか?」

「どうかしましたかルド?」

「学生枠のトリプル枠を決めたいので」


そういえば、学生枠には個人だけでなく選抜トリプルもあったのだった。
すっかり忘れていたけど。
それに、トリプルの後は総激戦になる。
学生の部のみ大人の部のみが終わった後に全員だ。


「わかりました。
カーフィス、また後で話しましょう」

「承知致しました」


廊下ということもあり、カーフィスも私もすっかり元に戻ってしまっていた。
ただ、騎士と回復術士としてのやり取りが久々のようにも感じられ、懐かしくも思う。


「よし、全員集まったな。
トリプルの枠だが、残りを誰にするかになる。
やりたい奴、いるか?」


私とルドが部屋に入ると、早速シェードが話し合いを仕切り始めた。
……うん?
二人?


「シェードが参加するのですか?」

「いや、ルーが確定枠だ」

「何故そうなるのですか。
私は戦力にはなりませんよ?」


薄々気付いてはいたが、面倒だ。
先輩達も通ってきた道だし仕方ない気もするけど。
あれ、でもライ先輩は逃げたって聞いた気がする。


「お前が戦力にならなければ私達も戦力外なのだがな」

「聖と闇を使いこなすだけでなく、反転魔法まで使えるあなたが何を言っているのですか……」


何故か、呆れるような目を向けられた。
……腑に落ちないが、諦めた方が良さそうな気がしてきた。


「聖魔法なら、レイの方が使えますし、私は治癒術師なので戦力として数えられても困ります」


まぁ、諦めるつもりはないけど。


「治癒術師だからだろう。
それが反転魔法も使える者であれば尚更だ」

「お忘れですか。
私達治癒術師は公の場で反転魔法を使うわけには……」

「あぁ、それならば父上から許可を取ったからな。
なんの問題もない」


どうしてくれようか。
もう断る理由がなくなってしまった。


「ルー、嫌か?
嫌ならば無理には言わない」


私の気持ちを見透かしたようにシェードが言った。


「えぇ、嫌です」

「何故だ?」

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