脇役だったはずですが何故か溺愛?されてます!

紗砂

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問題

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アルに仕返しをしたり、シャルとマカロンの店に行ったりということで、すぐに1週間が過ぎ、天也と兄が来る日になった。


「咲夜様、楽しみなのは分かりますがご到着されるお時間まで、まだあと1時間もございます」


司が何度目かになる言葉を口にする。
私は朝から兄と天也が来るという事でソワソワしていたのだ。


「うっ……わ、分かっていますわ」

「天也様とお会いになるので楽しみにしていましたからね、咲夜様」


清水が横から余分な事を口にする。
その羞恥のせいか顔が赤くなるのを感じる。


「っ……そ、そんな事ありませんわっ……!」

「顔を真っ赤にして否定されても説得力がありません」


誰のせいだ、と言いたいがそこはグッと我慢した。


「咲夜様、そろそろ車をお出ししますか?」

「えぇ、お願い致しますわ」

「承知致しました」


私は先程の事など忘れ、微笑んだ。
内心は浮かれまくっている。
そんな私を見て
「咲夜様……いつも以上に可愛らしい……」
などと呟いた清水に私は気付く事は無かった。

空港に着くと、既に兄と天也が到着していた。


「咲夜!」

「咲夜、僕を迎えに来てくれたんだね」


兄が満面の笑みで腕を広げた。

……それは、私に抱きつけと言っているのだろうか?
仮とはいえ、婚約者のいる前で?
もしそうだとしたらどんな罰ゲームだと叫びたいところなんだが。


「お兄様、天也、場所を移動しましょう」


私は今まで積み上げてきたスルースキルを全力で使い、予め取っておいたレストランへと向かう事にした。


「咲夜、こっちではどうだい?
友人なんかは出来たかい?」


兄の問いに私は笑顔で頷く。
そんなに多いとは言えないがそれでもこちらで出来た友人を思い浮かべた。


「明日、お兄様と天也を紹介する約束ですわ。
皆さん、留学したばかりの私に色々なことを教えてくださった優しい方なんですの」

「おい待て……悠人先輩は分かるが……俺もか?」


まぁ、シャルやアルが天也を見てみたいって言っただけなんだけど。
まぁ、婚約者(仮)だしね。


「えぇ、学校で天也の話が出てその時、紹介して欲しいと」

「そ、そうか……。
あぁ、分かった」


何故かニヤけている天也を見て小さく首を傾げながら了承を貰えた事に安堵する私だった。
そして、そんな天也を睨む私の兄だが……そろそろ本気でやめて欲しいものだ。
妹離れが全くできていないじゃないか。


「お兄様、大学の方はどうですか?」


兄が睨むのをやめさせるために私は話題を振ると兄は嬉しそうに微笑んだ。
そして、私の目的通り、兄は天也を睨みつけるのをやめた。


「そうだね……。
うるさいのは1人いるけど楽しいよ。
ただ、咲夜が居ればもっと楽しいんだろうけど」


サラッと言った兄が何か怖かった。
うるさいのは1人って……それはきっと鬼龍院先輩だ。
だが、鬼龍院先輩にしてもそんなうるさくは無かったはず……。
何かやらかさない限りは。
とすれば、この兄が何かやったのだろうが……一体何をやらかしたんだろうか?

色々と不安で仕方ない。
私が留学から帰った時、一体どんな風になっているのかが怖い。


「天也は…」

「俺は……そうだな。
何かあったと言えばあったが……。
まぁ、あれはからな。
問題ない」


こちらでも不穏要素があったよ!!
天也は安全だと思っていたのに!?
というか、潰したって何!?
あれって何を潰したの!?


「あぁ、か。
ちゃんと僕も潰すのには協力したからね。
安心していいよ、咲夜」


ちょっと待って欲しい。
あれが何かは置いとくとしてもだ。
……協力しちゃダメな感じがするのは私だけだろうか?
兄がやったのならきっと、徹底的に潰したはず……。
……相手が可哀想に思えてきた。
しかも、兄の言葉からするに私が原因だろう。
……うん、なんかもう本当に申し訳ない。


「天也、お兄様……詳しく聞かせてくださいませんか?」

「あぁ、いいよ。
そこの害虫……虫……?
いや、害しかない奴が可愛い僕の妹の婚約者になることを知らないらしい馬鹿が……」


ちょっと待って欲しい。
何かおかしな単語が幾つも出てきているんだが。
例えば、害虫や虫……いや、これは元からだったが。

何故それが害しかない奴に変化しているのだろうか?
そして可愛い僕の妹って……シスコンも程々にして欲しい。
「婚約者になること」という部分も悔しそうに言わないで欲しいのだが。
まぁ、最後の馬鹿っていうのがさっきから会話に出てきているあれの正体だろうか?

だが、そう思っていた次の瞬間、私は後悔をした。


「あー……断った、断ったからな?
……告白されて、付きまとわれている」


という言葉に、私は胸が苦しく感じた。
そして、何故、留学なんかしてしまったのだろうと後悔をした。
いや、せめて……せめて婚約者という立場になり、手を出せないようにしてから行くべきだったと。


「……俺は、咲夜以外に興味はないからな。
本当にその場で断ったからな。
何なら奏橙にも聞いてみろ」


私はすぐにスマホを取り出し奏橙にメールを送った。
天也がその子を断ったのかというものとその子がどんな人物かという内容だ。


「……出すの早くないか?」

「……仕方ありませんわ。
心配なんですもの……」


そう、私は天也が私から離れてしまうのではないかと不安なのだ。
そんな事はないと信じている。
だが、どうしてもそんな考えが頭をよぎるのだ。
それは、前世の香乃だった時、1度もこういった関係になったことがなかったからだろう。


「咲夜が……僕の咲夜が……!!」


頭を抱えている兄の事は私も天也もスルーしていた。
清水も当然のようにスルーしている。
それが一番害がないのだ。

そうこうしているうちに奏橙からメールが返ってきた。


『本当だよ。
天也が迷惑そうに突き放していたからね。
それどころか、天也がクラスまできたその人に

「俺は、咲夜という心に決めた奴がいるんだ。
もうすぐ婚約もする。
俺は、あいつ以外に興味はない。
咲夜に勘違いでもされたら迷惑だからやめてくれ」

なんて言ってたよ』


私は体温が上昇していくのを感じていた。
公表していたとはいえ知らない人の方が多かった私達の婚約話。
それが、皆の知るところとなったのだ。
何より、私のことを考えていてくれたのが嬉しかった。
だが、流石に言い過ぎではないか…と思う。


『でも、さすがに

「分かりましたわ!
あの子に無理やり言わされているんですのね!!」

とか言い出した時には唖然としたけど。
馬鹿だよね。
皆、僕達が仲良いのを知っているのに。
クラスの皆に限っては、天也が咲夜の事を好きな事を知っているし、その協力までしてたっていうのに……。
しかも、そんなことを言うから、悠人先輩の耳にも入っちゃって大学からわざわざ来ちゃうし。
連れ戻しにきた鬼龍院先輩や白鳥先輩までそれを聞いてキレるし。
最後には、朝霧先輩や如月先輩に、咲夜のファンクラブまで出てくるし……。
本当に大変だったんだ』


私もそろそろ認めざるをえなくなってきた。
……確かに、私でもそれは怒るかもしれない。
私は短気だと言うことを理解している。
だからこそ、きっとその場にいたのであれば笑顔で口にしただろう。


『私が天也に無理やり言わせた?
馬鹿じゃありませんの?
あぁ、馬鹿だからこそこのようなことをするのですね。
申し訳ございませんわ』


なんてことを。
だが、まぁ分かった。
私が無理やり、などと口にしたから兄が出て行ったのだと。
そして、兄と天也があれと呼んでいた理由も理解出来た。
……はっきり言おう。

自業自得だ。
少しでも同情した私が馬鹿だった。

だが、先輩達が私のために怒ってくれたことが嬉しかった。
勇璃君も出てきてくれたみたいだし。


『あぁ、そうだった。
あれの情報だったね。
名前は黒羽凛、あの黒羽の家きっての落ちこぼれ。
とっくに黒羽からは見放されている。
ただ、彼女の父親が溺愛しているみたいだ。
そのせいで彼女が増長しているんだ。
彼女の父親は無駄に力をもっているからね』


この場合の力というのは財力という意味だ。
黒羽の一族は裏と繋がっている。
まぁ、簡単に言うとヤクザの頭領だ。
黒羽といえば亜龍か柊だろう。
だが、あの家はずっと2人兄妹だと思っていた。
まさか、3人兄妹だったとは……。

亜龍先輩はthe黒羽という様な雰囲気で鬼龍院先輩とどこか似ている。
だが、鬼龍院先輩よりも余程冷酷な人だ。

反対に柊先輩は男装の麗人、というような風貌でかっこいい。
勉強は少し苦手な部分があるようだが運動神経に限っては群を抜いているし、戦闘能力では亜龍先輩よりも秀でているだろう。
何より、柊先輩の性格が私は好きだった。
1度任された事は最後までやりきり、弱き者を見捨てられないというその性格が。
責任感があり、行動力もすごい柊先輩を憧れる人は決して少なくはない。


『ただ、まぁ、当然といえば当然だけれど、黒羽凛は亜龍先輩と柊先輩からは嫌われているようだね。

特に亜龍先輩からはね。
柊先輩も最初の頃は凛のことを気にかけていた様だけど……彼女は何も聞かなかったし、やらなかったようで初等部に入った頃には既に見放されている。

でも、流石に今回は相手が悪かったね。
咲夜に手を出すってことは虎の尾を踏むことと同意なのにね。
悠人先輩だけじゃなく、鬼龍院先輩やラナン先輩、朝霧先輩も彼女を潰すのに協力をしていたよ。
それに、咲夜のファンクラブも今回は動いたようだね。
僕としても彼女のことは許せないけど』


……それは、かなり酷い事になりそうだった。
特に、鬼龍院先輩と兄は。
ラナンも少しだけど兄と似ているからな……。
どちらかといえば危険だ。

まぁ、気持ちは嬉しいので後程お礼を伝えようと思う。
だが、それと共にやり過ぎないように伝えておこう。
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