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真夜中にだってお仕事です(8)
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二人のやり取りを止めたのは、レイくんだった。
「アカツキ様」
「なんですか、レイ」
「まだ一つ、反応が」
「ああ、そうですか。では、行きましょう。……クロノとそこの娘も、良ければご一緒にどうぞ。せっかくですから私たちの仕事を見せて差し上げますよ」
なんて嫌なやつなの。そこの娘、と指をさされるのは不愉快だ。
「ちょっと、私の名前は七瀬こよみです」
「それがどうしましたか?」
「そこの娘、なんて名前じゃありません」
「へえ」
心底興味がない、というような反応をしてアカツキさんは診察室を後にする。
「クロノさん、どうするの?」
「ついていくしかねえだろ。案内してやろうぜ」
てっきり、アカツキさんに反発するものだと思っていたので、クロノさんを説得する準備をしていた私は拍子抜けしてしまった。
「なんだその顔? 俺が私情で仕事を放棄するとでも思ってたのか?」
うーん、正直少しは思ってたかも。
「失礼なやつだな、行くぞ」
「あ、うん!」
診察室を出るクロノさんが、いつもより頼もしく見えた。
「アカツキ様」
「なんですか、レイ」
「まだ一つ、反応が」
「ああ、そうですか。では、行きましょう。……クロノとそこの娘も、良ければご一緒にどうぞ。せっかくですから私たちの仕事を見せて差し上げますよ」
なんて嫌なやつなの。そこの娘、と指をさされるのは不愉快だ。
「ちょっと、私の名前は七瀬こよみです」
「それがどうしましたか?」
「そこの娘、なんて名前じゃありません」
「へえ」
心底興味がない、というような反応をしてアカツキさんは診察室を後にする。
「クロノさん、どうするの?」
「ついていくしかねえだろ。案内してやろうぜ」
てっきり、アカツキさんに反発するものだと思っていたので、クロノさんを説得する準備をしていた私は拍子抜けしてしまった。
「なんだその顔? 俺が私情で仕事を放棄するとでも思ってたのか?」
うーん、正直少しは思ってたかも。
「失礼なやつだな、行くぞ」
「あ、うん!」
診察室を出るクロノさんが、いつもより頼もしく見えた。
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