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歩・四十一「揺」
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エンカイ子爵の屋敷に足を踏み入れた瞬間、広場とはまるで別世界のような静寂に包まれた。
外の騒がしさは遠く、屋敷の内側には、政治の空気がよどみ、隠された緊張が重く沈殿している。
使用人たちは表情を硬くし、俺たちを通す際も無駄な動作を極力避けていた。
子爵が険しい顔で戻ったことから、屋敷全体にただならぬ気配が走っているのだろう。
案内された応接室は、落ち着いた深い色合いの家具と、背の高い窓から差し込む淡い光とで、静謐さに満ちていた。
だが、空気にははっきりとした緊張が漂っている。
エンカイ子爵が先にソファへ腰を下ろした。
続いてアギ令嬢、エリファス、そして俺も向かい側のソファに座った。
ただし、子爵の側近の兵だけは座らず、部屋の壁際に立ったまま控えている。
その姿が、場の重さをさらに増していた。
子爵が深く息を吐き、静かに口を開いた。
「さて……アギ令嬢。ここから先は、あなたの言葉ひとつで貴族社会の均衡が崩れる可能性すらある。覚悟は、できているのだな」
「はい、子爵様」
アギ令嬢は背筋を伸ばし、落ち着いた声で頷いた。
その表情には恐れよりも強い決意が宿っている。
彼女は隣のエリファスにそっと目配せした。
エリファスは鞄を静かに開き、中から古びた封筒を取り出した。
紙は少し黄ばみ、手にするだけで粉が落ちそうなほど傷んでいる。
それでも、封筒の中央に押された赤黒い印は、異様な迫力を放っていた。
エリファスがそれを机に置き、低く告げた。
「――“闇ギルド”の依頼書の写しです。今お見せできるのは、これ一つだけです」
「一つだけ、だと?」
子爵は眉を寄せたが、怒りを真正面から向けることはしなかった。
それよりも、状況への注意の方が勝っているようだった。
エリファスは誠実な声音で続ける。
「他の証拠品は今ここで広げれば危険です。ネツァク・ホド伯爵の目と耳は鋭く、令嬢の動きも知られている可能性がある。証拠品全てを晒すのは、無謀でしょう」
アギ令嬢は、少し俯いたが、その瞳は揺れない。
「申し訳ございません、子爵様。ですが、父のことを知る者として……油断は許されません」
子爵は深い沈黙の後、重く頷いた。
「……その懸念はもっともだ。今は、この一つを確認しよう」
子爵が封筒に手を伸ばした瞬間――
背筋に、ひやりとした感覚が走った。
“影”だ。
背後に、黒く揺らめく気配がゆっくりと立ち上がった。
視界の端に黒い煙のようなものが漂い、俺の肩越しに依頼書を覗き込むようにして揺れる。
いつもより“形”がはっきりしている。
まるで、依頼書に記された何かに強く反応しているかのようだ。
俺は呼吸を浅くした。
この部屋にいるのは五人――だが俺の背後には六つ目がある。
俺以外には誰にも見えない。
それがこれまでの前提だった。
――しかし、今日は違った。
「……っ」
アギ令嬢が短く息を呑んだ。
その目が、一瞬だけ……確かに俺の背後へ向いた。
まるでそこに“何か”がいるのが分かったかのように。
完全に姿を見たのではないだろう。
だが、アランの背後の空気が揺らめき、光の見え方が変わった――
それを捉えたのだ。
令嬢の細い肩がかすかに震え、手元が揺れた。
エリファスが心配そうに視線を向けたが、彼女はすぐに顔を伏せて誤魔化した。
影も彼女の反応に気づいたのか、ゆらりと動きを止めた。
まるで――面白がっているように。
子爵はその異変に気づかず、依頼書を封から取り出し、光の下で広げた。
そして、紙の中央に目を落とした瞬間――
子爵の顔色が変わった。
「……依頼主……ネツァク・ホド伯爵……間違いないのか?」
エリファスが静かに頷く。
「署名、印章、筆跡――すべて正確です」
子爵の眉間に深い皺が刻まれた。
それでも読み進めると、すぐに表情がさらに固まる。
「……受領者……“バラキエル”……」
部屋の空気が凍った。
ベンが聞けば血の気が引くだろう名前。
レミエルとカサレアを襲った刺客。
アミーを殺し、闇に消えた影のような男。
その名が依頼書に、はっきりと書かれている。
影が大きく揺れ、依頼書の文字へとゆっくり顔を寄せた。
その動きは……興味というより、記憶を探るようにも見えた。
――影はバラキエルを知っているのか?
――あるいは、その背後の“闇”を?
考えが巡り、喉の奥が熱くなった。
アギ令嬢は震える声で言った。
「……これが、父が関与していると示す……第一の証です。わたくしには……他にも見せたいものがございます。しかし、それは……父の目が届かぬ場所でなければ……」
エンカイ子爵は依頼書をそっと封筒に戻した。
「……これを国王陛下に渡す。ネツァク・ホド伯爵を放置すれば、さらなる犠牲が出かねん」
子爵の声は低く、怒りを飲み込んだ音だった。
「側近! 馬車を準備せよ。私は直ちに王城へ向かう。この依頼書は、国家の脅威だ」
「はっ!」
側近の兵は深く礼をし、急ぎ足で部屋を出て行った。
子爵は立ち上がり、俺をまっすぐ見た。
「アラン。今の依頼書の内容を見れば、私はもはやお前を疑うつもりはない。だが、ネツァク・ホド伯爵が動く以上、お前の安全は保障できぬ」
その声音には、疑いではなく責任の重さが込められていた。
「お前には護衛をつける。宿に戻り、しばらくは外へ出るな。今はまだ、伯爵の目に触れるべきではない」
「……分かりました」
声はかすれ気味になっていた。
影が俺の背後で沈み、柔らかな気配だけを残す。
子爵はアギ令嬢にも向き直った。
「アギ令嬢。あなたはどうする」
「わたくしは……エリファスとともに、自宅へ戻ります。父がどう動くか……確認しなければなりません」
「危険だ。くれぐれも気をつけなさい」
「はい、子爵様……」
アギ令嬢は深く頭を下げ、エリファスとともに立ち上がった。
そして扉へ向かう前、ほんの一瞬だけ振り返り――
俺と視線が交差した。
その瞳は、恐れではなく、理解と共感、そして……覚悟を帯びていた。
――アラン様の背後に“何か”がいる。
彼女は、確かにそれを感じ取っていた。
扉が閉まり、部屋に静寂が戻る。
影はゆっくりと俺の肩に寄り添い、かすかな吐息のような揺れを残す。
ネツァク・ホド伯爵。
バラキエル。
闇ギルド。
そして、影。
それぞれが別々に見えて、実は一つの線の上にある――
そんな確信に似た感覚が、胸の奥にゆっくり沈んでいった。
宿へ戻るための護衛が呼ばれ、俺は立ち上がる。
あの日から、俺はただ逃げ続けてきた。
だが今は違う。
影が静かに囁く。
“進め”。
王城へ向かう子爵。
家に戻るアギ令嬢。
宿へ戻る俺。
三つの道は、いずれ一つへと収束していく。
その先に何が待つのか――
まだ誰も知らない。
ただ、“影”だけが、すべてを見通しているようだった。
外の騒がしさは遠く、屋敷の内側には、政治の空気がよどみ、隠された緊張が重く沈殿している。
使用人たちは表情を硬くし、俺たちを通す際も無駄な動作を極力避けていた。
子爵が険しい顔で戻ったことから、屋敷全体にただならぬ気配が走っているのだろう。
案内された応接室は、落ち着いた深い色合いの家具と、背の高い窓から差し込む淡い光とで、静謐さに満ちていた。
だが、空気にははっきりとした緊張が漂っている。
エンカイ子爵が先にソファへ腰を下ろした。
続いてアギ令嬢、エリファス、そして俺も向かい側のソファに座った。
ただし、子爵の側近の兵だけは座らず、部屋の壁際に立ったまま控えている。
その姿が、場の重さをさらに増していた。
子爵が深く息を吐き、静かに口を開いた。
「さて……アギ令嬢。ここから先は、あなたの言葉ひとつで貴族社会の均衡が崩れる可能性すらある。覚悟は、できているのだな」
「はい、子爵様」
アギ令嬢は背筋を伸ばし、落ち着いた声で頷いた。
その表情には恐れよりも強い決意が宿っている。
彼女は隣のエリファスにそっと目配せした。
エリファスは鞄を静かに開き、中から古びた封筒を取り出した。
紙は少し黄ばみ、手にするだけで粉が落ちそうなほど傷んでいる。
それでも、封筒の中央に押された赤黒い印は、異様な迫力を放っていた。
エリファスがそれを机に置き、低く告げた。
「――“闇ギルド”の依頼書の写しです。今お見せできるのは、これ一つだけです」
「一つだけ、だと?」
子爵は眉を寄せたが、怒りを真正面から向けることはしなかった。
それよりも、状況への注意の方が勝っているようだった。
エリファスは誠実な声音で続ける。
「他の証拠品は今ここで広げれば危険です。ネツァク・ホド伯爵の目と耳は鋭く、令嬢の動きも知られている可能性がある。証拠品全てを晒すのは、無謀でしょう」
アギ令嬢は、少し俯いたが、その瞳は揺れない。
「申し訳ございません、子爵様。ですが、父のことを知る者として……油断は許されません」
子爵は深い沈黙の後、重く頷いた。
「……その懸念はもっともだ。今は、この一つを確認しよう」
子爵が封筒に手を伸ばした瞬間――
背筋に、ひやりとした感覚が走った。
“影”だ。
背後に、黒く揺らめく気配がゆっくりと立ち上がった。
視界の端に黒い煙のようなものが漂い、俺の肩越しに依頼書を覗き込むようにして揺れる。
いつもより“形”がはっきりしている。
まるで、依頼書に記された何かに強く反応しているかのようだ。
俺は呼吸を浅くした。
この部屋にいるのは五人――だが俺の背後には六つ目がある。
俺以外には誰にも見えない。
それがこれまでの前提だった。
――しかし、今日は違った。
「……っ」
アギ令嬢が短く息を呑んだ。
その目が、一瞬だけ……確かに俺の背後へ向いた。
まるでそこに“何か”がいるのが分かったかのように。
完全に姿を見たのではないだろう。
だが、アランの背後の空気が揺らめき、光の見え方が変わった――
それを捉えたのだ。
令嬢の細い肩がかすかに震え、手元が揺れた。
エリファスが心配そうに視線を向けたが、彼女はすぐに顔を伏せて誤魔化した。
影も彼女の反応に気づいたのか、ゆらりと動きを止めた。
まるで――面白がっているように。
子爵はその異変に気づかず、依頼書を封から取り出し、光の下で広げた。
そして、紙の中央に目を落とした瞬間――
子爵の顔色が変わった。
「……依頼主……ネツァク・ホド伯爵……間違いないのか?」
エリファスが静かに頷く。
「署名、印章、筆跡――すべて正確です」
子爵の眉間に深い皺が刻まれた。
それでも読み進めると、すぐに表情がさらに固まる。
「……受領者……“バラキエル”……」
部屋の空気が凍った。
ベンが聞けば血の気が引くだろう名前。
レミエルとカサレアを襲った刺客。
アミーを殺し、闇に消えた影のような男。
その名が依頼書に、はっきりと書かれている。
影が大きく揺れ、依頼書の文字へとゆっくり顔を寄せた。
その動きは……興味というより、記憶を探るようにも見えた。
――影はバラキエルを知っているのか?
――あるいは、その背後の“闇”を?
考えが巡り、喉の奥が熱くなった。
アギ令嬢は震える声で言った。
「……これが、父が関与していると示す……第一の証です。わたくしには……他にも見せたいものがございます。しかし、それは……父の目が届かぬ場所でなければ……」
エンカイ子爵は依頼書をそっと封筒に戻した。
「……これを国王陛下に渡す。ネツァク・ホド伯爵を放置すれば、さらなる犠牲が出かねん」
子爵の声は低く、怒りを飲み込んだ音だった。
「側近! 馬車を準備せよ。私は直ちに王城へ向かう。この依頼書は、国家の脅威だ」
「はっ!」
側近の兵は深く礼をし、急ぎ足で部屋を出て行った。
子爵は立ち上がり、俺をまっすぐ見た。
「アラン。今の依頼書の内容を見れば、私はもはやお前を疑うつもりはない。だが、ネツァク・ホド伯爵が動く以上、お前の安全は保障できぬ」
その声音には、疑いではなく責任の重さが込められていた。
「お前には護衛をつける。宿に戻り、しばらくは外へ出るな。今はまだ、伯爵の目に触れるべきではない」
「……分かりました」
声はかすれ気味になっていた。
影が俺の背後で沈み、柔らかな気配だけを残す。
子爵はアギ令嬢にも向き直った。
「アギ令嬢。あなたはどうする」
「わたくしは……エリファスとともに、自宅へ戻ります。父がどう動くか……確認しなければなりません」
「危険だ。くれぐれも気をつけなさい」
「はい、子爵様……」
アギ令嬢は深く頭を下げ、エリファスとともに立ち上がった。
そして扉へ向かう前、ほんの一瞬だけ振り返り――
俺と視線が交差した。
その瞳は、恐れではなく、理解と共感、そして……覚悟を帯びていた。
――アラン様の背後に“何か”がいる。
彼女は、確かにそれを感じ取っていた。
扉が閉まり、部屋に静寂が戻る。
影はゆっくりと俺の肩に寄り添い、かすかな吐息のような揺れを残す。
ネツァク・ホド伯爵。
バラキエル。
闇ギルド。
そして、影。
それぞれが別々に見えて、実は一つの線の上にある――
そんな確信に似た感覚が、胸の奥にゆっくり沈んでいった。
宿へ戻るための護衛が呼ばれ、俺は立ち上がる。
あの日から、俺はただ逃げ続けてきた。
だが今は違う。
影が静かに囁く。
“進め”。
王城へ向かう子爵。
家に戻るアギ令嬢。
宿へ戻る俺。
三つの道は、いずれ一つへと収束していく。
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