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京都編
防具も刀もいらん!
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「輝宗様、大将の補佐を命じられたのを不服に思ったのか宿を崩壊させたらしいぞ!という噂がたっております」
「なんでさ・・・・」
休暇から帰って来た慶次の言葉を受けて膝から崩れ落ちた、新しい宿の畳はいい匂いがするな。現実逃避してる場合じゃあねぇ、やばいよ。
先日は大変な目にあった、宿は部屋が吹き飛び軽くボヤが出る騒ぎとなった。
宿の主人には平謝りしておいた、笑って許してくれたよ。
むしろビックリしてたな、「顔を挙げて下さい!」とか言ってアワアワしてた。
いやもうごめんね、弁償するからさ。意外にもこの事件で1つ気付いたことがある、それは火消しのシステムだ。
この時代の火消しのシステムは簡単だ、燃えている家の近くにある家屋を全部ぶっ壊して周りに火が燃え移るのを防ぐというものだ。
それが京都でも普通に機能している、ハンゾーによると火消しのシステムがシステムとして機能し始めたのは江戸時代になってからだ。なんでこの時代にあるんだろうと思ったら私が火消しのシステム作ったんだった。
自分で作ったシステムに救われてちゃあ世話無いな、道理で火消しの奴らが挨拶に来る訳だよ。
まぁ逆に助かったとも言えるな、この時代の京都は最大規模を誇る人口密集地帯だ。輝宗の大火とか言われて死人が出た日には私の評判は地に落ちるぞ。
別に今みたいに祭り上げられたいとは思わないが、せめて評判は普通でいたいからな。
ちなみに一連の事件については、既に今川の者たちにも伝わっているようで翌日今川から再度詫びの使者が来た。
すげぇ謝ってたな、丁重にお帰りして帰らせた。含むところは何も無いと伝えてくれと言うとそんな訳無いじゃん見たいな顔されたな。
本当にそうなんだから仕方ないよな、怒って無いし。
ちなみに朝廷からも使者が来た、やはり私を総大将とするように圧力をかけようかなんて言われたけど今の朝廷にそんな力ある訳が無いだろう。第一西方面の大将を義以にしたのは今川のやることに朝廷が口を挟んで欲しく無いからだ。
これで大将を私に変えたが最後今川の顔は名実共に潰れる、この決定は変わらないと言って良いだろう。
私が戦に行くってのは誰が決めたんですかね?
決まったことをグチグチ言っても仕方が無いか、切り替えよう。戦へ行くなら武具が無いと行けない。
生憎私の刀は現在光秀が持っている、正確に言うならばもう私の刀では無いので新しい刀を貰わなければいけないが。
適当な鍛冶屋に行って買おう、うんそうしよう。
武具もそうだな、出発は半月後らしいからだらだらしている間に買えば良いか。
「よし、明日は鍛冶屋に行こう」
「鍛冶屋ですか、それならば今川に仕えている職人を使いましょう」
「いや、京の街の鍛冶屋だ。普通の物で良い」
なんか適当に買おう、そう思ってたんだけどなぁ・・・・
「叔父上、此度の頼みを引き受けた礼だ。ここは受け取ってくれぬか」
「殿がそこまで言われるならば断る理由はございますまい、天下泰平の為微力を尽くしますぞ」
嫌だぁぁぁ!!
なんだこれ!なんだこれ!
私は震えた手で甥の氏真から刀を受け取る、身体が震えるのを抑えるのに必死だ。
「その刀の銘は『宗三左文字』我が家に代々伝わる名刀だ」
「存じております」
宗三左文字、知ってるよハンゾーとの会話で出たわ!
日本で最も有名であろう、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の腰につけられた刀だ。
本来ならば兄義元の刀であり織田信長が桶狭間の後に分捕った逸品。
なんで私に渡すねん、義以に渡せや!
「此度の頼み、叔父上には不満もあるだろう。だがよろしく頼む」
「殿、不安なぞあろう筈も無いでは無いですか」
「そう言ってくれれば有り難い」
うおおおおおお嫌だぁぁぁ!!
◇◇◇◇
半月が経過した、京の街に兵が集結しているのを横目に私はこの異様な雰囲気をなんとかしようと前を向く。
すっごい今更なんだが、この情報大分前から出回ってたんだな。
真田昌幸殿なんかその為に兵揃えて来てたんだしね、知らなかったのは私だけと言うことか。そう思っていたのだがどうやら慶次や幸村も知らないらしいから市井には出回って無いけど上の方で散々議論されていることという訳か。
さてと、私は晒していた目を元に戻す。
部屋内には、いかつい顔をした男たちが並んでいた。
彼らは、既に西方に向かっている西国大名を除く全国から集められた大名たちだ。
その中には知り合いも多くいる、と言うか知り合いしかいないな。
『奥州覇王』伊達左京大夫輝宗
『越後の龍』上杉越後守謙信 (関東管領)
『表裏比興の者』 真田安房守昌幸
『北近江の夜叉』浅井備前守長政
『近衛家当主』近衛前久 (太閤)
他にもちらほら見知った顔が後ろに控えている、取り敢えず突っ込みたいのは太閤様がなんでここにいるかだ。
帰れよ・・・・
「では、全員揃ったようですので始めさせて頂きたく。お初にお目にかかります、今川輝宗と申します。本来ならば隠居の身である故あまり前に出過ぎぬよう留意致します」
掴みは上々だ、四方八方から笑みの声が聞こえる。
「皆々様お聞きの事かと存ずるがイスパニアの軍勢は間もなく九州に到着し攻撃を開始するものと考えられておりまする、九州の防衛にあたっているのは毛利を中心とした龍造寺、島津、大友、秋月、一条、長宗我部家などでござる」
毛利は西国のスーパースターだ、毛利元就は残念ながら1571年、つまり前年にお亡くなりになったがその勢力は未だ健在だ。
「琉球などは如何すると?」
「琉球は明と通じております、手は出さないでしょう。」
「しかし琉球とて軍船が近くを通るのは不安であろう」
琉球とは、史実の沖縄県のことだ。今川と琉球は積極的に交流を続けている、私も文のやり取りをしたことがあるが友好的なものだった。
一応琉球も見なければ行けないのか、辛いな。
「質問がある、そも奴らの目的は何だ?」
「越後守、いすぱにあの軍にとって真の狙いは清国でござる。その中継地点として利用しようと言う心積りやも知れませぬ」
私の言葉に謙信殿が顔を顰める、ハンゾーの方を向くとパチリとウインクをして来た。
良かった、ちゃんと話聞いておいて良かった。
ハンゾー曰く、西洋の国にとって日本という土地自体にそこまでの旨みは無いらしい。評価されているのはその場所だ、清国という宝の山を獲る為の中継地点として日本は使われる予定だった。
それをぶち壊したのが日本の武士の強さだ、宣教師や商人から伝えられる文により武士の強さは伝わって行く。
史実の西洋人は日本を占領するののリスクとリターンが合わないと考えたのだろう、場所が遠すぎるという理由もある。
そもそもこの時代の船技術的にここまで来るのに時間や糧食がかなり厳しいことになる、疫病の心配もあるし急激な環境の変化による体調の変化は致命的だ。
なのになんで攻めて来るのか、キリスト教がこの日本ではあまり普及していない。それが原因か?
というあやふやな結論でハンゾーとの会議は終わっていた。
「どちらにせよ、元寇以来の大戦になることは最早疑いようも無い事実でございます。天下泰平を乱す者に鉄槌を与えねばなりますまい、義以様」
「あ、あぁ。そうだな大叔父上」
気弱そうな声で、私の隣に座っていた義以が答える。
線も細い、まだ10代後半の若造だ。
頼りない、箱入りだから無理も無いか。
ちなみに諸将の奥では罠丸こと直房がこちらを見てニヤニヤしてる、性格悪いなアイツ。
「全体としての出発は明日になり申す、毛利領を通って進軍する1軍は義以様に率いて頂き西国から船で行く2軍を某が率いまする。義以様の元には安房守殿、越後守殿、備前守殿。某と共には左京大夫殿と太閤殿下、よろしくお頼み申す」
「はっ」
「全力をもって」
「任せて貰おう!」
「承知」
「ほっほっほ、麿は遊びに行くだけじゃがの」
レジャー感覚で戦に来るんじゃあ無い、この野郎。
あ、良いこと思いついた。
「義以様にはあそこにいる直房を補佐に就かせ申す、我が孫にしては優秀だ、義以様と共に向かわれる方々はよろしくお頼み申しますぞ」
私の苦労を味わえ罠丸ぅぅぅぅ!!
そう思いつつチラリと直房を見る、直房は笑っていた。
先程の怪しい笑みでは無い、屈託の無い顔のイケメンさを全面的に出した笑みだ。
野郎、夕の良いとこ取りだろこれ。
「お初にお目にかかります、今川左衛門佐直房と申します。若輩ながら1軍の補佐をさせて頂きます」
さっきの義以と違い堂々たる挨拶に周囲もどよめく、あーてか今更気づいたけど今川が主導だけど1軍も2軍もどっちも人任せになりそうだな。
罠丸が暴走しないことを祈っておこう、まぁ謙信殿いるしあっちはなんとかしてくれ。
こっちは安心してくれ、ハンゾーがなんとかしてくれるから。
「では、まず初めに1軍の詳しい経路をご説明致します。こちらの地図をご覧下さい」
え?
お前を補佐にするの、今適当に決めたのに準備万端だと!?
可愛く無いな、何だ指示も的確でめちゃくちゃわかりやすい。
この子大将の方が良かったんじゃ無いの?
結局、罠丸が用意したプレゼンテーションは大好評で私の説明が蛇足になりそうなので速攻打ち切った。
明日には京都を経つ予定だ、あー戦争やりたく無い。
戦乱の世、終結して。
「なんでさ・・・・」
休暇から帰って来た慶次の言葉を受けて膝から崩れ落ちた、新しい宿の畳はいい匂いがするな。現実逃避してる場合じゃあねぇ、やばいよ。
先日は大変な目にあった、宿は部屋が吹き飛び軽くボヤが出る騒ぎとなった。
宿の主人には平謝りしておいた、笑って許してくれたよ。
むしろビックリしてたな、「顔を挙げて下さい!」とか言ってアワアワしてた。
いやもうごめんね、弁償するからさ。意外にもこの事件で1つ気付いたことがある、それは火消しのシステムだ。
この時代の火消しのシステムは簡単だ、燃えている家の近くにある家屋を全部ぶっ壊して周りに火が燃え移るのを防ぐというものだ。
それが京都でも普通に機能している、ハンゾーによると火消しのシステムがシステムとして機能し始めたのは江戸時代になってからだ。なんでこの時代にあるんだろうと思ったら私が火消しのシステム作ったんだった。
自分で作ったシステムに救われてちゃあ世話無いな、道理で火消しの奴らが挨拶に来る訳だよ。
まぁ逆に助かったとも言えるな、この時代の京都は最大規模を誇る人口密集地帯だ。輝宗の大火とか言われて死人が出た日には私の評判は地に落ちるぞ。
別に今みたいに祭り上げられたいとは思わないが、せめて評判は普通でいたいからな。
ちなみに一連の事件については、既に今川の者たちにも伝わっているようで翌日今川から再度詫びの使者が来た。
すげぇ謝ってたな、丁重にお帰りして帰らせた。含むところは何も無いと伝えてくれと言うとそんな訳無いじゃん見たいな顔されたな。
本当にそうなんだから仕方ないよな、怒って無いし。
ちなみに朝廷からも使者が来た、やはり私を総大将とするように圧力をかけようかなんて言われたけど今の朝廷にそんな力ある訳が無いだろう。第一西方面の大将を義以にしたのは今川のやることに朝廷が口を挟んで欲しく無いからだ。
これで大将を私に変えたが最後今川の顔は名実共に潰れる、この決定は変わらないと言って良いだろう。
私が戦に行くってのは誰が決めたんですかね?
決まったことをグチグチ言っても仕方が無いか、切り替えよう。戦へ行くなら武具が無いと行けない。
生憎私の刀は現在光秀が持っている、正確に言うならばもう私の刀では無いので新しい刀を貰わなければいけないが。
適当な鍛冶屋に行って買おう、うんそうしよう。
武具もそうだな、出発は半月後らしいからだらだらしている間に買えば良いか。
「よし、明日は鍛冶屋に行こう」
「鍛冶屋ですか、それならば今川に仕えている職人を使いましょう」
「いや、京の街の鍛冶屋だ。普通の物で良い」
なんか適当に買おう、そう思ってたんだけどなぁ・・・・
「叔父上、此度の頼みを引き受けた礼だ。ここは受け取ってくれぬか」
「殿がそこまで言われるならば断る理由はございますまい、天下泰平の為微力を尽くしますぞ」
嫌だぁぁぁ!!
なんだこれ!なんだこれ!
私は震えた手で甥の氏真から刀を受け取る、身体が震えるのを抑えるのに必死だ。
「その刀の銘は『宗三左文字』我が家に代々伝わる名刀だ」
「存じております」
宗三左文字、知ってるよハンゾーとの会話で出たわ!
日本で最も有名であろう、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の腰につけられた刀だ。
本来ならば兄義元の刀であり織田信長が桶狭間の後に分捕った逸品。
なんで私に渡すねん、義以に渡せや!
「此度の頼み、叔父上には不満もあるだろう。だがよろしく頼む」
「殿、不安なぞあろう筈も無いでは無いですか」
「そう言ってくれれば有り難い」
うおおおおおお嫌だぁぁぁ!!
◇◇◇◇
半月が経過した、京の街に兵が集結しているのを横目に私はこの異様な雰囲気をなんとかしようと前を向く。
すっごい今更なんだが、この情報大分前から出回ってたんだな。
真田昌幸殿なんかその為に兵揃えて来てたんだしね、知らなかったのは私だけと言うことか。そう思っていたのだがどうやら慶次や幸村も知らないらしいから市井には出回って無いけど上の方で散々議論されていることという訳か。
さてと、私は晒していた目を元に戻す。
部屋内には、いかつい顔をした男たちが並んでいた。
彼らは、既に西方に向かっている西国大名を除く全国から集められた大名たちだ。
その中には知り合いも多くいる、と言うか知り合いしかいないな。
『奥州覇王』伊達左京大夫輝宗
『越後の龍』上杉越後守謙信 (関東管領)
『表裏比興の者』 真田安房守昌幸
『北近江の夜叉』浅井備前守長政
『近衛家当主』近衛前久 (太閤)
他にもちらほら見知った顔が後ろに控えている、取り敢えず突っ込みたいのは太閤様がなんでここにいるかだ。
帰れよ・・・・
「では、全員揃ったようですので始めさせて頂きたく。お初にお目にかかります、今川輝宗と申します。本来ならば隠居の身である故あまり前に出過ぎぬよう留意致します」
掴みは上々だ、四方八方から笑みの声が聞こえる。
「皆々様お聞きの事かと存ずるがイスパニアの軍勢は間もなく九州に到着し攻撃を開始するものと考えられておりまする、九州の防衛にあたっているのは毛利を中心とした龍造寺、島津、大友、秋月、一条、長宗我部家などでござる」
毛利は西国のスーパースターだ、毛利元就は残念ながら1571年、つまり前年にお亡くなりになったがその勢力は未だ健在だ。
「琉球などは如何すると?」
「琉球は明と通じております、手は出さないでしょう。」
「しかし琉球とて軍船が近くを通るのは不安であろう」
琉球とは、史実の沖縄県のことだ。今川と琉球は積極的に交流を続けている、私も文のやり取りをしたことがあるが友好的なものだった。
一応琉球も見なければ行けないのか、辛いな。
「質問がある、そも奴らの目的は何だ?」
「越後守、いすぱにあの軍にとって真の狙いは清国でござる。その中継地点として利用しようと言う心積りやも知れませぬ」
私の言葉に謙信殿が顔を顰める、ハンゾーの方を向くとパチリとウインクをして来た。
良かった、ちゃんと話聞いておいて良かった。
ハンゾー曰く、西洋の国にとって日本という土地自体にそこまでの旨みは無いらしい。評価されているのはその場所だ、清国という宝の山を獲る為の中継地点として日本は使われる予定だった。
それをぶち壊したのが日本の武士の強さだ、宣教師や商人から伝えられる文により武士の強さは伝わって行く。
史実の西洋人は日本を占領するののリスクとリターンが合わないと考えたのだろう、場所が遠すぎるという理由もある。
そもそもこの時代の船技術的にここまで来るのに時間や糧食がかなり厳しいことになる、疫病の心配もあるし急激な環境の変化による体調の変化は致命的だ。
なのになんで攻めて来るのか、キリスト教がこの日本ではあまり普及していない。それが原因か?
というあやふやな結論でハンゾーとの会議は終わっていた。
「どちらにせよ、元寇以来の大戦になることは最早疑いようも無い事実でございます。天下泰平を乱す者に鉄槌を与えねばなりますまい、義以様」
「あ、あぁ。そうだな大叔父上」
気弱そうな声で、私の隣に座っていた義以が答える。
線も細い、まだ10代後半の若造だ。
頼りない、箱入りだから無理も無いか。
ちなみに諸将の奥では罠丸こと直房がこちらを見てニヤニヤしてる、性格悪いなアイツ。
「全体としての出発は明日になり申す、毛利領を通って進軍する1軍は義以様に率いて頂き西国から船で行く2軍を某が率いまする。義以様の元には安房守殿、越後守殿、備前守殿。某と共には左京大夫殿と太閤殿下、よろしくお頼み申す」
「はっ」
「全力をもって」
「任せて貰おう!」
「承知」
「ほっほっほ、麿は遊びに行くだけじゃがの」
レジャー感覚で戦に来るんじゃあ無い、この野郎。
あ、良いこと思いついた。
「義以様にはあそこにいる直房を補佐に就かせ申す、我が孫にしては優秀だ、義以様と共に向かわれる方々はよろしくお頼み申しますぞ」
私の苦労を味わえ罠丸ぅぅぅぅ!!
そう思いつつチラリと直房を見る、直房は笑っていた。
先程の怪しい笑みでは無い、屈託の無い顔のイケメンさを全面的に出した笑みだ。
野郎、夕の良いとこ取りだろこれ。
「お初にお目にかかります、今川左衛門佐直房と申します。若輩ながら1軍の補佐をさせて頂きます」
さっきの義以と違い堂々たる挨拶に周囲もどよめく、あーてか今更気づいたけど今川が主導だけど1軍も2軍もどっちも人任せになりそうだな。
罠丸が暴走しないことを祈っておこう、まぁ謙信殿いるしあっちはなんとかしてくれ。
こっちは安心してくれ、ハンゾーがなんとかしてくれるから。
「では、まず初めに1軍の詳しい経路をご説明致します。こちらの地図をご覧下さい」
え?
お前を補佐にするの、今適当に決めたのに準備万端だと!?
可愛く無いな、何だ指示も的確でめちゃくちゃわかりやすい。
この子大将の方が良かったんじゃ無いの?
結局、罠丸が用意したプレゼンテーションは大好評で私の説明が蛇足になりそうなので速攻打ち切った。
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戦乱の世、終結して。
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