86 / 100
前章・九州大名決戦編
九州勢の戦
しおりを挟む
「良い声だ、外の奴らも中々やるじゃ無いか」
多数の軍船を目の前にしても、その男は落ち着いていた。
パチリという音がする、その男の面前には碁盤が並べられており白と黒の碁石が敷き詰められている。
男はうーんと首を傾げた後に、自分の持っていた石を盤に置いた。その男は、鎧を着ながら碁を嗜んでいたのだ。
この戦が始まるという間に行うにしては緊張感の欠片も無い行為である。もし足軽がこのような行為をしていたら叱責モノであるだろう、だがこの行為を咎める者は居ない。
それはこの男が絶対的な権力者であることを意味していた。
『毛利輝元』
九州勢を取り纏める大将である、柳を感じさせるひょうひょうとした男で猫目が特徴の若干19歳の若者である。
当然輝元だけの力では無い。
彼が朝廷から多大の信任を受け、この戦の大将の1人としているのには様々な理由があるのだ。
その1つとして先代毛利家当主毛利元就の存在がある、元就の為した偉業は凄まじいの一言に尽きるだろう。
なにしろ小規模な国人領主に過ぎなかった毛利家を、一代で山陽・山陰10か国を領有する戦国大名の雄にまで成長させたのだから。
そんな元就だが、彼には後継者がいた。
後継者とは言っても別に息子と言う訳では無い、毛利元就の孫と言う立場だ、それが輝元である。
輝元について史実での印象はあまり大きな物では無い、誰もが知る関ヶ原の戦い。
東軍の総大将が徳川家康であることは周知の事実だが、西軍の総大将が石田三成では無く毛利輝元であることを知っている者は全体の何割ぐらいであるのだろうか。
毛利という家は戦国史実において5指に入る大名家であった、幕末において長州と名を変えた毛利が幕府を滅ぼした背景には確かな力があったのだ。
この世界において『毛利』の強さは史実よりも強固なものとなっている、元々朝廷との関係も深かった毛利は三好と今川の戦の折も今川に味方しその勢力を更に拡大するきっかけとなっていた。
故に、輝元がこの連合軍における大将の1人なのは妥当なものだと言えよう。
能力に関しての彼の実力は『異常』というものに落ち着いている、その理由は後ほど語られるが彼のこの戦国時代におけるある意味致命的長所はこの戦においても如何なく発揮されようとしていた。
「叔父上、準備は?」
「既に」
輝元のその問いに、叔父である吉川元春や小早川隆景も答える。
毛利3本の矢、これが毛利の主柱であった。
「右陣は大友、長宗我部、左陣を島津、龍造寺、秋月が率います。中央に一条と我ら・・・・」
「この戦を事前に知らせた大友には不審な動きがございます、それに今川からの命があったとは言え我らは最近まで殺し合いをしていた家同士。」
そう、九州の主な大名はそれぞれが反目し合い殺し合いをしていた仲である。
例えば大友と毛利は父である毛利元就の時代は何度も戦をしている、こうした者たちを離れた軍に配置したのも毛利輝元の配慮と言えるだろう。
まぁこうした配慮をせねばそもそも同じ軍に入ろうとも思わないだろうから妥当な策ではあるのだが。
「そして我らの軍、一条・・・・」
「心配ですな」
「まぁまぁ、名門のお手並み拝見と行こうよ」
そう言いながら、輝元は手元に置いてあった黒の碁石を取り碁盤に沿った置いた。
それと同時刻、青い服を着た兵士が船から降りて来たのを確認していた。
大筒の範囲に入る気は無い、と言うことは敵兵はこちらに船を使ってこちらに来るしか無い。
九州勢は守りの陣だ、そもそも今川輝宗が来るまでは専守防衛につけと言うのが今川からの指示である。
輝宗はそれを愚直に守ろうとしていた、守るだけではもちろん無いのだが。
さぁ、開戦だ。
『誇りを胸に、ブッ殺せ!!!!!!!』
『生きる戦、その身で味わえ!!!!!』
◇◇◇◇
それは、あまりに異様な光景だった。
足軽である彼らにとって、軽装備というのは決してデメリットばかりでは無い。
例えば、重装備の侍というのは一見強そうに見えるがその実動きが鈍くなるなどの要素もある。鎧があれば良いというものでは無いのだ、その動かし方、肉体的素早さを埋められる技量が存在しなければならない。
足軽とは一般の百姓から駆り出される場合が多い、故に意味が無いのだ。
こういう知識は我々に当てはめて考えるとわかりやすいかも知れない、例えば君がいきなり何十キロもする鎧を着て戦えと言われて戦えるだろうか?
鎧が無い方が上手く戦えるとは思わないだろうか?そういうことである。
だが、鎧を全く着ていない敵兵というものは彼らにとっても初めての経験だっただろう。青を基調とした軍服、手に持っているのが鉄砲だと言うのはまだ理解できる。
彼らの隊列は美しい、その一矢乱れぬ動きは芸術の域にまで達している。歩幅すら一緒なのである、それは敵兵にとっては不気味に見えたことだろう。
「矢を構えろ!」
どこからか号令が響き、足軽たちの中で弓隊と呼ばれる者は弓をつがえる。
射て、と言う号令。1000を超える弓が放たれ、青い軍服をした西洋人の軍隊に落ちていく。
それは一発も当たらなかった。
「馬鹿な!?」
どこからか、弓隊の男の叫びが聞こえる。その想いはその光景を見ていた者全て共有の想いであった。
この時代の弓は命中精度が異常に低い、優秀な弓使いならまだしも雑兵の射られる弓なぞ視認できるレベルだからである。皆様は弓道を見たことがあるだろうか、弓の速さに関するイメージとしてはそれである。現代人の感覚からするならば狙った場所に当てられる方が異常だ。
だが、それでも集団戦においては無類の効果を発揮する。命を奪えなくても腕、足に当たれば良いのだ。
弓は直撃すればかなり痛みを伴う、弓の先端にある矢尻は肉に食い込むように作られており、抜く際にかなりの激痛を伴う。
弓の負傷で死ぬ者が多いのはそのせいである、直撃で死ぬことができないのだ。
普通はそうなる、故に多くの武将が弓対策の為に盾を用意したり陣を敷くのだ。
だが、彼らは歩いていただけである。
そんな阿呆な光景、にも関わらず1人も死人は出ていない、あまりに不可思議な光景に全ての日本の武士が敵の軍隊を見つめていた。
それは、毛利輝元も同じである。
「なんだあれは・・・・」
「化け物なのか!?」
後ろで驚く叔父2人、それを横目に輝元は白い碁石を碁盤に載せる。
「成る程成る程、そ~来たか」
輝元は見ていた、敵兵の顔を遠目からではあったが見ていた。
その表情は、訓練を経た戦士の顔であり整っていたその顔は、弓を射られ、地面に刺さった直後まで歪む事は無かったのだ。
まるで最初から当たらないと確信してたかのように。
「でも・・・何ソレ?規格外にも程があるよね、古の三国志にもそんな英雄居なかったぜ?」
そう言いながら輝元は内心の冷や汗を抑える、つまりこれは敵司令官の指示だ。
弓兵がどこにどう弓を射るか、そしてその弓がどこに落ちるかを計算しそこに兵を配置した。
不可能だ、できない。
敵の司令官は船に篭っている筈だ、兵に細かく位置を指示する余裕は無かった筈だ。
それなのにこの芸当、指揮官の能力だけとは言えないだろう。
だがそれができる者もいる、それができる男がこの世界にただ1人だけ存在したのだ。
この戦争の総指揮を勤める男、若干8歳の少年ながら数多くの学問を網羅する真の天才。
『ガリレオ・ガリレイ』
後に、天文学の父と呼ばれる男である。
多数の軍船を目の前にしても、その男は落ち着いていた。
パチリという音がする、その男の面前には碁盤が並べられており白と黒の碁石が敷き詰められている。
男はうーんと首を傾げた後に、自分の持っていた石を盤に置いた。その男は、鎧を着ながら碁を嗜んでいたのだ。
この戦が始まるという間に行うにしては緊張感の欠片も無い行為である。もし足軽がこのような行為をしていたら叱責モノであるだろう、だがこの行為を咎める者は居ない。
それはこの男が絶対的な権力者であることを意味していた。
『毛利輝元』
九州勢を取り纏める大将である、柳を感じさせるひょうひょうとした男で猫目が特徴の若干19歳の若者である。
当然輝元だけの力では無い。
彼が朝廷から多大の信任を受け、この戦の大将の1人としているのには様々な理由があるのだ。
その1つとして先代毛利家当主毛利元就の存在がある、元就の為した偉業は凄まじいの一言に尽きるだろう。
なにしろ小規模な国人領主に過ぎなかった毛利家を、一代で山陽・山陰10か国を領有する戦国大名の雄にまで成長させたのだから。
そんな元就だが、彼には後継者がいた。
後継者とは言っても別に息子と言う訳では無い、毛利元就の孫と言う立場だ、それが輝元である。
輝元について史実での印象はあまり大きな物では無い、誰もが知る関ヶ原の戦い。
東軍の総大将が徳川家康であることは周知の事実だが、西軍の総大将が石田三成では無く毛利輝元であることを知っている者は全体の何割ぐらいであるのだろうか。
毛利という家は戦国史実において5指に入る大名家であった、幕末において長州と名を変えた毛利が幕府を滅ぼした背景には確かな力があったのだ。
この世界において『毛利』の強さは史実よりも強固なものとなっている、元々朝廷との関係も深かった毛利は三好と今川の戦の折も今川に味方しその勢力を更に拡大するきっかけとなっていた。
故に、輝元がこの連合軍における大将の1人なのは妥当なものだと言えよう。
能力に関しての彼の実力は『異常』というものに落ち着いている、その理由は後ほど語られるが彼のこの戦国時代におけるある意味致命的長所はこの戦においても如何なく発揮されようとしていた。
「叔父上、準備は?」
「既に」
輝元のその問いに、叔父である吉川元春や小早川隆景も答える。
毛利3本の矢、これが毛利の主柱であった。
「右陣は大友、長宗我部、左陣を島津、龍造寺、秋月が率います。中央に一条と我ら・・・・」
「この戦を事前に知らせた大友には不審な動きがございます、それに今川からの命があったとは言え我らは最近まで殺し合いをしていた家同士。」
そう、九州の主な大名はそれぞれが反目し合い殺し合いをしていた仲である。
例えば大友と毛利は父である毛利元就の時代は何度も戦をしている、こうした者たちを離れた軍に配置したのも毛利輝元の配慮と言えるだろう。
まぁこうした配慮をせねばそもそも同じ軍に入ろうとも思わないだろうから妥当な策ではあるのだが。
「そして我らの軍、一条・・・・」
「心配ですな」
「まぁまぁ、名門のお手並み拝見と行こうよ」
そう言いながら、輝元は手元に置いてあった黒の碁石を取り碁盤に沿った置いた。
それと同時刻、青い服を着た兵士が船から降りて来たのを確認していた。
大筒の範囲に入る気は無い、と言うことは敵兵はこちらに船を使ってこちらに来るしか無い。
九州勢は守りの陣だ、そもそも今川輝宗が来るまでは専守防衛につけと言うのが今川からの指示である。
輝宗はそれを愚直に守ろうとしていた、守るだけではもちろん無いのだが。
さぁ、開戦だ。
『誇りを胸に、ブッ殺せ!!!!!!!』
『生きる戦、その身で味わえ!!!!!』
◇◇◇◇
それは、あまりに異様な光景だった。
足軽である彼らにとって、軽装備というのは決してデメリットばかりでは無い。
例えば、重装備の侍というのは一見強そうに見えるがその実動きが鈍くなるなどの要素もある。鎧があれば良いというものでは無いのだ、その動かし方、肉体的素早さを埋められる技量が存在しなければならない。
足軽とは一般の百姓から駆り出される場合が多い、故に意味が無いのだ。
こういう知識は我々に当てはめて考えるとわかりやすいかも知れない、例えば君がいきなり何十キロもする鎧を着て戦えと言われて戦えるだろうか?
鎧が無い方が上手く戦えるとは思わないだろうか?そういうことである。
だが、鎧を全く着ていない敵兵というものは彼らにとっても初めての経験だっただろう。青を基調とした軍服、手に持っているのが鉄砲だと言うのはまだ理解できる。
彼らの隊列は美しい、その一矢乱れぬ動きは芸術の域にまで達している。歩幅すら一緒なのである、それは敵兵にとっては不気味に見えたことだろう。
「矢を構えろ!」
どこからか号令が響き、足軽たちの中で弓隊と呼ばれる者は弓をつがえる。
射て、と言う号令。1000を超える弓が放たれ、青い軍服をした西洋人の軍隊に落ちていく。
それは一発も当たらなかった。
「馬鹿な!?」
どこからか、弓隊の男の叫びが聞こえる。その想いはその光景を見ていた者全て共有の想いであった。
この時代の弓は命中精度が異常に低い、優秀な弓使いならまだしも雑兵の射られる弓なぞ視認できるレベルだからである。皆様は弓道を見たことがあるだろうか、弓の速さに関するイメージとしてはそれである。現代人の感覚からするならば狙った場所に当てられる方が異常だ。
だが、それでも集団戦においては無類の効果を発揮する。命を奪えなくても腕、足に当たれば良いのだ。
弓は直撃すればかなり痛みを伴う、弓の先端にある矢尻は肉に食い込むように作られており、抜く際にかなりの激痛を伴う。
弓の負傷で死ぬ者が多いのはそのせいである、直撃で死ぬことができないのだ。
普通はそうなる、故に多くの武将が弓対策の為に盾を用意したり陣を敷くのだ。
だが、彼らは歩いていただけである。
そんな阿呆な光景、にも関わらず1人も死人は出ていない、あまりに不可思議な光景に全ての日本の武士が敵の軍隊を見つめていた。
それは、毛利輝元も同じである。
「なんだあれは・・・・」
「化け物なのか!?」
後ろで驚く叔父2人、それを横目に輝元は白い碁石を碁盤に載せる。
「成る程成る程、そ~来たか」
輝元は見ていた、敵兵の顔を遠目からではあったが見ていた。
その表情は、訓練を経た戦士の顔であり整っていたその顔は、弓を射られ、地面に刺さった直後まで歪む事は無かったのだ。
まるで最初から当たらないと確信してたかのように。
「でも・・・何ソレ?規格外にも程があるよね、古の三国志にもそんな英雄居なかったぜ?」
そう言いながら輝元は内心の冷や汗を抑える、つまりこれは敵司令官の指示だ。
弓兵がどこにどう弓を射るか、そしてその弓がどこに落ちるかを計算しそこに兵を配置した。
不可能だ、できない。
敵の司令官は船に篭っている筈だ、兵に細かく位置を指示する余裕は無かった筈だ。
それなのにこの芸当、指揮官の能力だけとは言えないだろう。
だがそれができる者もいる、それができる男がこの世界にただ1人だけ存在したのだ。
この戦争の総指揮を勤める男、若干8歳の少年ながら数多くの学問を網羅する真の天才。
『ガリレオ・ガリレイ』
後に、天文学の父と呼ばれる男である。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
5人の勇者を「500人」と報告したら、魔王様が和平の準備を始めました
miko.m
ファンタジー
※最終話までプロット作成済み。
※毎日19時に更新予定(たまに12時にも更新します)。
「勇者が500人!? 無理無理、勝てるわけないだろ! 和平だ、今すぐ娘を嫁に出せ!!」
魔王軍第一軍団長・ゴルドーは困っていた。たった5人の勇者に惨敗したなど、出世欲の塊である魔王ゼノンに言えるわけがない。保身のために彼がついた嘘。それは「勇者が500人いた」という、あまりにも適当な虚偽報告だった。
しかし、小心者の魔王様はそれを真に受けてパニックに! 「500人の勇者と全面戦争なんてしたら魔王軍が破産する!」と、威厳をかなぐり捨ててまさかの「終戦準備」を開始してしまう。
一方、真実を知った魔王家の三姉妹は、父の弱腰を逆手に取ってとんでもない作戦を企てる。
「500人は嘘? ちょうどいいわ。お父様を売って、あのハイスペックな勇者様たちを婿にしましょう!」
嘘を塗り重ねる軍団長、絶望する魔王、そして勇者を「逆スカウト」して実家脱出を目論む肉食系姫君たち。人間界のブラックな王様に使い潰される勇者たちを、魔王軍が「厚遇」で囲い込む!? 嘘から始まる、勘違いだらけの経営再建ファンタジーコメディ、開幕!
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
【完結】異世界で神の元カノのゴミ屋敷を片付けたら世界の秘密が出てきました
小豆缶
ファンタジー
父の遺したゴミ屋敷を片付けていたはずが、気づけば異世界に転移していた私・飛鳥。
しかも、神の元カノと顔がそっくりという理由で、いきなり死刑寸前!?
助けてくれた太陽神ソラリクスから頼まれた仕事は、
「500年前に別れた元恋人のゴミ屋敷を片付けてほしい」というとんでもない依頼だった。
幽霊になった元神、罠だらけの屋敷、歪んだ世界のシステム。
ポンコツだけど諦めの悪い主人公が、ゴミ屋敷を片付けながら異世界の謎を暴いていく!
ほのぼのお仕事×異世界コメディ×世界の秘密解明ファンタジー
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる