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9章神と人
間に合うか!?
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「父上!このままでは...」
「わかっている、全軍指示があるまで待機せよ!」
アイテールは、もう王都の門前へ到達する勢いで来ていた。
王都に帰還した後、ガウェイン達はアイテール対策のための会議が開いていたが、結論から言うと
「王都よりも前に止めるつもりだった」
と言うのが出る。だからこそ、ライト王子の魔導ゴーレムに王国の魔導師ほぼ全てを託した。
実質、アイテールのあの巨体に対抗する手段など、王国の全てを結集してもあるはずはないのだ。
なら...あるのは、個個の力のみと言うことになる。
魔導ゴーレムでの足止めに失敗したライト王子が自らの杖を前に掲げる
「...魔導ゴーレムは魔力濃度の濃い場所でしか使えません、魔物が自然に沸かない超極薄地帯である王都ではできないですしね。なら残るは直接戦闘のみ、回復は任せて頂きたい。」
ライト王子に付き従う エマとウルフィアスも、それぞれ武器を構える
「...回復なら俺の槍も使えなくはない、一番槍は頂きます、参りましょう父上。」
ベリアスが、双槍を構えてそう呟く。それに従うアロンもまた、弓をゆっくりと構えた。
「冒険者達よ!よくぞ集まってくれた!準備はいいかぁ!ランクに見合う働きを見せつけてやれ!」
「騎士達よ、訓練を思い出せ。十全の力をあの神を騙る不届き者に見せてやるがいい!教会はアレを同じ神たる存在とは認めていない、見せつけてやるがいい!人の力を」
騎士達だけでなく、各所で兵士たちを鼓舞しているのは騎士団長、ルーカンだ。ヘリンもまた騎士達を鼓舞して回っている
「......王都外にありました罠類、全て突破されました」
「ご苦労だったあ アリー、では行こうか!総力戦だ」
ガウェインはそう言って後ろに控える6つの宝具を見返す
「ロイヤルソーディア(王国守護十剣)」
歴代の王が忠実な家臣に渡すか、それか自分で所持するかの2択で王国に存在する者である。それが7つ、
1つは騎士団長、ルーカンに
1つは我が腹心、ヘリンに
1つは忠実な家臣、鍛冶将軍のアリーに
1つは我が息子、ライト王子に
残り6つは我が手にある。
その内の1つをガウェインは握りしめ、もう王都外門まで接近してきたアイテールに向き直った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
宝具「グラム」
そう言い放つと、ガウェインは門上から、その巨体がもうすぐ門に到達するギリギリにまで近づいていたアイテールに向けて投擲する
その剣は、アイテールの真上に位置すると、分身を始める、その分身は100.1000...10000と増え続け、その数が10万に達しようとした時、急に落下したのだ。
その剣は、文字通りアイテールを串刺しにした
「......宝具レベルであれば一応通用する、と言うことか。まぁ貫通ではなく肌の表面で刃が止まっている、この程度であろうな。ベリアス、ライト」
ガウェインは門前で待機していた2人の王子を呼んだ
「好きにしろ、王都を守るぞ」
「了解、最善を」
「お任せ下さい!」
ライトは自分の配下を連れて門の下へと降りた、また新しく開発した道具で何かやらかしてくれるのだろう。
ベリアスはその場で門にいる弓兵の指揮をとりながら自分も神器で戦い始める心づもりらしい、地味ではあるが、悪い判断ではない。
「さてヘリン、指揮は息子や将軍達がやってくれる。さて私は何をするべきだろうか?」
「......まさかあの化け物と直接戦おうなんて思ってませんよね?」
「......そのまさかだ、ついてくるよな?」
「......私の宝具は貴方のそばでなければ発揮できません、選択の余地はなさそうですね。」
この宝具は「王都を守る為だけに使うべし」という初代国王が出した絶対の掟がある。
使えば圧倒的な力を見せつけ、瞬く間に死者を生み出してしまう。「守るための力」というのみなら神器にも劣らない兵器だ。
その力を十全に使う時が来た。
宝具「レーヴァテイン」
ガウェインがその剣を抜き放った瞬間、辺りの気温がピリつき始めた。
辺りの気温は5度近く上昇、ガウェインの周りに至ってはサウナのように暑い。
ガウェインは、それをもアイテールの目に向けて投擲する。
太陽の如き輝きと暑さを持つとされるレーヴァテインは、その熱を持ってアイテールの目を焼いた
「??!!!??!!!!!!」
「ふむ、決定打にはなり得ぬようだな、ダメージは与えられたが」
しかしその剣をも、アイテールは瞬時に目から引き抜く
アイテールの全身は王都門の真ん前でストップし、全身が震え始めた
「あいつを倒すには、一瞬で奴を粉々にできるほどのエネルギーを放つしかないということか」
「私の知る限り、そのような能力のある宝具は...」
「ない、な。今も宝具2つを使い捨てのように使用して、足止めが精一杯だ。」
そして、アイテールはとうとう天使を生み出した。
身体中から、あの街を現在進行形で侵略している天使の集団が、アイテールの体のいたるところから生み出され、門を越え王都の兵士達に襲いかかった。
ここに残ることを選択した民達を除けば、殆どの民衆が既に他国に避難している。
騎士達と天使達の戦闘音が、辺り一面に響きわたる。
天使達の数、総勢1万
少ないながらも質は高い、1人1人の武器すらも能力のない宝具ほどの武器を持ち、騎士達を斬り伏せていく。
「こ、これは...まずいなぁ!」
ヘリンが天使の1人を斬り伏せながらそう呟く
「どうするガウェイン!こいつら強いぞ!」
「わかっている!しかし火力が足りない!」
そう、火力が足りない
この火力を埋めるには、今旅に出てるあの男の力が必要だ。王国の民でもない、一介の流れ者の力が。
それは、まだ真昼の頃だった。
流星が、落ちてきた
天使達の襲撃を受けており、誰も光に気づかない
その光は、先程ガウェインが放ったレーヴァテインの光を圧倒的にしのぐ光であった。
その光が、アイテールの頭上に向かって降りかかる
門上にいるガウェイン、ヘリン、ベリアスは当初、それが誰かわからなかった。
それはいつも通りの赤い服ではなく、真っ赤に輝くヘビーアーマーをつけていた。
紫色のマントが、大きな風にたなびき、大きな翼を覗かせた。その翼は純白を要している。ゆっくりと門上に着陸したその鎧の男とドラゴンは2人揃って咳き込み出した
「ゴホッゴホッ...イヴァン!張り切りすぎ!」
「すまん、でも最高速でついたぞ!」
「わかっている、全軍指示があるまで待機せよ!」
アイテールは、もう王都の門前へ到達する勢いで来ていた。
王都に帰還した後、ガウェイン達はアイテール対策のための会議が開いていたが、結論から言うと
「王都よりも前に止めるつもりだった」
と言うのが出る。だからこそ、ライト王子の魔導ゴーレムに王国の魔導師ほぼ全てを託した。
実質、アイテールのあの巨体に対抗する手段など、王国の全てを結集してもあるはずはないのだ。
なら...あるのは、個個の力のみと言うことになる。
魔導ゴーレムでの足止めに失敗したライト王子が自らの杖を前に掲げる
「...魔導ゴーレムは魔力濃度の濃い場所でしか使えません、魔物が自然に沸かない超極薄地帯である王都ではできないですしね。なら残るは直接戦闘のみ、回復は任せて頂きたい。」
ライト王子に付き従う エマとウルフィアスも、それぞれ武器を構える
「...回復なら俺の槍も使えなくはない、一番槍は頂きます、参りましょう父上。」
ベリアスが、双槍を構えてそう呟く。それに従うアロンもまた、弓をゆっくりと構えた。
「冒険者達よ!よくぞ集まってくれた!準備はいいかぁ!ランクに見合う働きを見せつけてやれ!」
「騎士達よ、訓練を思い出せ。十全の力をあの神を騙る不届き者に見せてやるがいい!教会はアレを同じ神たる存在とは認めていない、見せつけてやるがいい!人の力を」
騎士達だけでなく、各所で兵士たちを鼓舞しているのは騎士団長、ルーカンだ。ヘリンもまた騎士達を鼓舞して回っている
「......王都外にありました罠類、全て突破されました」
「ご苦労だったあ アリー、では行こうか!総力戦だ」
ガウェインはそう言って後ろに控える6つの宝具を見返す
「ロイヤルソーディア(王国守護十剣)」
歴代の王が忠実な家臣に渡すか、それか自分で所持するかの2択で王国に存在する者である。それが7つ、
1つは騎士団長、ルーカンに
1つは我が腹心、ヘリンに
1つは忠実な家臣、鍛冶将軍のアリーに
1つは我が息子、ライト王子に
残り6つは我が手にある。
その内の1つをガウェインは握りしめ、もう王都外門まで接近してきたアイテールに向き直った。
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宝具「グラム」
そう言い放つと、ガウェインは門上から、その巨体がもうすぐ門に到達するギリギリにまで近づいていたアイテールに向けて投擲する
その剣は、アイテールの真上に位置すると、分身を始める、その分身は100.1000...10000と増え続け、その数が10万に達しようとした時、急に落下したのだ。
その剣は、文字通りアイテールを串刺しにした
「......宝具レベルであれば一応通用する、と言うことか。まぁ貫通ではなく肌の表面で刃が止まっている、この程度であろうな。ベリアス、ライト」
ガウェインは門前で待機していた2人の王子を呼んだ
「好きにしろ、王都を守るぞ」
「了解、最善を」
「お任せ下さい!」
ライトは自分の配下を連れて門の下へと降りた、また新しく開発した道具で何かやらかしてくれるのだろう。
ベリアスはその場で門にいる弓兵の指揮をとりながら自分も神器で戦い始める心づもりらしい、地味ではあるが、悪い判断ではない。
「さてヘリン、指揮は息子や将軍達がやってくれる。さて私は何をするべきだろうか?」
「......まさかあの化け物と直接戦おうなんて思ってませんよね?」
「......そのまさかだ、ついてくるよな?」
「......私の宝具は貴方のそばでなければ発揮できません、選択の余地はなさそうですね。」
この宝具は「王都を守る為だけに使うべし」という初代国王が出した絶対の掟がある。
使えば圧倒的な力を見せつけ、瞬く間に死者を生み出してしまう。「守るための力」というのみなら神器にも劣らない兵器だ。
その力を十全に使う時が来た。
宝具「レーヴァテイン」
ガウェインがその剣を抜き放った瞬間、辺りの気温がピリつき始めた。
辺りの気温は5度近く上昇、ガウェインの周りに至ってはサウナのように暑い。
ガウェインは、それをもアイテールの目に向けて投擲する。
太陽の如き輝きと暑さを持つとされるレーヴァテインは、その熱を持ってアイテールの目を焼いた
「??!!!??!!!!!!」
「ふむ、決定打にはなり得ぬようだな、ダメージは与えられたが」
しかしその剣をも、アイテールは瞬時に目から引き抜く
アイテールの全身は王都門の真ん前でストップし、全身が震え始めた
「あいつを倒すには、一瞬で奴を粉々にできるほどのエネルギーを放つしかないということか」
「私の知る限り、そのような能力のある宝具は...」
「ない、な。今も宝具2つを使い捨てのように使用して、足止めが精一杯だ。」
そして、アイテールはとうとう天使を生み出した。
身体中から、あの街を現在進行形で侵略している天使の集団が、アイテールの体のいたるところから生み出され、門を越え王都の兵士達に襲いかかった。
ここに残ることを選択した民達を除けば、殆どの民衆が既に他国に避難している。
騎士達と天使達の戦闘音が、辺り一面に響きわたる。
天使達の数、総勢1万
少ないながらも質は高い、1人1人の武器すらも能力のない宝具ほどの武器を持ち、騎士達を斬り伏せていく。
「こ、これは...まずいなぁ!」
ヘリンが天使の1人を斬り伏せながらそう呟く
「どうするガウェイン!こいつら強いぞ!」
「わかっている!しかし火力が足りない!」
そう、火力が足りない
この火力を埋めるには、今旅に出てるあの男の力が必要だ。王国の民でもない、一介の流れ者の力が。
それは、まだ真昼の頃だった。
流星が、落ちてきた
天使達の襲撃を受けており、誰も光に気づかない
その光は、先程ガウェインが放ったレーヴァテインの光を圧倒的にしのぐ光であった。
その光が、アイテールの頭上に向かって降りかかる
門上にいるガウェイン、ヘリン、ベリアスは当初、それが誰かわからなかった。
それはいつも通りの赤い服ではなく、真っ赤に輝くヘビーアーマーをつけていた。
紫色のマントが、大きな風にたなびき、大きな翼を覗かせた。その翼は純白を要している。ゆっくりと門上に着陸したその鎧の男とドラゴンは2人揃って咳き込み出した
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