123 / 150
10章 多重人格者の未来は
輝赤のポテンシャル
しおりを挟む
坂本一刀流~
江戸時代初期に正式に確立されたこの流派は、初代は戦国時代に滅びた大名の家臣で、多対1の状況に特化した剣術らしい。常に殿を勤め、なおかつ生き残るその様で名を連ねたと言われている。
そして現在に至るまで脈々と受け継がれたその剣術道場は、ごく普通の剣道を教える傍ら、気に入った人間にそれを教えようとする困った風習があった。
レッドもそれに巻き込まれた1人である。短い間で基本しか教わってはいないが、それでもレッドは確かに、師範より技を教わった。
そして今、輝赤はそれを使ってアイテールと対峙している。
元々持っていたギリオンが大剣から刀になったのは、レッドが剣術を使う気にようやくなったからかも知れない。
今まではこれを使うことは自ら禁止していた、というより元から戦闘なぞには無縁の生活を送りたかった。しかし今そんなこだわりを持っている暇ではない。覚悟は決まった、後は振るだけだ。それだけの修練は詰んできた筈だ。
アイテールの一刀が再度輝赤の顔面を捉える
ーーー本当に左手は使わない気なのか?ずっと水晶を持ったままだけど
水晶は輝きを放った後、虹色に光りながらも何もなさない、本当に光っているだけなのか?
懐に入ってきたアイテールを刀で迎え撃つ。
全方位に張り巡らされたセンサーをものともせず懐に入ろうとするアイテールを、輝赤は刀の範囲外に上手く押しとどめる。
そうしていると、アイテールは水晶を見出し、何やら呻き始めた
「...クッ、...何?私の創りものが...負けた!?数千年間生命に恐怖を植え付けた存在だぞ?」
そうか...ベリアスさん達、勝ったか!!
なら次は...僕の番だ
「私が来て正解だったということか!」
徐にアイテールは左手に持っていた水晶を解禁した。アイテールの左手にある水晶と、輝赤の刀が激しく衝突する。見た目のみ見れば真っ二つに切断されると思われる水晶だったが、傷1つつかない。
「これは...私が私たる所以の一品...地質学者としていたるところを探索し欲した一品だ...硬さなら神器にも劣らん...加えて力なら...私の方が上みたいだな」
「本当...貴方その体で僕と押し合い互角っておかしいですよね...」
「...私はこの姿が気に入っていてね、大人だろうと老人だろうと、はたまた異種族の姿をしていようと力は変わらん」
そう言うと2人は鍔迫り合いを諦め、互いに下がる。
ーーと思っていたのは僕だけか!?
下がってくる一瞬の隙間を縫って強引に間を詰めて来た?
「徒手空拳と武器持ちの戦いで、そう簡単に間合いを取らせると思っているのか」
舐めてかかってはくれないって訳か!
油断によってか、アイテールの左を防ぎ切れずに喰らい、壁へと一直線に激突する。
「......とここまで徒手空拳で戦ったものの大したダメージにはなってないみたいだな」
いや、十分なってますよ...
「だからこそ...私も神として...少しは能力を使うことにした。お前にとっては幸いなことに、私の能力は大部分が戦闘向けのものではない。なので...こんなことしかできんのだ...『石の牢獄』」
そう言ってアイテールは水晶をコツンと床にぶつけ、軽い音と共に水晶を鳴らす。
輝赤の周りに槍のような石槍が神殿の床や天井から出て来たのは、それから僅か数秒後のことだった。
「行け!」
アイテールの号令により、石槍が輝赤の元へ殺到し始める。それは足元からなどの多方面からによるものだが...
躱す必要すら感じなかった。
神器のアーマーに身を包んだ時点で、その体は鋼をも遥かに超える鎧で守られているのだ。こんなものに意味があるとは思えない。精々土埃で周りが見えなくなる程度だ
なら本命は?
...坂本一刀流は、多対1を想定した剣術である!
そこだ!
輝赤の一撃が確かに、アイテールの脳天に突き刺さった
...かと思いきや、その一撃は、アイテールの形をした精巧な人形だった。
動いてもいた、当に人形、視覚が閉じられている今、騙されたのはむしろ当然とも言うべき結果だったろう。
そして、左後ろから来る激痛が、輝赤を襲った。
「残念、即興の人形だが...視覚がない奴なら騙せる程度のレベルではあるな、呼吸、体温まで細やかに再現できるのは神々の中でも私しかいるまい、まぁ見た目は完全に大理石だから、見えるものを騙すことは不可能だがな。」
再度、今度は神殿の祭壇に向かって輝赤は激突する。
祭器が揺れ、装飾品が床に落ち始めた、輝赤も下から湧き上がる吐き気を抑えられず、激しく咳き込む。
「この祭壇も、もう必要無くなった...。元々この祭壇も、まだ人をやめてなかった頃の私達の会談場所だったのだがね。」
休む暇をも与えず、乱撃を加えようとするアイテール。そんな男の前に、2人の人物が前に出た。
「...フレイヤ、そして...魔王か!?何故生きている?」
「へっこちとらタフネスが売りでね、鎧がなくても自慢の石頭は健在だ」
「...少し黙りなさい、立っていられる状態ではないでしょう。」
そう言うと、同じく魔王を背に庇ったフレイヤが、アイテールの前に出た。
「...そうかぁ、そうかフレイヤ、等々私と全面戦争をする気になってしまったか!この世界を焼き尽くすほどの戦いをする気に!」
途端アイテールの体が数倍、数十倍にも膨れ上がり始める。それは子供が大人になると言うよりも、子供が子供のままに体が巨大になっていると言った方が正しい。
その異様は、当に神に相応しい、今までの戦いがむしろ児戯に見えるほどだった。
その体の巨大化は止まらず、ついに天井にまで達しようと...
「いいえ、貴方を超えるのは、あくまで人です」
はならなかった。
「...そうか、ならばどうするのだ?死にかけの男と戦力的には話にもならない男で、私にどう勝つと?」
元の姿に戻ったアイテールの問いに、フレイヤは答えない。
代わりに、後ろにいた魔王と僕に近づいて、こう言った。
「貴方達、合体なさい」
江戸時代初期に正式に確立されたこの流派は、初代は戦国時代に滅びた大名の家臣で、多対1の状況に特化した剣術らしい。常に殿を勤め、なおかつ生き残るその様で名を連ねたと言われている。
そして現在に至るまで脈々と受け継がれたその剣術道場は、ごく普通の剣道を教える傍ら、気に入った人間にそれを教えようとする困った風習があった。
レッドもそれに巻き込まれた1人である。短い間で基本しか教わってはいないが、それでもレッドは確かに、師範より技を教わった。
そして今、輝赤はそれを使ってアイテールと対峙している。
元々持っていたギリオンが大剣から刀になったのは、レッドが剣術を使う気にようやくなったからかも知れない。
今まではこれを使うことは自ら禁止していた、というより元から戦闘なぞには無縁の生活を送りたかった。しかし今そんなこだわりを持っている暇ではない。覚悟は決まった、後は振るだけだ。それだけの修練は詰んできた筈だ。
アイテールの一刀が再度輝赤の顔面を捉える
ーーー本当に左手は使わない気なのか?ずっと水晶を持ったままだけど
水晶は輝きを放った後、虹色に光りながらも何もなさない、本当に光っているだけなのか?
懐に入ってきたアイテールを刀で迎え撃つ。
全方位に張り巡らされたセンサーをものともせず懐に入ろうとするアイテールを、輝赤は刀の範囲外に上手く押しとどめる。
そうしていると、アイテールは水晶を見出し、何やら呻き始めた
「...クッ、...何?私の創りものが...負けた!?数千年間生命に恐怖を植え付けた存在だぞ?」
そうか...ベリアスさん達、勝ったか!!
なら次は...僕の番だ
「私が来て正解だったということか!」
徐にアイテールは左手に持っていた水晶を解禁した。アイテールの左手にある水晶と、輝赤の刀が激しく衝突する。見た目のみ見れば真っ二つに切断されると思われる水晶だったが、傷1つつかない。
「これは...私が私たる所以の一品...地質学者としていたるところを探索し欲した一品だ...硬さなら神器にも劣らん...加えて力なら...私の方が上みたいだな」
「本当...貴方その体で僕と押し合い互角っておかしいですよね...」
「...私はこの姿が気に入っていてね、大人だろうと老人だろうと、はたまた異種族の姿をしていようと力は変わらん」
そう言うと2人は鍔迫り合いを諦め、互いに下がる。
ーーと思っていたのは僕だけか!?
下がってくる一瞬の隙間を縫って強引に間を詰めて来た?
「徒手空拳と武器持ちの戦いで、そう簡単に間合いを取らせると思っているのか」
舐めてかかってはくれないって訳か!
油断によってか、アイテールの左を防ぎ切れずに喰らい、壁へと一直線に激突する。
「......とここまで徒手空拳で戦ったものの大したダメージにはなってないみたいだな」
いや、十分なってますよ...
「だからこそ...私も神として...少しは能力を使うことにした。お前にとっては幸いなことに、私の能力は大部分が戦闘向けのものではない。なので...こんなことしかできんのだ...『石の牢獄』」
そう言ってアイテールは水晶をコツンと床にぶつけ、軽い音と共に水晶を鳴らす。
輝赤の周りに槍のような石槍が神殿の床や天井から出て来たのは、それから僅か数秒後のことだった。
「行け!」
アイテールの号令により、石槍が輝赤の元へ殺到し始める。それは足元からなどの多方面からによるものだが...
躱す必要すら感じなかった。
神器のアーマーに身を包んだ時点で、その体は鋼をも遥かに超える鎧で守られているのだ。こんなものに意味があるとは思えない。精々土埃で周りが見えなくなる程度だ
なら本命は?
...坂本一刀流は、多対1を想定した剣術である!
そこだ!
輝赤の一撃が確かに、アイテールの脳天に突き刺さった
...かと思いきや、その一撃は、アイテールの形をした精巧な人形だった。
動いてもいた、当に人形、視覚が閉じられている今、騙されたのはむしろ当然とも言うべき結果だったろう。
そして、左後ろから来る激痛が、輝赤を襲った。
「残念、即興の人形だが...視覚がない奴なら騙せる程度のレベルではあるな、呼吸、体温まで細やかに再現できるのは神々の中でも私しかいるまい、まぁ見た目は完全に大理石だから、見えるものを騙すことは不可能だがな。」
再度、今度は神殿の祭壇に向かって輝赤は激突する。
祭器が揺れ、装飾品が床に落ち始めた、輝赤も下から湧き上がる吐き気を抑えられず、激しく咳き込む。
「この祭壇も、もう必要無くなった...。元々この祭壇も、まだ人をやめてなかった頃の私達の会談場所だったのだがね。」
休む暇をも与えず、乱撃を加えようとするアイテール。そんな男の前に、2人の人物が前に出た。
「...フレイヤ、そして...魔王か!?何故生きている?」
「へっこちとらタフネスが売りでね、鎧がなくても自慢の石頭は健在だ」
「...少し黙りなさい、立っていられる状態ではないでしょう。」
そう言うと、同じく魔王を背に庇ったフレイヤが、アイテールの前に出た。
「...そうかぁ、そうかフレイヤ、等々私と全面戦争をする気になってしまったか!この世界を焼き尽くすほどの戦いをする気に!」
途端アイテールの体が数倍、数十倍にも膨れ上がり始める。それは子供が大人になると言うよりも、子供が子供のままに体が巨大になっていると言った方が正しい。
その異様は、当に神に相応しい、今までの戦いがむしろ児戯に見えるほどだった。
その体の巨大化は止まらず、ついに天井にまで達しようと...
「いいえ、貴方を超えるのは、あくまで人です」
はならなかった。
「...そうか、ならばどうするのだ?死にかけの男と戦力的には話にもならない男で、私にどう勝つと?」
元の姿に戻ったアイテールの問いに、フレイヤは答えない。
代わりに、後ろにいた魔王と僕に近づいて、こう言った。
「貴方達、合体なさい」
0
あなたにおすすめの小説
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる