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7ー真実の愛ー

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遅刻寸前まで寝ていた健斗を送り出し、里緒は部屋の掃除をしていた。
朝早くから頑張ったおかげで10時には元の状態まで部屋は整頓され気持ち良い空間になっていた。
洗濯物を畳みながら昨日から何度も愛された疲れが出たのか。
「ふあ~眠いな、寝たけど健斗の愛撫で、何度か起きてイってたから・・」
里緒は顔を赤らめ昨夜から今朝にかけての愛の行為をうっとりと思い出していた。
「健斗・・」
身体は疼くが満たされていたので、今は睡魔に勝てそうもないと思いソファーに横になる。
どれくらいそうやって寝ていただろう。
「ん~」
「あら起こしちゃった?」
(だれ?女性の声・・)
里緒はガバッと起き上がる!目の前で優雅にお茶を飲んでいる健斗の母親を見て。
「お義母さん!すいません私気が付かなくて、今お茶を入れます。少々お待ちください」
「里緒ちゃん!こっち見て~」
「え?」
健斗の母親はカップとソーサーを持ってニコニコしている。
「あ、ご自分で・・」
「いいから座って、あなたヨダレ垂れてるから、ほらこれで拭いて、ふふ」
「え?は?はい」
出されたティッシュで口の周りをふき取ると、真っ赤になって俯いてしまう。
「今日ねあなたが家にいて、お仕事も休みだって健斗から聞いたから、久しぶりに会いに来たのよ。メール入れたんだけど片付けしてて気が付かなかったのね。ごめんなさいね勝手に上がり込んで」
「いえ、いつでも大歓迎です」
里緒はニコッと笑い返す。
「お義母さんもお仕事休みなんですか?」
「ううん、あなたにね会いたくなって来ちゃったのよ。少し私の聞いてくれるかしら」
「はいもちろんです」

里緒は飲み物を用意しながら義母の話に耳を傾ける。
それは健斗が高校時代に遡って始まった。
「あの子が初めてあなたの写真を持ってきて『初恋の子』って私たちの見せてくれたのは17歳の時だったわ。その時はね『なにが初恋よ』って、私には父親に似て女癖が悪い息子を呆れて見てたの。どうせあの子の顔だけに寄ってくる女性なんだろって、健斗も飽きたらまた次って、そう思ってた。でもね健斗、毎日あなたのこと話すのよ。ずいぶん盗撮もしていたみたいで『あ!ごめんなさいね健斗ストーカーしてたからあなたに』ここのクラウドに里緒ちゃんの写真がたくさん保存されてるから、見て」
サラッと怖いことを言われた気がしたが。里緒が差し出されたスマホを見ていると。義母は紅茶を啜りながら続ける
「あんまり熱心に話すもんだから私も主人もなんだか微笑ましくなってしまって。うちの主人なんかビックリするくらい高価な一眼レフっていうの?カメラをね買ってやって盗撮に力貸してたわ~犯罪者親子よね~もう」
里緒はビックリするくらいたくさんの画像を見ながら話を聞いていた。
「あの子は一人っ子で、主人は会社を継いでもらいたかったの。主人の兄がイギリスに住んで事業をやっていたこともあって、向こうに面倒を見てくれる身内がいるから大学はイギリスに行くことは、子供の頃から決まっていたの。本人は卒業したらすぐに日本に帰って、あなたにプロポーズするって言ってたわ。そんなある日テレビ電話に出ると、あなたと二人で写っている写真を送ったから見ろって『やっと交際OKしてもらった』って。それは喜んでたわ『まさか自分がいるイギリスで彼女と再会し交際できるとは夢にも思っていなかった。俺は里緒と結婚する!止めても無駄だ』って、幸せそうだったわとてもね・・」

「ここからはあなたが関係してくる、言いにくいこと、聞きたくないことを話すけど許してね」
義母は少し苦悩の瞳を浮かべ話し出す。
「あなたとの交際は順調だと思っていたの、でもあの子が修士課程に進級が決まった頃くらいから連絡が取れなくなってね。とても心配で私たち夫婦は夜も寝れなかった。主人に言って私だけでもイギリスに行くって言ったら主人も仕事より息子が優先だって。取るものも取り敢えず夫婦でイギリスの健斗の自宅まで行ったの。そこにいたのは抜け殻になって憔悴した健斗だった」
義母は目にうっすら涙を浮かべている。
「主人と二人で酒浸りでやせ細った息子を介抱し、何があってこんな状態になったかを聞き出した。その時私は・・あなたを心底恨んだ・・事情も知らずにごめんなさいね。あなたのことはそれから主人が色々と調べて、ご両親のことは本当に残念に思っています・・」
ため息をひとつ吐きお茶を啜り続ける。
「それからしばらく私はイギリスで暮らし、主人は日本で調査会社に依頼して報告が届くと。週末ごとにイギリスに通って、あなたのことを健斗に報告していた。『里緒も大変だったんだ』ってようやく理解できるようになって、学校へも通うようになってくれるまでになっていた。それでも私たち夫婦は毎週イギリスに通って健斗を励まし続け。あなたのことは主人が調べれば調べるほど『良いお嬢さん』としか考えられなくて。夫婦でもなぜ連絡を絶ったのかが疑問として残っていたの。その原因が3年以上経ってようやくわかった」
義母は里緒を優しく見つめ。
「あなたに嘘を吹き込んだ子ね、主人が懇意にしている会社娘さんで私も知っている子だった。彼女昔から健斗に気があったのかしら、イギリスまで追いかけて行ったくらいだからきっと好きだったのね。でも嘘を言って愛するもの同士を引き離すのは罪だわ。健斗をあんな状態にしたのはあなたじゃなかった『田中ミサキ』・・婚約報告の時、健斗から全て聞いたわ。私、全身が震えて怒りがこみ上げてとても許せなかった。でもね健斗は今が幸せだからもう過去はいいんだって。それであの子の初恋が実るなら私も主人も納得しようってことになって。しばらくは落ち着いた生活を送っていたの。あなたが実家に帰る前までは・・」
里緒はビクッとし目を伏せた。
「私が至らないせいで心配をかけて・・」
義母は遮るように。
「違うでしょ?あなた健斗に騙されて相当酷い仕打ちされたんでしょ?私はね、今日、里緒ちゃんに会いにきたのはそのことで来たの。二日前に健斗から聞いて居ても立っても居られなくて・・なんて酷いことを、それも親友まで巻き込んで悪者に仕立て上げ無理やり婚約させられたんでしょ?辛かったわね」
「いえ、私も出会った時から一日も忘れることなく、健斗さんを愛していましたから」
「そんなにあの子を・・」
義母はハンカチで涙をぬぐいながら。
「知った時はショックだったでしょ、あんな息子に育てた私たちにも責任がある許してくれとは言わない。でも謝罪は受けて欲しいの『里緒さん、申し訳ありませんでした』」
頭をを下げる義母に。
「やめて下さい、お義母のせいではないんですから、どうかそんなことしないで下さい。お気持ちは十分伝わっています。なのでどうか」
里緒は義母の隣に座って手を取って涙する。義母も
「ありがとう、そう言ってくれると救われるわ・・それで、これからのことは考えているの?」
「いえ、まだ何も・・」
「そう・・あのね親バカで図々しいいこと言うけど、聞いて。どうかあの子を信じてやって欲しいの。あなたを愛する気持ちは真実だから。結婚はあなたが決めてちょうだい、あの子のしたことは許されることじゃないけど、あなたに去られた時の恐怖が、あの子に歪んだ愛し方しかできなくさせてるってわかって欲しいの。あなたが側にいればきっといい夫になると思う」
「はい」
「でもね、もしあなたが健斗を許せなくて愛せなくて。逃げたいって思った時は、私が亡くなったお母さんの代わりに全力であなたを守って逃がしてあげる。これでも私お金とコネは結構あるのよ、ふふ」
「里緒ちゃん・・これは二人の秘密よ」
「お義母さん嬉しいです。私両親が亡くなってから誰かに頼ることができずにいました。心強いです。これから秋までの婚約期間、私なりに努力しますので。見守っていて下さい」
しばし二人は手を取り合い泣いていたが。
「主人にね、内緒で出てきたから、もう帰らないと。私が出しゃばたことが知られたらきっと似た者親子は激怒すると思うから」
「ふふ、そうなんですか?帰りは車ですか?」
「ええ!」
「安全運転で気をつけて下さい。仕事が休みの時は伺いますので」
義母は何度も手を振って帰っていった。

鏡の前で里緒は自分を見つめていた。化粧は薄めだが赤いグロスが艶めかしく、ぽってりとした唇を官能的に見せている、淡いブルーのスプリングコートの下には、イギリスの友人から婚約祝いに送られた下着を身につけた。
真っ赤なレースの上下とガーターベルト、生地は総レースで全体的に小さい。バストははみ出て、尖った先端もいやらしくレースから突き出している。
これには里緒自身も擦れて油断すると感じて、悩ましい声が出てしまう。ショーツもレースで面積は前の三角部分だけ、あとは全て紐で繋がっている。細い紐は裂け目に食い込み歩くたび右へ左へと動き、里緒の下半身を攻め立てる。
玄関で9センチのピンヒールを履きタクシーに乗り込む。
健斗には泣き真似をし『辛くなったのでそっちに行く』と電話を入れておいた。
タクシーの中で苦痛に耐え。やっと会社までたどり着くと、エレベータを降りたところで健斗が心配そうに待っていた。里緒を抱きかかえながら自分の部屋に連れて行くと。
「里緒、辛いのに随分挑発的な格好してるな、俺はお前がそうゆう格好するの嫌なんだって言ってるだろ」
健斗は部屋に入り、鍵を閉めるなり里緒に食ってかかる。
「ん~健斗?バカね、はぁ」
里緒は震える体でようや健斗のデスクまで歩いて行き書類を全部床に落としてしまう。
「何して・・」
健斗は机の上に座る里緒を呆然と見つめる。
「きて」
里緒が手を差し出す。
片足を机の上に立てて足を大きく開いている。健斗は近づきながらチラリと見える太腿に。
「下、スカートは?」
「自分で見てみたら?」
艶々と赤い唇は薄く開いて、今にもいい声で鳴いてくれそうでゾクゾクする。
健斗は机に手を置くと里緒にキスをした。
「はあ~キスだけでイっちゃいそうよ私」
何度か角度を変えキスを深めコートの紐を解きボタンに手をかけ前をはだける。
健斗は思わずゴクリと唾を飲む。
「ねえ健斗、蜜が溢れて仕方がないの、舐めて綺麗にしてよ。この下着すごくて私感じ過ぎたみたい」
「ああ~里緒、本当だこれは舐めて綺麗にしないといけない、でもね」
そう言うと健斗はズボンと下着を下ろし里緒の両足を抱え前触れもなく、ひと突きに熱い楔を打ち込んだ。
「うあぁぁぁぁーーんぅーーー」
「僕はこっちの方が君にはいいように思うんだけど、里緒?どお?」
「あ!ああー大きい、待ってたの」
パンパンと腰を打ち付け蜜を飛び散らせ激しく奥を狙って打ち込む。
「あん、あ、あ、」
「いい、すぐイっちゃいそうよ」
「ああ、はぁー中がいっぱいで、健斗の大きいのが擦れて・・もっとたくさん擦っていやらしくかき混ぜてぇー」
健斗は腰を動かしながら、デスクの内線をいきなり押す。
「プルループルルー」
と呼び出し音を聞いた途端里緒が、健斗をキッと睨む。
抽送が激しく、水音が響きわたっている。里緒は身体を捩り逃げようとするが。
「煽ったお前が悪い」
とニヤリと笑う健斗の下半身は凶暴に里緒の中をよりいっそう激しく犯し続ける。
「はい」
事務的な声が聞こえる。
「俺だ、今日はこのあと何もないよな?」
「はい」
「悪いが妻が具合悪いんだ。病院へ連れて行くからこのまま帰る。何かあったら部長に回してくれ」
「はい、お大事になさって下さい、あの水の音がしますが?何かお手伝いしましょうか?」
「いや大丈夫だタオルで冷やしてやってるだけだから、俺でもできる。ありがとう」
そう言って通話を終えると、昂りを引き抜いてしまった。
「いやあ~」
「俺を出し抜こうとした罰だ。コートちゃんと着ろ、出るぞ」
健斗は手早く里緒の足の付け根をハンカチで拭いてやり、散らばった資料を集め机の上に置くと。
部屋を出る。里緒の腰に腕を回し身体を支えエレベーターの前に立つ。
「我慢できるか?しっかり立ってろよあやしまれる」
「うん」
エレベーターには人が乗っていた。里緒は乗り込もうとしたとき土屋遥を見つける(あ!)健斗が先に乗り込み社員が挨拶する。当然土屋も。
「社長お疲れ様です」
と甘ったるい声で、声をかけるが健斗は無視して。
「里緒、おいで」
そう言うと里緒の腕を引き肩を抱き寄せた。
エレベータ内は『ヒュ~』とかヒソヒソ声が聞こえ、里緒は居たたまれない気持ちになった。
健斗は突然。
「すまんな、社内でイチャつくつもりはないんだが妻が体調を悪くしてしまって、こうやって抱いてやらないと歩けないんです」
一瞬シーンと静まり返ったが次にガヤガヤと『かっこいい~』『いや、仲がよろしくて』など言われ散々冷やかされた。
土屋がエレベーターを降りるとき、ものすごい目で里緒を睨んでいた。里緒はその凄まじいまでの嫉妬に健斗の後ろに隠れ小さくなっていた。
ようやく車に乗り込み里緒はホッとしシートに深く座る。
「後で担当部署の上司に、俺に気安く声をかけるのと里緒を睨むのをやめろと言っておく、気にする事はない」
「うん」
「嫌がらせとかはないと思うから心配するな。お前を広報に戻してやろうと思ってたが、ああゆう女はどこにでもいる、しばらく俺の秘書で我慢しろ」
頭をポンポンと叩かれ。
「私は大丈夫だから」
「お前はいつも『大丈夫』って言うけど全然大丈夫だった試しがない、信用できない」

「綺麗ね」
「そうだな、俺はお前の方がずっと綺麗だって思ってるけど?」
夜景を見ながら真っ赤なバラの花びらを浮かべたバスタブに入って二人は抱き合っていた。もうこの部屋に入って何度か愛し合い陽は落ち夜になっていた。
「健斗」
「ん?」
「私のこと愛してる?」
「今更聞くか?」
「私を憎んでるんでしょ?」
健斗は里緒を抱き寄せ。
「憎んでる相手にこんな金のかかるホテル連れてきて、こんなに何度も抱き合ったりするか?普通はしないだろ」
里緒は健斗の胸にすり寄って甘えた。
「今日ね、健斗のお義母さんが来たの」
健斗は口に含んだシャンパンを思わず吹き出した。
「うわ汚い」
「なんだよ俺の口に含んだ酒が汚いだと・・で?お袋なんだって?」
「いろいろ聞いた、私がいなくなったとき健斗が大変なことになってたって」
「けっこう酷かったかもな・・」
「お義母も最初は私を憎んでたって、でも婚約の挨拶に行った時、私が連絡を絶った理由を初めて知って、謝りたいって謝罪してくれた。私こそ謝らなければいけないのに・・それから健斗は私が初恋の相手で、今でも私を愛してるから信じてやってくれないかって」
「それで里緒は信じてくれる気になったの?」
「私が初恋って、だって学年も違うし、私健斗とは一度も話したことないんだよ、それはちょっと信じられなかった」
「高1の時の球技大会、女子更衣室、なんか思い出さないか?」
「球技大会・・更衣室?・・ん~、なにも出てこない」
健斗は立ち上がるとシャワーを浴び始めた。
「全く?」
「うん、全く!」
里緒の手を取り二人で体を流しバスローブを着てソファーに座ると、里緒を足の間に座らせて両足を自分の太腿に乗せて弄りやすい体勢にする。
「俺さ~逃げてたんだよ女どもから」
胸を弄りながら蜜口に指を入れる。
「んんーーあん、」
「集団になった時の女ってマジで怖いんだぜ、俺このままじゃヤられるんじゃないかって思って必死に逃げてた」「ん~そなの?」
「 その時外に出ようと校舎ん中、走ってたんだけど、突き当たって逃げ場がなくって・・とっさに逃げ込んだ場所が『女子の更衣室』これは飛び込んでから気がついたんだけど、知ってたら入ってなかった。もしそこに女の集団がいたら今頃俺・・」
健斗は楽しむように里緒の身体を弄り回し、話を続ける。すでに水音が響きわたっていた。
「すごい音もうグチョグチョだな、ここ気にいた?」
「ああ~うん、そこも良い」
里緒はすでに腰が揺れて、蜜も尻まで濡れるほど溢れ、甘い匂いで健斗を誘っている。
「イきたいか?」
「健斗の好きなようにして」
「ん、可愛い。じゃあ散々焦らしてから可愛がりたい、そのほうが里緒すごくイヤらしくなるから」
「あん!あん!ああ」
健斗は話を再開する。
「更衣室に入ると里緒がいた。それが初対面!ちょうど着替えの最中で下着姿で突然入ってきた俺をビックリしたように見てた。ここで大声を出されたら俺完全にアウトだってビビってたよ」
「里緒は俺を見ても悲鳴もあげなかった。そのとき他の女と違うと思った俺はお前に、助けてくれって頼んでた」
『ああ~いい、そこクチュクチュして~んん~はぁ、気持ちい・・』
「こうか?気持ちいいの?締め付けてる」
『んん~もっと激しいのが欲しい、粒触ってくれないの?イキたい・・』
「まだだよ我慢して、焦らしたいんだよ今日は」
里緒は話を聞いているようだが、感じることに忙しくあれこれ注文をつけてくる。
健斗はそれを聞いてやりながら話を続ける。
「そのときと外から大勢が走ってくる足音が近づいてきて、俺はもう捕まるって半分観念したんだ。そしたらお前俺にこっち来いって、上下2段のロッカーが並ぶその場所で、どうやって俺をかくまうのかと思ったら。
下段のロッカーの中に俺を押し込む、当然体がはみ出すが。それを自分の腰で押して落ちないようにを支えてくれた。ロッカーの扉に体半分だけ出して下着姿で着替えの最中。まさか人が隠れてるなんて思わないからって。そのとき女どもがなだれ込んできて・・俺は恐怖で凍りついてた」
『健斗~二本にして~もっと早く動いて』
「あ?わかったほら」
『ああ、はあ、いい、掻き混ぜて、音いっぱい出るくらいグジグジってしてぇ~んん~』
「してる、煩いくらいグチョグチョさせてるじゃん。音も声もデカイよ淫乱姫」

「足踏ん張って俺の体支えて、バレたらお前だってどんな目に合うか、でもこいつスゲーなって思った。よく見るとスタイルはいいし長い髪も綺麗で、汗かいててもいい匂いするし、何より色が白くて顔が小さくてスゲー可愛くって、お前に寄りかかって興奮してた。あ~今でも思い出しても勃起する~」
里緒は昔の自分に興奮する健斗に嫉妬し、股間をギュッと握る。
「イテ~な~今はお前が一番なの知ってるだろ?こんなに淫らな女見るたびに立って仕方がない」
「はあ、ああ、あん!・・なんとなく思い出した。私その後窓から逃がしてあげた」
「そう!その逃がしてやったのが俺だよ里緒~やっと思い出してくれた。今、指よりもっといいもの咥えさせてやるから待ってろ」
健斗は焦らすつもりが思い出してくれたことが嬉しく、簡単に熱杭を里緒に与えてしまう。
ソファーから床に降りると、里緒を座面にうつ伏せて腰を持ち上げ、熱杭を突き立てた。
「あう!はあ、奥に、当たって、いい」
健斗はパンパンと腰を振って奥を突きながら、話を続ける。
「王子が来たかって聞かれたお前は『隣りの部屋からドアを開ける音と窓が開く音が聞こえた』って、シレッとして答えたんだ。その度胸にも関心した。その途端一斉に女どもが移動し隣りの部屋で捜査してるのが聞こえてきた。俺を支えていた体は重みで限界で震えて。やっとロッカーから出たけど、俺の目の前で着替えながら『隣にまだいるからここで少し待って』って。身体をくっつけた状態でしばらく一緒にいてくれて、誰もいなくなったこと確認すると、窓の外見て人いなからここから逃げろって、自分はこれから体育館でバレーの助っ人だから行かないといけないから、もう捕まらないように逃げ切ってくれって・・」
健斗は腰を緩慢に打ちつけながら思い出に浸っていた。ふっと里緒の背中を見て。
「あの時、俺を支えてくれた女の背中、その背中が今ここにあるって、興奮して出ちゃいそうだ・・く!痛てえ~そんなキツく締めないで」
里緒はギュウ~っと根元から思い切り健斗を締め付け、昔の自分に興奮するなと無言で訴える。
「お前の下の口は正直で好きだ」
耳元で囁くと乳房の二つの粒を片手で捉えクリクリ捏ねまわし下の粒にも指を這わせてやる。
「ほら、これが欲しかった刺激だ」
「ああ、あん、ううん、あ、あ、あ、あ、あーーー」
「ぐちょぐちょにされたいんだよな?今そうだぞ、声もいい声だ、もうそろそろイキそうだな我慢してみるか?何度も寸止めしてから放置して、突っ込んだらお前失神して善がるだろうな~どうする?」
クチュクチュ粒を捏ねまわし絶頂が近づいた里緒に寸止めを強要してきた。
(嫌よ、イきたいのに、そんなことさせない)
里緒は声を抑えて我慢した。
「健斗、もっと、奥まで激しく~」
「まだ足りなかったか?」健斗はもっと強い刺激を里緒に送り込む。パんパンパンパンと物凄い速で動き出した。
(あああーーーもう来るーーイクーーイクああーーーー)
「んんイクーー」
「え?」
里緒はすでに達していた。
「お前俺を騙したな」
そう言うと粒をつまみ、グリグリ捻り出した。
「うあーーーいやああーーやめ、そこ、ダメ」
腰の動きを再開し戦慄いている中をかき回しながら容赦無く攻める。
足を持ち上げ繋がったまま健斗を跨がせると抱えて立ったまま揺さぶり始めた。
全体重がかかり、より奥を強く刺激する、健斗は歩きながらズンズンと奥ばかりを甚振る。
堪りかねた里緒は強烈な刺激に泣にながらしがみついて耐えている。
「ケン、今は、ああーーさっきイったから」
「勝手にイったのはお前だろうが」
「あああーーー奥が奥ーーーすごい、んんーー」
(中でくるか?)
「いやぁあぁぁぁーーーーーーー」
頭をそらし強烈な刺激の絶頂に飲み込まれる。
「本当に早くイクようになったな里緒、いい子だ」
「まだ欲しいか?」
「あああーーもっと・・」
健斗はニヤリと口の端をあげた。
「ベッドへ行こう、お前が良いように何度でもしてやるから、俺が本気で愛してるってわかるまでイカせまくってやるよ」
健斗は里緒の頭にキスを落とすと、揺さぶりながらベッドへ寝かせ襲いかかった。
「ああ、ああんーーー」
「はん、あ、あ、ああ、あん!」
里緒の嬌声は一晩中部屋に響き、寝ることも気絶することも許してもらえないほど健斗に愛を注がれた。
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