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ナルシストと俺
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「クソデカイ家だな」
「甘風の家ってお金持ちっていう噂は聞いたことあったけど…、本当っぽいな」
デデーンとたたずむ大きな家に一瞬たじろぐ。
が、ここまで来たなら目的を実行するまでだ。
連れて来させ…いや、ついてきた友人と目配せしてインターホンを鳴らす。
ピンポーン。
「あ、はーい」
そんな声と共にすぐに扉が開いた。
「あ…、ええっと、どちら様??」
出てきたのは一瞬どきっとするぐらいの美人な女の子。
多分まだ学生ぐらいだと思う。
甘風の妹か?
すごい美形。
まぁ甘風、見た目だけは学校一かっこいいもんな、見た目だけは!!
「甘風さんのご自宅で間違いないでしょうか?僕たちは甘風さんとお話しをさせて頂きたくまいった次第でございます」
美人な女の子を見た途端、キリッと顔を向けて勢いよく話し出す友人に正直引いた。
魂胆が見え見えなんだよ!
「あ、お兄ちゃんのお友達なんですねこんにちは、甘風馨の妹、香です!お兄ちゃん今日全然部屋から出て来ないから心配だったんだけどお友達が来たなら安心しました!あ、どうぞ入ってください」
「香ちゃんっていうんだ!可愛い名前だね~」
「あ、どうも、お邪魔します」
デレデレする友人の後に続いて俺も家に入った。
外装から分かってはいたがやはり広い家だった。
二人して大人しく甘風妹の後をついていく。
「ここです、ここが兄の部屋です!あ、あの、申し訳ないんですけど私今から習い事に行かなくちゃいけなくて…」
「あ、そうだったの!全然気にしないで行ってきてね」
だからいちいちカッコつけるな!
お前キャラじゃないだろうが!!
「お飲み物も出せずに申し訳ないです…、それでは」
たったったっと騒がしく足音を立てて甘風妹は去っていった。
兄とは違い、なんとまぁ常識的で礼儀正しい子なんだ!
「はー、可愛かったなぁ」
「気色悪い男だな」
「お前は無口すぎるんだよ!で、どうするんだ?」
「そんなの考えてないに決まってるだろ…、とりあえず、ノックしてみよう」
とんとんとん。
部屋の扉を叩いてみる。
「…………返事ないけど」
「しょうがない…、甘風、入るぞ」
少し大きめの声でそう言って静かに扉を開けた。
そっと覗いてみるけど明かりが消えていてよく見えない。
「甘風、俺小宮!電気つけても大丈夫…か?」
え?
パッと明るくなった部屋を見渡して、もう一度見渡して。
部屋のベッドの隅に座っている人物に目をやった。
「あ、甘風?」
「甘風の家ってお金持ちっていう噂は聞いたことあったけど…、本当っぽいな」
デデーンとたたずむ大きな家に一瞬たじろぐ。
が、ここまで来たなら目的を実行するまでだ。
連れて来させ…いや、ついてきた友人と目配せしてインターホンを鳴らす。
ピンポーン。
「あ、はーい」
そんな声と共にすぐに扉が開いた。
「あ…、ええっと、どちら様??」
出てきたのは一瞬どきっとするぐらいの美人な女の子。
多分まだ学生ぐらいだと思う。
甘風の妹か?
すごい美形。
まぁ甘風、見た目だけは学校一かっこいいもんな、見た目だけは!!
「甘風さんのご自宅で間違いないでしょうか?僕たちは甘風さんとお話しをさせて頂きたくまいった次第でございます」
美人な女の子を見た途端、キリッと顔を向けて勢いよく話し出す友人に正直引いた。
魂胆が見え見えなんだよ!
「あ、お兄ちゃんのお友達なんですねこんにちは、甘風馨の妹、香です!お兄ちゃん今日全然部屋から出て来ないから心配だったんだけどお友達が来たなら安心しました!あ、どうぞ入ってください」
「香ちゃんっていうんだ!可愛い名前だね~」
「あ、どうも、お邪魔します」
デレデレする友人の後に続いて俺も家に入った。
外装から分かってはいたがやはり広い家だった。
二人して大人しく甘風妹の後をついていく。
「ここです、ここが兄の部屋です!あ、あの、申し訳ないんですけど私今から習い事に行かなくちゃいけなくて…」
「あ、そうだったの!全然気にしないで行ってきてね」
だからいちいちカッコつけるな!
お前キャラじゃないだろうが!!
「お飲み物も出せずに申し訳ないです…、それでは」
たったったっと騒がしく足音を立てて甘風妹は去っていった。
兄とは違い、なんとまぁ常識的で礼儀正しい子なんだ!
「はー、可愛かったなぁ」
「気色悪い男だな」
「お前は無口すぎるんだよ!で、どうするんだ?」
「そんなの考えてないに決まってるだろ…、とりあえず、ノックしてみよう」
とんとんとん。
部屋の扉を叩いてみる。
「…………返事ないけど」
「しょうがない…、甘風、入るぞ」
少し大きめの声でそう言って静かに扉を開けた。
そっと覗いてみるけど明かりが消えていてよく見えない。
「甘風、俺小宮!電気つけても大丈夫…か?」
え?
パッと明るくなった部屋を見渡して、もう一度見渡して。
部屋のベッドの隅に座っている人物に目をやった。
「あ、甘風?」
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