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ナルシストと俺
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ジロジロと視線が刺さる。
本当に勘弁して欲しい。
どうしてこうなったんだ…?
「よっ、素敵な彼ピッピがいる小宮君」
「てめぇ鼻へし折るぞ」
ぽんっと肩に手を置き、朝の挨拶をしてくる友人に殺気が湧く。
「ははは、元気出せって」
「出るわけないだろうが!!俺の人生終わりだよ終わり!!」
「す、素敵な彼ピッピ、ぷっ、いるんだろう、あっはっはっはっ!」
「絶対馬鹿にしてんじゃねぇーか!」
口に手を当てて小馬鹿にして笑ってくる友人に蹴りを入れる。
酷い、酷すぎる。
誰が思うだろうか?
『あの甘風馨、写真部のK.R君に彼ピッピがいると宣言され、盛大にふられる。』
今すぐにでも引きちぎりたい見出しの新聞が校内掲示板や廊下のあちこちに張り出されてしまった。
信じられるか?
昨日のあの現場を新聞の奴らがずっと見ていていたらしい。
偶然なわけがない、多分日頃からネタにできそうな甘風馨をつけていたんだ。
あいつら翌日には記事にしやがって。
おかげでここ一週間ずっと注目の的。
まじ許さん。
写真部のK .Rとかすぐに特定されんだろうが!!!
それに。
「あ、聞いたか?甘風今日も学校休んでるんだってよ」
その言葉にチクッとした。
俺がもっとオベラードに包んで断るべきだったかもしれない。
そうしたらこんなふうに面白おかしく書かれることもなかったかもしれない。
俺だってさすがにこんなことされた甘風にそこそこの情が湧く。
甘風を馬鹿にする声や笑う声を聞くたびに自分が責められているように感じる。
どうして俺がこんな思いしなきゃならないんだよ…。
でも。
甘風は学校休むくらい気が弱ってるんだよな…あの甘風が。
「………こんなこと晒されてあの甘風だってそりゃ傷つくだろ、ほら行くぞ」
甘風のことは嫌い…とまではいかないけど正直苦手だ。
話噛み合わないし、自分勝手だし。
絶対に付き合うとか考えられない部類の人間だけどさ。
人の行動を勝手に晒して笑いものにするのはもっと嫌いだ。
「え、今日遊びに行く約束してたっけ?」
「ちげーよ、とにかくついて来い」
ぐいっと友人の襟を掴む。
「えぇ、放課後は一人カラオケ行く予定だったのにぃ」
「とにかくついてこい!」
こうなれば突撃だ。
本当に勘弁して欲しい。
どうしてこうなったんだ…?
「よっ、素敵な彼ピッピがいる小宮君」
「てめぇ鼻へし折るぞ」
ぽんっと肩に手を置き、朝の挨拶をしてくる友人に殺気が湧く。
「ははは、元気出せって」
「出るわけないだろうが!!俺の人生終わりだよ終わり!!」
「す、素敵な彼ピッピ、ぷっ、いるんだろう、あっはっはっはっ!」
「絶対馬鹿にしてんじゃねぇーか!」
口に手を当てて小馬鹿にして笑ってくる友人に蹴りを入れる。
酷い、酷すぎる。
誰が思うだろうか?
『あの甘風馨、写真部のK.R君に彼ピッピがいると宣言され、盛大にふられる。』
今すぐにでも引きちぎりたい見出しの新聞が校内掲示板や廊下のあちこちに張り出されてしまった。
信じられるか?
昨日のあの現場を新聞の奴らがずっと見ていていたらしい。
偶然なわけがない、多分日頃からネタにできそうな甘風馨をつけていたんだ。
あいつら翌日には記事にしやがって。
おかげでここ一週間ずっと注目の的。
まじ許さん。
写真部のK .Rとかすぐに特定されんだろうが!!!
それに。
「あ、聞いたか?甘風今日も学校休んでるんだってよ」
その言葉にチクッとした。
俺がもっとオベラードに包んで断るべきだったかもしれない。
そうしたらこんなふうに面白おかしく書かれることもなかったかもしれない。
俺だってさすがにこんなことされた甘風にそこそこの情が湧く。
甘風を馬鹿にする声や笑う声を聞くたびに自分が責められているように感じる。
どうして俺がこんな思いしなきゃならないんだよ…。
でも。
甘風は学校休むくらい気が弱ってるんだよな…あの甘風が。
「………こんなこと晒されてあの甘風だってそりゃ傷つくだろ、ほら行くぞ」
甘風のことは嫌い…とまではいかないけど正直苦手だ。
話噛み合わないし、自分勝手だし。
絶対に付き合うとか考えられない部類の人間だけどさ。
人の行動を勝手に晒して笑いものにするのはもっと嫌いだ。
「え、今日遊びに行く約束してたっけ?」
「ちげーよ、とにかくついて来い」
ぐいっと友人の襟を掴む。
「えぇ、放課後は一人カラオケ行く予定だったのにぃ」
「とにかくついてこい!」
こうなれば突撃だ。
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