453 / 472
第三百八十八話 一日一条、五日で五条
しおりを挟む
「バッチコーイ!」
とある体育の時間、ノエルはゴールの前で手を広げる。
今日のノエルはゴールキーパー。相手は6年生のチゴ先輩。サッカークラブに所属している、「将来ゆーぼー」な選手なんだって。長い髪が特徴でカッコいいから女の子に人気があるんだって。
チゴ先輩が長い髪をかき上げると、周りの子たちから歓声が上がる。
「さあ!君の実力を見せてくれ!」
「うん!全力で頑張るね!」
いきなり、PKで対決しようって言われた時はビックリしたけど、面白そうだから乗っちゃった。やっぱり、誰かとの対決ってワクワクドキドキで楽しい!
「いつでも良いよ!」
ノエルは左右のどっちに動けるように構える。
チゴ先輩の足はかなり鍛えられている。蹴る力も強いだろうから、ボールの速度もかなり早いはず。それに足に意識が向きがちだけど、体幹もかなり鍛えられているみたいだ。
チゴ先輩の体捌きはかなり滑らかで力強い。それを支えているのは鍛え上げられた体幹なんだろう。
あの体格、筋肉、動きからしてチゴ先輩のシュートは……
(ピーッ!)
ノエルが考えているとナマク先生の笛の音が鳴り響いた。
「行くぞ!」
チゴ先輩がシュートの体勢に入る。あの体勢は右に蹴ろうとしているやつ。だったら……
考えが纏まったノエルは右に体を傾ける。
「甘いな!」
瞬間、チゴ先輩は動きを変えて左にボールを蹴った。
高度なフェイント、普通だったら引っかかってボールトは逆に跳んじゃうと思う。けど、
「読んでたよ!」
ノエルは体勢を変えて左に思いっきり跳ぶ。
ボールはゴールの角ギリギリに飛んできたが、なんとかノエルはキャッチできた。
お腹から着地したノエルは、立ち上がってボールを掲げる。
『おおおおお!』
周りの皆からの歓声を受けていると、チゴ先輩がやってきた。
「驚いたな。まさか、君みたいな年下の女の子にシュートが止められるとは」
「ギリギリだったけどね。フェイントも凄かったし」
「フェイントも反応されてしまっては意味がないだろう」
「反応したっていうよりも読んでたんだけどね」
「読んでいた?」
チゴ先輩の言葉にノエルは頷く。
体は右に寄っていたけど、なんだか嘘っぽい感じがした。だから、フェイントするかなって思った。
「なるほど、狙いが分かりやすかったか」
「本当に微妙な違いだったから自信は無かったけどね」
「俺もまだまだだな」
チゴ先輩が髪をかき上げて、手を差し出してきた。
「また戦おう」
「うん!」
チゴ先輩の手を取ってガッチリと握手をする。やっぱり誰かと競うのって楽しいや。
チゴ先輩が軽く手を振って運動場の奥に走っていった。
「ノエルちゃ~ん」
満足感に包まれていると、観戦していたコアコちゃんがやってきた。
「凄いよノエルちゃん!あのチゴ先輩に勝っちゃうなんて!」
「偶々だよ?」
「偶々で勝てる人じゃないよ!」
「そうかな?」
読みに負けてたら普通に止められたなかったし、偶々な部分が大きいと思う。次やったら勝てるか分かんないし。
「チゴ先輩はプロも注目する人なんだよ!そんな人のシュートを止めるなんて凄いよ!」
「えへへ、そうかな?」
「あんまり褒めなくても良いわよ。ほめ過ぎると調子に乗るんだから」
コアコちゃんの言葉に照れていると、サルミちゃんの辛辣な言葉が突き刺さる。振り返ると、いつものように仏頂面のサルミちゃんがいた。
「むう、勝ったんだから良いじゃん」
「それにしても、なんでチゴ先輩と戦うことになっているのよ」
「放課後にサッカークラブで遊んでたら、チゴ先輩にPKしようって誘われてさ。その時は時間が無かったから出来なかったから、体育の時間にPKすることになったの」
「あんた、本当に色んな所に行ってるのね」
「どこも面白そうなんだもん」
オカルト研究クラブも面白いけど、どこのクラブも楽しそうだから何回かお邪魔している。前には応援団とかもやってたっけ。
「今日が6年生との合同授業で良かった」
「ノエルちゃんってサッカー得意なんだね」
「あんまりやったこと無いけどね」
「やったこと無いのに、チゴ先輩に勝てるってどうなっているのよ」
「ホウリお兄ちゃんの特訓のお陰かな」
跳んだり跳ねたり蹴ったりは普段の特訓でやっていることだ。ボールを蹴ったりするのも、それの応用でなんとかなる。というか、どんな事にも応用できるような特訓になってるっぽいかな。
「ホウリさんの特訓ねぇ?どんなことしているの?」
「企業秘密」
「企業じゃないでしょ」
「まあまあ、聞かれたら嫌なことなんて誰にでもあるよ」
「……そうね、これ以上は聞かないであげるわ」
「そうしてくれると嬉しいかな」
ホウリお兄ちゃんから特訓の事は極力口外しないように言われている。だから、あんまり聞かれると困っちゃう。
「そうだ。ノエルちゃんにサッカーを教えて貰えれば私達も上手くなるんじゃない?」
「ノエルに勉強以外のことを教えてもらったことは無かったわね。頼めるかしら?」
「うん、良いよ」
ノエルは近くにあったサッカーボールを手に取る。
「それじゃ、シュートの仕方を教えるね」
「必ず決まる必殺シュートを教えなさい」
「必殺シュート?」
だったらアレが良いかな。
ノエルは足を地面に強く擦りつける。そして、靴が高温になり徐々に焦げ臭い匂いがして来る。
そして、靴に火がついて勢いよく燃え上がる。ノエルはサッカーボールを空に放り投げて、思いっきり跳んだ。
「フレイムシュート!」
オーバーヘッドキックの要領で燃えている足で、ボールを勢いよく蹴る。ボールは引火して、燃えつつゴールに勢いよく飛んでいった。
ノエルは着地して2人に向かってサムズアップする。
「それじゃ、やってみようか」
「出来る訳ないでしょうが!」
「あ、ごめん、やり方を教えるね。まずは足を地面に擦りつけて……」
「やり方を教わっても出来る気がしないかな」
「どうすれば靴に着火出来るのよ」
コアコちゃんが苦笑いして、サルミちゃんが頭を押さえる。
「でもさ、必殺シュートって言ったらこれくらいしかないよ?」
「文字通り必ず殺すシュートにしてどうるすのよ。必ず決まるシュートくらいに思ってたわよ」
「ボールを燃やせば止められることはないよ?」
「考えが物騒なのよ。もっと私達でも出来るシュートを教えなさい」
うーん、フレイムシュートがダメとなると、普通にシュートが良いかな。
「じゃあ、オーバーヘッドキックを」
「初心者にオーバーヘッドキックなんて出来るわけ無いでしょ。私たちはあんなみたいなフィジカルお化けじゃないのよ」
「そっか。じゃあ、普通にシュートの方法を───」
2人にシュートの方法を教えようとしたら、突然肩を叩かれた。
振り返ってみると、そこには焦げたサッカーボールを持ったナマク先生が立っていた。
「ノエルさん?」
「あの……えっと……」
ナマク先生が冷たい視線でノエルを見つめている。これ覚えがある。前にフロランちゃんと戦って剣を折った時と同じ目だ。
「なぜサッカーボールが燃えているのですか?」
「あの……必殺シュートを教えようと思って……」
「シュートでなんでボールが燃えるのですか?」
「その……えっと……」
この後、ノエルはナマク先生にこってりと怒られたのだった
とある体育の時間、ノエルはゴールの前で手を広げる。
今日のノエルはゴールキーパー。相手は6年生のチゴ先輩。サッカークラブに所属している、「将来ゆーぼー」な選手なんだって。長い髪が特徴でカッコいいから女の子に人気があるんだって。
チゴ先輩が長い髪をかき上げると、周りの子たちから歓声が上がる。
「さあ!君の実力を見せてくれ!」
「うん!全力で頑張るね!」
いきなり、PKで対決しようって言われた時はビックリしたけど、面白そうだから乗っちゃった。やっぱり、誰かとの対決ってワクワクドキドキで楽しい!
「いつでも良いよ!」
ノエルは左右のどっちに動けるように構える。
チゴ先輩の足はかなり鍛えられている。蹴る力も強いだろうから、ボールの速度もかなり早いはず。それに足に意識が向きがちだけど、体幹もかなり鍛えられているみたいだ。
チゴ先輩の体捌きはかなり滑らかで力強い。それを支えているのは鍛え上げられた体幹なんだろう。
あの体格、筋肉、動きからしてチゴ先輩のシュートは……
(ピーッ!)
ノエルが考えているとナマク先生の笛の音が鳴り響いた。
「行くぞ!」
チゴ先輩がシュートの体勢に入る。あの体勢は右に蹴ろうとしているやつ。だったら……
考えが纏まったノエルは右に体を傾ける。
「甘いな!」
瞬間、チゴ先輩は動きを変えて左にボールを蹴った。
高度なフェイント、普通だったら引っかかってボールトは逆に跳んじゃうと思う。けど、
「読んでたよ!」
ノエルは体勢を変えて左に思いっきり跳ぶ。
ボールはゴールの角ギリギリに飛んできたが、なんとかノエルはキャッチできた。
お腹から着地したノエルは、立ち上がってボールを掲げる。
『おおおおお!』
周りの皆からの歓声を受けていると、チゴ先輩がやってきた。
「驚いたな。まさか、君みたいな年下の女の子にシュートが止められるとは」
「ギリギリだったけどね。フェイントも凄かったし」
「フェイントも反応されてしまっては意味がないだろう」
「反応したっていうよりも読んでたんだけどね」
「読んでいた?」
チゴ先輩の言葉にノエルは頷く。
体は右に寄っていたけど、なんだか嘘っぽい感じがした。だから、フェイントするかなって思った。
「なるほど、狙いが分かりやすかったか」
「本当に微妙な違いだったから自信は無かったけどね」
「俺もまだまだだな」
チゴ先輩が髪をかき上げて、手を差し出してきた。
「また戦おう」
「うん!」
チゴ先輩の手を取ってガッチリと握手をする。やっぱり誰かと競うのって楽しいや。
チゴ先輩が軽く手を振って運動場の奥に走っていった。
「ノエルちゃ~ん」
満足感に包まれていると、観戦していたコアコちゃんがやってきた。
「凄いよノエルちゃん!あのチゴ先輩に勝っちゃうなんて!」
「偶々だよ?」
「偶々で勝てる人じゃないよ!」
「そうかな?」
読みに負けてたら普通に止められたなかったし、偶々な部分が大きいと思う。次やったら勝てるか分かんないし。
「チゴ先輩はプロも注目する人なんだよ!そんな人のシュートを止めるなんて凄いよ!」
「えへへ、そうかな?」
「あんまり褒めなくても良いわよ。ほめ過ぎると調子に乗るんだから」
コアコちゃんの言葉に照れていると、サルミちゃんの辛辣な言葉が突き刺さる。振り返ると、いつものように仏頂面のサルミちゃんがいた。
「むう、勝ったんだから良いじゃん」
「それにしても、なんでチゴ先輩と戦うことになっているのよ」
「放課後にサッカークラブで遊んでたら、チゴ先輩にPKしようって誘われてさ。その時は時間が無かったから出来なかったから、体育の時間にPKすることになったの」
「あんた、本当に色んな所に行ってるのね」
「どこも面白そうなんだもん」
オカルト研究クラブも面白いけど、どこのクラブも楽しそうだから何回かお邪魔している。前には応援団とかもやってたっけ。
「今日が6年生との合同授業で良かった」
「ノエルちゃんってサッカー得意なんだね」
「あんまりやったこと無いけどね」
「やったこと無いのに、チゴ先輩に勝てるってどうなっているのよ」
「ホウリお兄ちゃんの特訓のお陰かな」
跳んだり跳ねたり蹴ったりは普段の特訓でやっていることだ。ボールを蹴ったりするのも、それの応用でなんとかなる。というか、どんな事にも応用できるような特訓になってるっぽいかな。
「ホウリさんの特訓ねぇ?どんなことしているの?」
「企業秘密」
「企業じゃないでしょ」
「まあまあ、聞かれたら嫌なことなんて誰にでもあるよ」
「……そうね、これ以上は聞かないであげるわ」
「そうしてくれると嬉しいかな」
ホウリお兄ちゃんから特訓の事は極力口外しないように言われている。だから、あんまり聞かれると困っちゃう。
「そうだ。ノエルちゃんにサッカーを教えて貰えれば私達も上手くなるんじゃない?」
「ノエルに勉強以外のことを教えてもらったことは無かったわね。頼めるかしら?」
「うん、良いよ」
ノエルは近くにあったサッカーボールを手に取る。
「それじゃ、シュートの仕方を教えるね」
「必ず決まる必殺シュートを教えなさい」
「必殺シュート?」
だったらアレが良いかな。
ノエルは足を地面に強く擦りつける。そして、靴が高温になり徐々に焦げ臭い匂いがして来る。
そして、靴に火がついて勢いよく燃え上がる。ノエルはサッカーボールを空に放り投げて、思いっきり跳んだ。
「フレイムシュート!」
オーバーヘッドキックの要領で燃えている足で、ボールを勢いよく蹴る。ボールは引火して、燃えつつゴールに勢いよく飛んでいった。
ノエルは着地して2人に向かってサムズアップする。
「それじゃ、やってみようか」
「出来る訳ないでしょうが!」
「あ、ごめん、やり方を教えるね。まずは足を地面に擦りつけて……」
「やり方を教わっても出来る気がしないかな」
「どうすれば靴に着火出来るのよ」
コアコちゃんが苦笑いして、サルミちゃんが頭を押さえる。
「でもさ、必殺シュートって言ったらこれくらいしかないよ?」
「文字通り必ず殺すシュートにしてどうるすのよ。必ず決まるシュートくらいに思ってたわよ」
「ボールを燃やせば止められることはないよ?」
「考えが物騒なのよ。もっと私達でも出来るシュートを教えなさい」
うーん、フレイムシュートがダメとなると、普通にシュートが良いかな。
「じゃあ、オーバーヘッドキックを」
「初心者にオーバーヘッドキックなんて出来るわけ無いでしょ。私たちはあんなみたいなフィジカルお化けじゃないのよ」
「そっか。じゃあ、普通にシュートの方法を───」
2人にシュートの方法を教えようとしたら、突然肩を叩かれた。
振り返ってみると、そこには焦げたサッカーボールを持ったナマク先生が立っていた。
「ノエルさん?」
「あの……えっと……」
ナマク先生が冷たい視線でノエルを見つめている。これ覚えがある。前にフロランちゃんと戦って剣を折った時と同じ目だ。
「なぜサッカーボールが燃えているのですか?」
「あの……必殺シュートを教えようと思って……」
「シュートでなんでボールが燃えるのですか?」
「その……えっと……」
この後、ノエルはナマク先生にこってりと怒られたのだった
0
あなたにおすすめの小説
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
~クラス召喚~ 経験豊富な俺は1人で歩みます
無味無臭
ファンタジー
久しぶりに異世界転生を体験した。だけど周りはビギナーばかり。これでは俺が巻き込まれて死んでしまう。自称プロフェッショナルな俺はそれがイヤで他の奴と離れて生活を送る事にした。天使には魔王を討伐しろ言われたけど、それは面倒なので止めておきます。私はゆっくりのんびり異世界生活を送りたいのです。たまには自分の好きな人生をお願いします。
神樹の里で暮らす創造魔法使い ~幻獣たちとののんびりライフ~
あきさけ
ファンタジー
貧乏な田舎村を追い出された少年〝シント〟は森の中をあてどなくさまよい一本の新木を発見する。
それは本当に小さな新木だったがかすかな光を帯びた不思議な木。
彼が不思議そうに新木を見つめているとそこから『私に魔法をかけてほしい』という声が聞こえた。
シントが唯一使えたのは〝創造魔法〟といういままでまともに使えた試しのないもの。
それでも森の中でこのまま死ぬよりはまだいいだろうと考え魔法をかける。
すると新木は一気に生長し、天をつくほどの巨木にまで変化しそこから新木に宿っていたという聖霊まで姿を現した。
〝この地はあなたが創造した聖地。あなたがこの地を去らない限りこの地を必要とするもの以外は誰も踏み入れませんよ〟
そんな言葉から始まるシントののんびりとした生活。
同じように行き場を失った少女や幻獣や精霊、妖精たちなど様々な面々が集まり織りなすスローライフの幕開けです。
※この小説はカクヨム様でも連載しています。アルファポリス様とカクヨム様以外の場所では公開しておりません。
僕だけ入れちゃうステータス欄 ~追放された凄腕バッファーは、たまたま出会った新人冒険者たちと真の最強パーティーを作り上げる~
めでめで汰
ファンタジー
バッファーの少年カイトのバフスキルは「ステータス欄の中に入って直接数字を動かす」というもの。
しかし、その能力を信じなかった仲間からカイトは追放され迷宮に置き去りにされる。
そこで出会ったLUK(幸運)値の高い少女ハルと共にカイトは無事迷宮から生還。
その後、カイトはハルの両親を探すため地下迷宮の奥へと挑むことを決意する。
(スライム、もふもふ出てきます。女の子に囲まれるけどメインヒロインは一人です。「ざまぁ」もしっかりあります)
社畜のおじさん過労で死に、異世界でダンジョンマスターと なり自由に行動し、それを脅かす人間には容赦しません。
本条蒼依
ファンタジー
山本優(やまもとまさる)45歳はブラック企業に勤め、
残業、休日出勤は当たり前で、連続出勤30日目にして
遂に過労死をしてしまい、女神に異世界転移をはたす。
そして、あまりな強大な力を得て、貴族達にその身柄を
拘束させられ、地球のように束縛をされそうになり、
町から逃げ出すところから始まる。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
不死身のボッカ
暁丸
ファンタジー
逓信(ていしん)ギルドに所属する甲殻人ボッカ。歩荷(ぼっか=運搬人)だからボッカと素性を隠す特急便の運搬人。
小柄な身体に見合わぬ怪力、疾風のスピードと疲れ知らずのスタミナで、野を越え山越え荷物を運ぶ。
逓信ギルドの運搬人になったのは、危険な迷宮には入りたく無いから。面倒と危険を避けてすんなり仕事を終わらせたいのに、時にギルド支部長に命じられ行きたくも無い魔獣狩りの運搬人として駆り出される。
割とチートな身体能力を持ちながら、戦闘能力はからっきしで過剰な期待はされたく無い。こんな殺伐とした異世界生活なんかとっとと終わらせて眠るように死にたいと願う、そんな<不死身の歩荷>のお話。
※種族名とか用語は前作と共通にしてますが、別の世界の物語です。世界観も若干違います。
※「歩荷」とは一般的にいう「ポーター」のことですが、長距離運送も兼任しています。
※作者が設定厨なので、時々本筋に関係ない解説回が入ります。
※第16回ファンタジー小説大賞にエントリーしてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる