魔王から学ぶ魔王の倒し方

唯野bitter

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第三十二話 これまでの事 これからの事

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───裁判───
異世界にも裁判制度がある。基本的には元の世界裁判と変わらないが、刑スキルという概念があるため刑事事件の捜査などに時間がかかる。冤罪も少なからずあり、1ヶ月に1度は逆転無罪になることがある。また、嘘を見抜く『看破』というスキルがあるが、誤魔化すスキルや装置などがあるため、あくまでも判決の為の判断材料に過ぎない。─────Maoupediaより抜粋




☆   ☆   ☆   ☆





 パンとスープ、ゼリーという簡単な夕食を終え、俺はパーティーメンバーを部屋の中に集めた。ラッカには『理不尽ニャー!』という叫びと共に、部屋の外で待機してもらった。
 ノエルは眠くなってしまったようなので、ミエルのベッドで寝かせている。
 皆にはテーブルを囲むように座ってもらい、俺は話を始める。


「それじゃ、第一回パーティー会議を始める」
「あの、いくつかいいでしょうか?」


 俺が宣言すると同時に、ロワが遠慮がちに手を上げる。


「なんだ?」
「ラッカさんがいないのはなぜですか?」
「そうだな……、そこから説明しよう」


 俺はロワとミエルを真っ直ぐ見詰める。


「これから話すことはパーティーメンバー以外には一切漏らしてはいけない。それぐらい重大な秘密だ。万が一漏らした場合は……」
「も、漏らした場合は?」
「最悪、死んでもらう」


 俺の言葉に2人が一気に緊張した表情になる。ミエルが顔を強張らせながら口を開く。


「貴様は何を話す気だ?」
「それも含めて話せない。そこで、お前たちに確認する」


 俺は息を大きく深呼吸をして2人に言葉を投げる。


「この秘密と関わりたくないと思う奴はパーティーから抜けてかまわない。抜ける意志がある奴は部屋から出て行ってくれ」
「……」
「……」


 2人は数秒顔を見合わせ再び俺に視線を向ける。


「ホウリさんに付いていくと決めた時から覚悟は出来てますよ」
「私もそんな危険な秘密をロワ1人に押しつけるわけにはいかない。それに、大方お前が指名手配されているとかだろう。そんな奴を野放しに出来ないしな」


 ミエルの俺に対する評価が著しく低いな。仕方ないといえば仕方ないが。


「じゃあフラン、防音のスキルを部屋全体に掛けてくれ。外で聞き耳立てている奴もいるしな」


 扉に目を向けると外から音を殺しながら走っていく気配を感じた。案の定聞き耳立ててやがったな。
 少しため息を吐いて、改めて全員を向く。


「お前らの覚悟は分かった。いまさら後戻りを出来ると思うなよ?」
「不穏すぎるじゃろ。もう少し言葉を選べ」
「あの、もうひとつ質問良いですか?」
「なんだ?」
「なんで僕の向かいの席だけ空いているんですか?」


 ロワの言葉通り、ロワの向かいが不自然に開いている。


「ああ、今回の会議は5人でやる予定なんだ」
「む?お前は絶対漏らしてはいけない秘密を話すと言っていたな?それなのに部外者をここに呼ぶのか?」
「安心しろ、そいつは部外者どころか全ての元凶だ」
「その言葉を聞いて安心できるか。というか、そいつはどこにいるんだ?」
「フランが呼びだしているからちょっと待ってろ」
「呼びだす?」


 不思議そうな顔をする2人。そんな中、今まで黙っていたフランが話し始める。


「ホウリ、準備完了じゃ。いつでも呼び出せるぞ」
「じゃあ頼む」
「うむ、了解じゃ」


 フランがブツブツと何かを呟き、テーブルに手をかざす。すると、部屋中に巨大な魔方陣が現れ、光を放ち始めた。光は段々と強くなっていき、皆が眩しさから目を覆った。


「い、今のはなんだったのだ?」
「ま、まだ目が眩む……」


 各々が閉じていた目を開けると、いつの間にかロワの隣に見慣れないローブ姿の人物が座っていた。人間味がない、いや神々しさすら感じるそいつはニコニコとした笑顔で座っていた。
 

「まーちゃん、ホウリ君、久しぶりだね。会いたかったよー」
「俺は全く会いたくなかったけどな」
「え~?ひど~い」


 直に見るとますますムカつく奴だ。
 ロワが混乱したように言葉を絞り出す。


「ホウリさん、この方は?」
「私?私は神。気軽にみっちゃんって呼んでね」
「へ?」
「は?」


 更に混乱したように目を点にするミエルとロワ。


「俺が説明するから喋るなゴミ」
「日に日に当たりが強くなってない?」
「気のせいだゴミクズ」
「やっぱり酷くなってない!?」


 こいつに構っていたら時間が足りない。無視して話を進めるか。


「えー、まず俺の素性についてだが───」




───10分後───




「えーっと、つまりホウリさんは別の世界から来た勇者で、フランさんは魔族の王で、ノエルちゃんは神の使いであると?」
「簡単に言えばそうだ」
「……到底信じられないな」


 ミエルは険しい表情をする。
 そりゃ、いきなりこんな事言われて信じろという方が無理があるよな。

 
「んー、みえるんはどうしたら信じてくれるのかな?」
「み、みえるん?」
「勝手に変なあだ名をつけるな」
「えーいいじゃん、みえるん。ちなみに君はロワっちね」
「ロワっち?」

 
 2人の困惑が更に強くなる。この馬鹿のせいで話が進まねえ。
 俺は強引に話を元に戻す。


「信じてもらわないと話が進まない。何をしたら信じてくれるんだ?」
「そうだな、時間でも超えられたら信じてもいいぞ?」


 ミエルは馬鹿にしたように鼻で笑う。そんなミエルの様子を見て神は調子を変えずに言う。


「おっけー、じゃあ行こうか」
「へ?」


 神の軽い返事にミエルは思わず気の抜けた声を出す。


「ホウリ君から準備しろって事前に言われていたからね。干渉できないから見るだけだけど」
「え?え?」
「僕も行くんですか?」
「当たり前だ、時間ないからさっさと行って来い」
「はいはーい、行ってきまーす」


 神が無理やり2人の手をとった瞬間、3人の姿が消えた。そして、数秒後には満足した様子の神と顔が青ざめた2人が現れる。


「これで信じたか?」
「……ああ」
「……はい」


 何を見てきたかは知らないが、あからさまに顔色が悪い。


「何があったんじゃ?」
「……いえ、何もなかったですよ」
「……ああ、私たちは何も見なかった」
「本当に何があったんじゃ?」

 
 フランの言葉に曖昧に微笑む2人。神をちらりと見てみるがニコニコと笑っているだけで説明する気はないみたいだ。


「フラン、そっとしていてやろう。それよりも今はこれからの事についての話を進める」
「了解じゃ。話を続けるがよい」
「さっきも言ったが、俺たちは神の使いであるノエルを保護してる。これだけは絶対に外に漏らすな。勘付かれようものなら全員死罪だからな?」
「ノエルの事はいつまで隠すつもりだ?全員が黙っていても隠し通せるものではないぞ?」


 ミエルは心配そうに眠っているノエルを見る。俺は頷きながら話を続ける。


「そうだ、ミエルの言う通りノエルの事は早々に決着をつける必要がある。だから、当分はノエルの事に決着をつける事を目的とする」
「具体的な方法は?」


 俺は地図とカレンダーを広げて説明を続ける。


「まずはこの件の黒幕について説明する」
「前はサンドの領主が怪しいと言っておったのう。結局の所どうなんじゃ?」
「調べた結果、ドンピシャだった。黒幕はサンドの領主だ。理由は国家の乗っ取りでほぼ間違いない」
「して、どうする?領主が相手となると相当面倒になるぞ?」
「ああ、普通に告発しても揉み消されて終わりだ。だから、こちらも権力を使う」
「あ、なるほど!」


 説明の途中でロワが大声あげた。きらきらとした目で俺を見ながらまくし立てる。


「フランさんですね!フランさんなら魔族の王様ですし保護してもらえば──って何で皆さん僕を見るんですか?」
「……お前それ本気で言ってるのか?」
「ええ、何か問題が?」
「問題だらけだ」


 むしろ、何でこんな発想が出るんだよ。


「ノエルはMP無限の神の使いというのは説明したな?」
「はい」
「MPが無限にあれば国家を乗っ取ることも可能だ」
「はい」
「お前が王様ならチート級の神の使いを他国に渡すか?」
「え?特に問題ないんじゃないですか?」


 キョトンとした顔で答えるロワ。ダメだ、こいつ全く状況が分かってねぇ。


「普通はそんな危険なものを他国に渡すことは絶対ない」
「500年前の戦争中なら分かりますけど、今は仲いいですし問題ないのでは?どうなんですかフランさん?」
「……もしロワが言ったことを実行したら間違いなく人族と魔族は関係が悪化する。最悪の場合……」
「最悪の場合?」
「戦争が再開する」
「……そんな緊迫した状況なんですか」
「やっと状況が理解できたか」


 フランの説明に顔をひきつらせるロワ。


「だが、実はロワの言うことは的外れって訳じゃない」
「は?お主も血迷ったか?」
「そうじゃねぇよ、魔族の王を頼れないなら人族の王を頼るだけだ」
「人王に直談判かい?会うことすら難しいはずだよね?」
「それがそうでもない」


 神の言葉に俺はニヤリと笑いながら一枚の紙を取り出す。


「これは……、なるほどね」
「闘技大会?あ、そう言えば今年でしたね」


 闘技大会。簡単にいえば国主催が主催する一番強い奴を決める大会だ。大会に優勝すると王様が一つだけ願いを叶えてもらえるという、何とも都合のいい大会となっている。


「この大会まだやってたんだねー。てっきり無くなってるものかと思ってたよ」
「もしかして、この大会作ったのは地球人か?」
「そうだよ。初代の王様が皆の希望を聞いた結果、めちゃくちゃな大会が出来上がったって訳さ」
「ああ、なるほど」


 頑張って国を発展させようと頑張っている王様が、国民にギャーギャーと要望を言われて頭を抱えている様子が浮かぶ。まさか、顔も知らない初代王さまに同情が湧いてくるとはな。


「それで、闘技大会で優勝して領主を逮捕させる願いをするって事ですね」
「少し違う、願い事は他者の権利を侵害する事は出来ない。だから、領主を直接逮捕って訳にはいかない」
「じゃあどうするんじゃ?」
「大会で優勝し、裁判を開く」


 俺の言葉にフランが顔をひきつらせる。


「……お主、それ簡単に言っとるが途方もないことじゃぞ?」
「大会に優勝出来るかも分からない。優勝した後は裁判に勝つ必要がある」
「……かなり無茶では?」
「ああ、さっきも言ったが時間を掛ければ掛けるほどノエルの立場が危うくなる。最短で何とかするには多少の無茶は必要になってくる」



 リスクを嫌うぐらいならノエルを同行させたりしない。ノエルを救うと決めた時から覚悟なんざ決まってる。無茶、全員納得していないようだ。


「さらっと言ってますけど優勝することも相当難しいですよ?勝算はあるんですか?」
「ある」


 俺が言いきったのが意外だったのか、ロワが目を丸くする。


「本当ですか?」
「ああ、俺を信じろ」
「……そうですか」
「不安そうだな?」
「だって……」


 言いにくそうにしているロワの言葉をミエルが引き継ぐ。


「貴様、弱いだろ」
「俺なら何言ってもいいって訳じゃないぞ?傷つくときは傷つくんだからな?」
「武器は木刀でステータスも普通。他の出場者はS級冒険者並みの奴らばかりだ。貴様が勝てるとは到底思えん」


 疑念の目をしながら俺を見てくるミエルとロワ。
 確かに、そう思われても仕方がないな。


「お前らの言いたいことは分かった。だが、実力に関しては口で説明するよりも見せる方が分かりやすい。旅の中でお前らが判断してほしい」
「……とりあえずは分かった。話を続けてくれ」


 俺は頷いて話を続ける。


「次に明日からの予定について話す」
「確か昼間の奴をロワがぶっ倒すんじゃったか」
「ああ、そのためにはロワにはもっと強くなってもらう必要がある」
「また特訓でしょうか?」

 
 うんざりした様子のロワ。ユミリンピックの特訓を思い出しているのだろう。


「いや、今回は手っ取り早く強くなってもらう」
「具体的な方法はなんだ?言っておくがあいつはそこそこ強いぞ?」
「確かに今のロワでは確実に勝てる保証はない。だから、短時間で強くなってもらうためにロワには───」




───5分後───




「なるほど、理解した。お前の頭がおかしい事がな」
「さすがに僕もこれは……」
「頭がおかしいのはいつもの事じゃがな」
「やっぱりホウリ君は面白いねー」


 酷い言われようだ。確かに無茶だがこれが最善の策なんだがな。どうにか説得したいな。


「どうしてもダメか?」
「お主の策は不確定要素が多すぎるんじゃ。それに反対は3人で賛成はお主だけじゃ。諦めろ」
「……この方法じゃなければロワには厳しい特訓をしてもらうしかないなー。ロワが特訓で忙しくなると話す時間もなくなるなー」
「やっぱりこの方法しかないですね!」
「あまり時間をかけるのもよくないしな!私も賛成だ!」
「これで1対3だ」


 どや顔でフランを見ると手を上げ降参のポーズを取った。


「分かった、お主の案に乗ろう」
「よし、全会一致で決定だな」
「お主は全会一致を辞書で調べてこい」
「HAHAHA、面白い冗談だな」


 目が本気のような気がするが、気のせい気のせい。


「と、とにかく次の議題だが」
「まだあるのか……」
「次で最後だ。後少しだけ付き合ってくれ」


 そろそろ皆に疲れが見えてきた。出来ればもう少し話したい事もあったが、大事な話は済んだし後は明日に回そう。


「して、最後の議題はなんじゃ?」
「パーティーを組むに当たって、パーティー名をつけたい。案があるなら募りたい」
「はい!」
「……じゃあ、神」
「鉄○団、決して散らない鉄の華」
「最終的に全滅しそうだから却下だ」


 そんな物騒な名前つけられるか。


「はい!」
「じゃあ、フラン」
「S○S団」
「色々と危ないだろうが、却下だ却下」


 この場に神がいるだけに冗談じゃ済まねぇんだよ。


「はい!」
「じゃあ、ミエル」
「かっこいいロワと可憐なミエル率いる愛に満ちた希望への道へと続く───」
「長ぇよ!却下だ!」


 ミエルとロワ以外がそっちのけじゃねぇか。


「はい!」
「じゃあ、ロワ」
「ホウリ団」
「普通にダサい。却下だ」


 ミエルが肩を落としてるロワを慰めながら非難がましい目を向けてくる。


「文句ばかり言ってないで貴様も意見を出したらどうだ」
「お前らがボケまくるからだろうが」


 パーティー名か。実を言うと考えてないんだが、そうだな……。
 俺が考えながら窓の外を見てみると、空から5つの流れ星が落ちるのが見えた。


「『スターダスト』とかどうだ?」
「……まあまあじゃな」
「いいんじゃないですか?」
「悪くはないな」
「鉄華○がいいと思うけどなー」
「テメェは黙ってろ」


 本気で○華団を押してたのかよ。


「じゃあ続きは明日以降にする。全員早めに休んどけよ」
「うむ」
「わかりました」
「了解だ」


 目的地はギャンブルの街、『ダメル』だ。
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